姿勢の悪さが健康に影響を与える

姿勢の悪さが健康に影響を与える? 姿勢の上手な治し方

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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姿勢が悪いということは体全体に大きな影響を与えます。腰痛や膝痛などが姿勢を原因として現れている可能性もあるのです。“姿勢が悪い”と周囲からよく指摘される方は注意しましょう。悪い姿を放置することは、腰痛や膝痛などを引き起こす可能性があるのです。姿勢が悪いとよく指摘を受ける方のために、姿勢の治し方についてご紹介します。

悪い姿勢の
種類とは?

1-1.悪い姿勢の種類とは?

悪い姿勢といっても実は多くの種類があります。姿勢を治す前に自分がどのような姿勢なのかを知ることが大切です。悪い姿勢の種類についてご紹介しましょう。

猫背

猫背は悪い姿勢の代表に挙げられる姿勢です。背骨が内側にそっている姿勢で、腰痛や肩こりなどの原因になります。人間の背骨は通常S字に湾曲(わんきょく)しているのですが、猫背は通常よりも大きく湾曲している症状です。猫背は姿勢の見た目も悪く、あまり良い印象の姿勢ではありません。

胸突き出し姿勢

必要以上に胸を突き出している姿勢が“胸突き出し姿勢”です。見た目では良い姿勢に見えるのですが、腰への負担も大きく腰痛などの原因になります。胸突き出し姿勢は女性に多い姿勢で、姿勢を意識しすぎることで過剰に胸を張ってしまうことが原因です。見た目では美しく見えますが、体に不安のかかる姿勢であることを理解しましょう。

腰突き出し姿勢

“腰突き出し姿勢”は腰を前に突き出してしまう女性に多い姿勢です。腰を前に突き出していることから、太って見えてしまうという特徴があります。腰痛の原因となる姿勢で、筋力の低下が主な原因です。

ストレートネック

ストレートネックは首が垂直になってしまう姿勢です。パソコン操作やスマホ操作など、うつむき姿勢によって引き起こされます。この姿勢は近年増加しており、頭痛や首の痛みの原因になる姿勢です。

1-2.姿勢のチェック方法

悪い姿勢がどのようなものか知った後には、自分がどのような姿勢であるかを知ることが大切です。それでは、姿勢のチェック方法について詳しくご紹介しましょう。

姿勢のチェック方法

姿勢のチェック方法は“壁”さえあれば簡単に知ることができます。

  • 姿勢チェック方法1:壁の付近で普段どおりの姿勢で立つ
  • 姿勢チェック方法2:そのままの姿勢で体の一部が壁につくまで下がる
  • 姿勢チェック方法3:壁についた箇所によって姿勢を判断する

姿勢の判断

  • 正常な姿勢:背中とお尻(しり)が壁につき、腰に多少の隙間(すきま)がある
  • 猫背:背中とお尻が壁につき、腰の部分に隙間がない
  • 胸突き出し姿勢:背中とお尻が壁につき、腰に大きな隙間がある
  • 腰つき出し姿勢:背中が壁につき、お尻が壁につかない

悪い姿勢は簡単なチェック方法で知ることができます。悪い姿勢をチェックして、自分がどのタイプか知ることは姿勢を改善するための大切な準備なのです。

悪い姿勢の
影響とは?

2-1.腰痛・膝痛・肩こりは、悪い姿勢が原因?

悪い姿勢の影響は腰痛・膝痛・肩こりなどの症状になって現れます。悪い姿勢と、それぞれの症状について関連性についてご紹介しましょう。

悪い姿勢と腰痛

猫背を始めとした悪い姿勢は背骨に大きな影響を与えます。猫背などによって背骨が通常よりも大きく湾曲してしまうことは腰痛の原因なるのです。姿勢が原因で起こる腰痛の特徴は“姿勢性腰痛”と呼ばれ、慢性的な腰痛の症状が現れます。

慢性的な腰痛が治らないという場合には、悪い姿勢による“姿勢性腰痛”の可能性があるので、整体院などに相談して姿勢の改善をしましょう。

悪い姿勢と膝痛

悪い姿勢による影響は膝痛になって現れる場合があります。悪い姿勢によって体のバランスが悪くなることは、関節などの負担のかかりやすい場所に大きな影響を与えてしまうのです。膝痛などの関節痛は改善の難しい症状なのですが、姿勢を矯正することで改善の可能性があります。

悪い姿勢と肩こり

悪い姿勢によって上半身が“前かがみ”になってしまうことは肩こりの原因になります。肩こりは症状が悪化することで“頭痛”“めまい”“自律神経の乱れ”など重症化する可能性もあることから注意が必要です。

2-2.体全体の歪みの原因になる

悪い姿勢は体全体の歪(ゆが)みにつながります。体の歪みや重心の乱れによって、日常的に疲労が蓄積されることは体全体の変調につながってしまうのです。原因不明の偏頭痛や慢性腰痛など体の変調などは、姿勢による体全体の歪みが原因の可能性があります。

2-3.スタイルの乱れ

悪い姿勢の影響は健康だけではなくスタイルの乱れにも影響を与えます。姿勢によってスタイルにどのような変化が現れるのかをご紹介しましょう。

悪い姿勢は太って見える?

悪い姿勢によって腹筋や背筋が衰えてしまうことが“ぽっこりおなか”の原因です。腹筋や背筋には、腸などの重い内臓を持ち上げる機能があります。姿勢によって腹筋や背筋が衰えてしまうことは、下腹部が膨らむ“ぽっこりおなか”の主な原因なのです。姿勢を改善すれば、ぽっこりおなか”を改善する効果もあります。

悪い姿勢は基礎代謝を下げる

悪い姿勢による“筋力の偏り”や“血行不良”などは基礎代謝を下げる原因になります。基礎代謝の低下は肥満などの原因になることから、悪い姿勢は肥満につながると考えて良いでしょう。悪い姿勢はスタイルの悪化や肥満に大きな影響を与えます。普段の姿勢は体の見た目にも影響を与えることを意識し、姿勢の改善を心掛けましょう。

悪い姿勢の
治し方

悪い姿勢は自己努力で治すことができます。“歩く姿勢を矯正する”“日常的な行動で良い姿勢を意識する”など普段の生活で意識するだけでも姿勢改善には大きな効果があるのです。

しかし、自分だけでは矯正の難しい姿勢というのも残念ながら存在します。矯正の難しい姿勢は“長年習慣になってしまった姿勢”や“体に悪影響を与えている姿勢”などです。

自分では対処の難しい姿勢を矯正するためには、専門家である“整体院”で診断・治療を受けるようにしましょう。姿勢による悪影響で痛みなどの症状がある場合には、自分の力では解決することはできません。整体院で適切な施術を受け、痛みの治療とともに、姿勢を矯正することで効果的に改善することができます。

普段、姿勢が悪いとひとから指摘を受けるという方は、症状が現れる前に整体院に相談しましょう。

よい姿勢のための
まとめ

姿勢の悪さは、見た目だけに影響を及ぼすのではなく、体全体に大きな悪影響を与えてしまう原因になります。姿勢の悪さを原因とした体の不調についてまとめてみましょう。

悪い姿勢を知ることが大切

姿勢を改善するためには、悪い姿勢がどのようなものかを知ることが大切です。

  • 猫背:悪い姿勢の代表、腰痛・膝痛・肩こりの原因になる
  • 胸突き出し姿勢:スタイルがよく見える姿勢、腰に大きな負担がかかる
  • 腰つき出し姿勢:太って見える姿勢、筋力低下が原因
  • ストレートネック:首が垂直になる姿勢、スマホやパソコンの操作が主な原因

悪い姿勢の影響

  • 痛みを伴う症状:腰痛・膝痛・肩こり・偏頭痛など
  • 体調の変化:自律神経の乱れ・基礎代謝の低下

悪い姿勢で日常生活を送ることは、体の変調や体調の変化などさまざまな影響があります。悪い姿勢は、健康的な生活を脅かす可能性があることを理解し早めに対策をすることが大切です。

悪い姿勢を治すには?

悪い姿勢は“自己努力による改善”と“整体院での施術”によって改善可能です。悪い姿勢による影響で腰痛・肩こりなどの症状がある場合には自己努力では改善が難しい可能性もあります姿勢の改善は、体の専門家である整体院に相談しながら適切に矯正することが大切です。