五十肩で悩んでいる方

五十肩で悩んでいる方へ ! 五十肩の特徴や原因・改善方法について

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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中高年の悩みで多い五十肩。仕事だけでなく日々の生活にも支障をきたしかねない五十肩は、できるだけ早めに解消し、予防をすることが大切です。

五十肩とはどのようなものか、原因や影響、症状を知り、改善・予防方法など一緒にチェックしていきましょう。五十肩の痛みに効果的なストレッチについても説明します。五十肩で悩んでいる人はぜひチェックしてくださいね。

五十肩を
詳しく解説

五十肩を解消したいのなら五十肩について詳しく知らなければなりません。症状のことをきちんと把握しているからこそ原因が分かり、適切な対処法が施せます。五十肩について詳しく知りましょう。

1-1.肩から腕にかけて痛む

五十肩は首の痛みや寝違えと勘違いすることが多く、気付かずに放置する人をよく見かけます。そもそも五十肩とは、肩から腕にかけて痛むのが特徴的です。肩だけでなく腕全体も痛みが現れるので注意しなければなりません。間違いやすい首の痛みは首から肩にかけて痛みますが、五十肩は肩から腕にかけて痛むのでまったく違いますよね。

もし、あなたの痛みが肩から腕にかけてやってくる場合は、ほとんどが五十肩と言って良いでしょう。また、左右同時に痛みがやってくることはほとんどありません。どちらかのサイドだけ痛む傾向が強いのでどこが痛むのかもチェックしておきましょう。たまに、右側の痛みが治まったら次は左側が痛むというケースもあるので注意してくださいね。

1-2.腕の可動域が狭まる

五十肩は痛む場所だけでなく、腕の可動域が狭まることも特徴のひとつです。ただの肩こりならそこまで可動域に変化はありませんが、五十肩は腕が上がらない、自由に動かせない、後ろに持っていけないなど動きが制限されてしまいます。痛みをこらえれば多少動かせる場合、五十肩ではないので安心してください。

五十肩は自由に腕が動かせないほどの痛みが発生するので要注意です。前日はスムーズに動かせたのに、急に動かせなくなるのは五十肩の証しではないでしょうか。腕の可動域が狭まることも五十肩の特徴だと思っておいてくださいね。

1-3.肩関節の炎症

五十肩の特徴は以上のように「肩から腕にかけて痛む」ことと「腕の可動域が狭まる」ことの2つです。なぜ、このような症状が現れるのかというと、肩の周囲にある関節が炎症を起こしているからだと言われています。炎症を起こすことで痛みが発生し、肩関節が腫れ上がっているのです。炎症は時間がたてば次第に治まり痛みもなくなりますが、そのまま肩の動きが悪くなってしまうでしょう。

肩の可動域が五十肩になる前と後では大きく変わってしまいます。そのため、生活や仕事にも支障をきたす恐れがあるのです。五十肩は放置しても自然と治る症状ですが、動かしにくい肩にならないために適切な治療と予防が大切になるでしょう。できるだけ早めに炎症を抑えた方が、結果として良いので気をつけなければなりません。

五十肩の原因を
知っておこう

2-1.筋肉バランスの崩れ

五十肩の原因はハッキリと分かっていません。しかし、主に考えられている原因があります。主に考えられているのが“筋肉バランスの崩れ”です。人間は左右の筋肉バランスによって健康的な体を保ち続けています。どちらかの筋肉が弱まるだけでバランスが崩れてしまい、さまざまな悪影響を及ぼすのです。

肩こり・腰痛・骨盤のゆがみなどが挙げられるでしょう。五十肩は肩関節の炎症によって起こりますが、炎症は今まで蓄積されてきた負荷や肩関節の不安定さから来ているのです。今まで肩に負担をかけるような行為をし続けると次第に負荷が大きくなり、筋肉バランスが崩れ、五十肩になってしまいます。

また、老化も筋肉バランスが崩れる大きな要因です。筋肉や関節の老化に運動不足が重なるとより症状が悪化するでしょう。老化の進行は止められませんが、自分しだいでは進行を遅らせることができます。

2-2.慢性的な肩こりや血行不良

慢性的な肩こりを抱えている人ほど五十肩になりやすいと言われています。慢性的な肩こりは肩まわりの筋肉が硬くなってしまい、筋肉が正常に役割を果たしていません。また、血液の流れがスムーズに流れていないので血行不良を起こしてしまっています。血行不良は肩こりの症状を悪化させる要因になるでしょう。

人間には隅々にまで毛細血管が張り巡らされており、血液の循環によって栄養素をさまざまな組織へ送り出すことができます。しかし、血行不良を起こしていると関節や筋肉を形成・活性化させる栄養分が十分に行き渡らなくなるのです。いつまでたっても慢性的な肩こりは治らず、五十肩の症状が現れてしまいます。そうならないためにも、冷え性を持っている人はできるだけ早めに解消しなければなりません。

五十肩の効果的な
改善・予防方法

3-1.3つの治療方法

五十肩には3つの治療方法があります。「自然治癒」「薬物療法」「運動療法」です。特別何もしなくても、治る五十肩は「自然治癒」も立派な治療方法になります。急に痛みがやってきた場合、できるだけ肩を動かさず痛みが引くまで安静にしなければなりません。ここで無理に動かし使ってしまうとさらに症状が悪化するでしょう。ある程度痛みが治まるまでしっかり休めてください。

あまりにも痛みがひどく、治まらない場合は「薬物療法」で治療を行います。専門の医療施設を受診し、原因に見合った薬物を投与してもらってください。痛みと炎症を抑えてくれるので安心です。

しかし、それだけでは解消できないので同時に「運動療法」も行っていきます。ただ、肩を休めるだけでは意味がありません。運動を取り入れることで肩の可動域を広くし、筋肉を柔らかくしていきましょう。筋肉のバランスを整えるためにも運動は効果的です。

3-2.予防には“ストレッチ”が1番

五十肩の予防方法は毎日の“ストレッチ”が効果的です。ストレッチをすることで肩まわりの筋肉が発達し、可動域が広がるでしょう。ポイントは、「少しずつ肩を動かすこと」です。いきなり可動域を広げると痛みが悪化するので少しずつ広げてください。最初は少ししか動かなくても、毎日ストレッチをしていけば自然と可動域が広がります。また、負担をかけないための土台となる筋肉が作れるのでオススメです。

中には、整体に通いながら自分でストレッチをしている人も多く見かけます。自分に合った整体院に通い、自宅でストレッチを欠かさずすることで相乗効果が期待できると好評です。
整体は手技で硬くなった筋肉をほぐし、柔らかくしてくれるのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。

五十肩
まとめ

五十肩の特徴や原因、改善・予防方法について説明しましたがいかがでしたか? 五十肩を早く治したいのなら特徴・原因を知ることが大切です。原因を知り、適切な治療法で解消しましょう。

  • 肩から腕にかけて痛む
  • 腕の可動域が狭まる
  • 肩関節の炎症
  • 筋肉バランスの崩れ
  • 慢性的な肩こりや血行不良
  • 自然治癒、薬物療法、運動療法がある
  • 予防にはストレッチが効果的
  • 整体院に通うのもひとつの方法

以上のチェックポイントを踏まえてから五十肩を治してくださいね。毎日ストレッチを地道にすることで自然と痛みが治まり、慢性的な肩こりや五十肩が治せるでしょう。