便秘の原因になっている骨盤のゆがみ。ゆがみチェックと解消法

便秘に悩む女性はとても多いですよね。何日も便通がないと、体調不良の原因にもつながります。
便秘に悩んでいても、どうして便秘になってしまうのかを真剣に考えたことは少ないはずです。食生活の見直しや規則正しい生活も大切ですが、便秘の原因は意外なところに隠れています。
骨盤のゆがみが関連しているのをご存じですか?骨盤のゆがみがあると、腰痛・背部痛・頭痛などを起こすことがあります。骨盤は体の中心に位置し、体全体を支える大切な役割も持っているのです。骨盤がゆがんで腹部を圧迫することで、便が出にくくなってしまいます。
今回は、便秘と骨盤との関連をご紹介していますので、便秘解消に役立ててみてください。

便秘とは?

女性の80%が便秘を経験しているとされています。数日出なくても、定期的な排便があれば特別問題ありません。しかし、何日も便が全く出ない状態は、体に大きな悪影響を及ぼしてしまうでしょう。
便秘は、お腹(なか)の張りや痛みを伴い、頭痛・吐き気・めまい・むくみの原因にもつながります。快適な睡眠が得られなくなるケースもあるため、便秘を軽視してはいけません。
ほとんどの方が便秘の原因について、食物繊維が足りない・運動不足・水分摂取量が少ないなどを思い浮かべます。近年わかってきているのは、骨盤のゆがみが便の排出を遮っているという考え方です。
便は老廃物の塊。定期的に体外へ排出しなければ、ほかの病気を招くことにもつながるでしょう。

骨盤のゆがみと便秘の関係

骨盤のゆがみと便秘が関連していると聞いても、イメージが膨らみにくいことでしょう。骨盤の役割なども含めてご説明します。

2-1.骨盤は体の中心

人の体は、骨盤を中心にできています。上半身と下半身をつなぎ、支える大切な役割です。骨盤の中にはさまざまな臓器が存在し、骨盤が正しい位置にあるからこそ、正常に機能するようにできています。
反対に、骨盤のゆがみがあると、健康を害する恐れがあるのです。血流悪化やリンパの流れの停滞も招きます。循環が悪くなることで、内臓機能が低下してしまうのです。

2-2.腸を圧迫

骨盤のゆがみは、骨盤後傾とも呼ばれています。正常な位置からずれ、内臓下垂を引き起こしやすくなるのです。骨盤のゆがみによって股関節の圧迫も起こります。
圧迫した状態が継続すると、排便に必要な大腸や小腸も圧迫されていくのです。本来なら定期的に排便されますが、腸が圧迫されて排出を阻害してしまいます。

骨盤のゆがみチェック方法

骨盤にゆがみがあるかどうかは、自宅でもセルフチェックが可能です。ほとんどの方があてはまる症状だと思いますので、ぜひ試してみてください。

3-1.足踏み

人は視覚情報によって真っ直(す)ぐ歩行しています。しかし、視覚情報が途絶えると、感覚だけを頼りに歩かなければなりません。
目を閉じて、100歩足踏みしてみましょう。骨盤にゆがみがあると、100歩終えるころには最初にいた場所から離れた位置で止まっているはずです。
骨盤の高さが左右で違うと起こります。

3-2.仰向(あおむ)けでチェック

仰向(あおむ)けに寝て確認する方法もあります。足を伸ばした状態で座っても構いません。骨盤の位置が正しいなら足の開き具合も左右で差はなく、股関節も正常です。
しかし、片方だけ外側に開いているようなら、骨盤のゆがみを疑うべきでしょう。

3-3.O脚・X脚

骨盤が開いているとO脚に、閉じているとX脚になる傾向があります。骨盤は、股関節の位置だけではなく、膝(しつ)関節にも影響してしまうのです。骨盤がゆがむことで、ほかの関節にもゆがみが出てくるので注意しましょう。

3-4.肩の高さに注目

骨盤のゆがみは、左右にかかる重さが非対称になってしまいます。バランスの悪さを背骨で補っているのです。
背骨でバランスを取ろうとすると、どうしても片方に偏ってしまって肩の高さに変化が出てきます。骨盤の位置が高いと、肩の位置が下がる傾向があり、鏡に自分の体を写して確認してみてください。

3-5.膝(ひざ)の高さ

仰向(あおむ)けに寝て、膝(ひざ)を立ててみましょう。膝(ひざ)を立てたときは、かかとを揃(そろ)えてください。骨盤にゆがみがあるとさまざまな関節に影響があり、膝(ひざ)の高さに違いが出てきます。骨盤の高さに違いが出ることで、足の長さが異なるように感じるはずです。骨盤を矯正することで、解消できるでしょう。

骨盤後傾とは? 

便秘が起こるのは、骨盤後傾という症状が原因になっています。正常な骨盤は、真っ直(す)ぐ立っている状態です。何らかのきっかけにより、骨盤が後方へ傾いているのが骨盤後傾と呼ばれています。

4-1.骨盤後傾が起こる原因

デスクワークをしていると、自然と浅座りになっていませんか?浅く椅子に腰掛けると、どうしても腰が曲がってしまいます。背もたれに背をつけようとすると、余計に腰が湾曲してしまうのです。骨盤が傾き、後傾しているのが骨盤後傾と呼ばれています。不自然な姿勢が癖になっている場合、姿勢を見直すことで解消できるのです。

4-2.猫背を招く

普段から運動不足の方は、筋力が衰えで上半身のバランスが取りにくい傾向があります。体のバランスを保(たも)つために、骨盤が後ろに傾いてしまうのです。
特に、お尻の筋肉が弱っていると、骨盤後傾になりやすいとされています。骨盤後傾が続くと、猫背にもなるため注意が必要です。

骨盤のゆがみを解消する方法

便秘は、放置しておくと深刻な症状に発展することもあります。原因となっている骨盤のゆがみを解消することで、辛(つら)い便秘も改善できるでしょう。

5-1.正しい姿勢を保(たも)つ

日常生活の姿勢を正しく保(たも)つようにしてみてください。股関節・膝(しつ)関節・足関節をそれぞれ90℃の角度になるように意識し、骨盤が立つように座ってみましょう。左右の骨盤に均等に重さがかかり、骨盤が正しい位置に戻ります。大切なのは、毎日継続して行うこと。正しい座り方を意識するとともに、膝(ひざ)も閉じてください。

5-2.骨盤枕を活用

骨盤後傾は便秘だけではなく、ぽっこりお腹(なか)にも発展してしまうことをご存じでしたか?女性の誰もが気になるスタイル維持やダイエットにも、骨盤は影響します。骨盤枕を使う方法が注目されていて、100円ショップでも購入可能です。骨盤枕は、ウエストの引き締め効果もあります。
骨盤枕はロール状になっていて、腰の下に敷いて使うもの。骨盤枕を敷いた骨盤は、内臓が上に持ち上げられて正常な位置に戻ります。骨盤枕を使用するときは、上半身も一緒に伸ばしてみてください。5分程度行うと効果的。しかし、最初は無理なく短い時間から始めるといいでしょう。

まとめ

骨盤のゆがみが原因で起こる便秘についてご紹介しました。

  • 便秘とは? 
  • 骨盤のゆがみと便秘の関係
  • 骨盤のゆがみチェック方法
  • 骨盤後傾とは? 
  • 骨盤のゆがみを解消する方法

骨盤は、正常な位置にあることで内臓がきちんと機能しています。上半身と下半身を支える大切な骨盤は、ゆがみが出ると左右にかかる重さが変わってバランスが悪くなってしまうのです。
骨盤のゆがみは、排便に必要な大腸や小腸を圧迫し、便の排出を遮ってしまい、便秘になってしまいます。普段から正しい姿勢を保(たも)って座るように心がけてください。骨盤枕を使うと、内臓が引き上げられて効果的だとされています。ぜひ試してみてください。