坐骨神経痛の原因と病気ごとの原因・症状・予防法を解説

坐骨神経痛の原因は? 病気ごとの原因・症状・予防法を解説

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

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十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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坐骨神経痛とは、腰から足先まで伸びている「坐骨神経」が圧迫されて痛みがある状態のこと。坐骨神経痛は病名ではなく、お尻や下半身にしびれや痛みがあるときの総称です。原因はさまざまで、病名がついている場合もあります。

ここでは、坐骨神経痛の主な原因と症状について解説していきます。

01. 坐骨神経痛の
原因

坐骨とはお尻の下の部分で椅子に座った時に座面にあたる部分のことです。ここにある太い神経を「坐骨神経」といいます。ここでは病名ごとにその原因を見ていきましょう。

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は、背骨の中央にある「脊柱管」が狭くなって脊髄や神経を圧迫する病気です。いくつかタイプがあり、治療方法もタイプごとに異なります。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは若い世代にもよくみられる病気です。脊髄のクッションである「椎間板」のゼリー状の部分が外には見出し、柔軟な動きができなくなる病気です。神経が刺激されて坐骨神経痛の症状があらわれます。

腰椎分離すべり症

腰椎分離すべり症になると、腰椎の関節を構成している部分が分離して安定性を失い、腰椎がすべって坐骨神経痛の症状があらわれます。

腰椎変性すべり症

腰椎変性すべり症を発症すると、椎間板や椎間関節の変性で腰椎がすべり、坐骨神経痛の症状があらわれます。若い世代(20代~30代)は椎間板ヘルニアを原因とした坐骨神経痛が多く、中高年層になると脊椎の編成や脊柱管狭窄症などが多くなります。脊柱管狭窄や椎間板のずれなどを引き起こす原因は、加齢や重いものの持ちすぎ、同じ姿勢を取り続けた、腰の筋肉の衰えなどさまざまです。