噛み合わせがずれているかも? その原因と治し方は?

頭痛や肩こりが頻繁に起こる。あごが痛みやすい。このようなことに悩んでいる人はいませんか? それは、もしかしたら噛み合わせのずれが原因の可能性があります。噛み合わせが悪くなると単にものが噛みにくいだけでなく、虫歯になりやすいなどの健康への悪影響もあるでしょう。
そこで今回は、噛み合わせの治し方について解説します。

この記事を読めば、噛み合わせがずれるデメリットや、歯医者選びのコツなども分かるでしょう。噛み合わせが気になるという人は、ぜひ読んでみてくださいね。

噛み合わせとは何か

噛み合わせとは、上下の歯の接触の仕方のことです。歯に詰めものをしたとき、噛み合わせを調整したことのある人もいるでしょう。噛み合わせが寸分の狂いもなく正常、という人はほとんどいません。ほとんどの人が若干ずれています。しかし、このずれが大きくなりすぎると、あごの痛み、頭痛・肩こり・虫歯になりやすいなど健康に悪影響が出るのです。

噛み合わせが悪くなると?

この項では、噛み合わせが悪くなると起こる健康への影響などについて解説します。噛み合わせがずれるとどんなことがおきるのでしょうか?

2-1.口腔内に出る悪影響

噛み合わせが悪くなると、虫歯や口内炎になりやすくなります。年齢が上がるにつれて歯周病にもなりやすくなるでしょう。

2-2.首や肩に出る悪影響

噛み合わせがずれると、首や肩の筋肉に力が不均等にかかったり余計な力がかかったりします。その結果、慢性的な頭痛や肩こりに悩まされることもあるでしょう。

2-3.顎関節症

顎関節症とは、口を動かすたびにあごが痛む・口が大きく開かない・あごを動かすたびに音がするといった症状が現れます。症状が重くなるとしゃべることや食べることにも影響が出てくるでしょう。

2-4.噛み合わせがずれる原因

噛み合わせのずれは、

  • 歯の生え方や歯の欠損
  • あごの未発達
  • うつぶせ寝・頬杖をつくなどの生活習慣

以上のような原因で起こります。特に、体の片側にだけ力が加わるような生活習慣をしていると、いつのまにか噛み合わせがずれてしまったということもあるでしょう。

2-5.噛み合わせのずれを放置しておく悪影響

前述したように、噛み合わせが完璧という人はほとんどいません。しかし、あまりにずれが大きいと前述したような症状が現れます。これが長年続けば、日常生活にも大きな影響が出るでしょう。また、若くして歯を失う原因になることもあります。

噛み合わせのセルフチェック

噛み合わせがずれているかどうか知りたい、という人は以下のようなことに当てはまるかセルフチェックしてみましょう。

  • 気がつくと、左右どちらかの歯だけでものを噛んでいることが多い
  • 慢性的な肩こりや頭痛がする
  • 口を開くとあごが音を立てたり痛みを感じたりする
  • 年を取るにつれて虫歯になりやすくなった
  • 歯並びが悪い

これらのことが1つでも当てはまるならば、一度噛み合わせを歯科医で確認してみてください。

噛み合わせの治し方や歯医者の選び方

この項では、かみ合わせの治し方や歯科医の選び方を解説します。ぜひ、参考にしてください。

4-1.生活習慣の改善

噛み合わせのずれが小さい場合は、カウンセリングによって噛み合わせの悪さの原因を突き止め、生活習慣を直します。たとえば、うつぶせ寝や噛み癖が原因だった場合は、寝方を変えたり左右の歯で均等に噛むようにするだけで、噛み合わせのずれは改善するでしょう。カウンセリングは自由診療ですので、1回数千円ほどかかります。効果が出るまでの治療費は、数万円が相場です。

4-2.マウスピースによる治療

生活習慣を変えるだけでは症状が改善しない場合は、ゴム製の柔らかなマウスピースを付け、噛み合わせの矯正を行います(スプリント療法)。マウスピースをつけて生活することで、無意識に行ってしまう噛み合わせのずれを促進する行動を防ぐことができるでしょう。マウスピースの制作費用は、数千円~1万円が相場です。治療費と併せて数万円ほどかかるでしょう。

4-3.歯列矯正

歯並びの悪さが噛み合わせの原因である場合は、歯列矯正を行います。歯列矯正の方法は歯並びの状態で異なるので、主治医とよく相談しましょう。歯列矯正の費用は矯正程度によって異なりますが、10万~数十万円が相場です。

4-4.治療費について

噛み合わせのずれを矯正する場合、基本的に自由診療となり健康保険は適用されません。しかし、「額変形症(がくへんけいしょう)」という病気になった結果、噛み合わせにずれが生じた場合や先天性異常によって噛み合わせにずれが生じている場合は、健康保険が適用になります。噛み合わせのずれを改善したい場合は、まず歯医者でなぜ噛み合わせがずれているのか原因を突き止めてもらうことが大切です。

4-5.歯医者の選び方

噛み合わせのずれを矯正できる歯医者は、大学病院や総合病院の歯科や、口腔外科を併設している歯医者です。今はホームページを開設している歯医者も多いので、噛み合わせの矯正を行っているところはその旨が記載されているでしょう。新しく歯医者を探す場合は、インターネットを利用すると便利です。また、口腔外科を併設している歯科や歯医者ならば顎関節症の治療も行えます。

噛み合わせのずれに関するよくある質問

Q.噛み合わせのずれを治すのにはどのくらいの時間がかかりますか?
A.ずれが生じる原因によって変わるでしょう。たとえば、歯列矯正の場合は1~2年はかかります。

Q.噛み合わせのずれは、歯医者で診てもらえば原因や状態がすぐに分かるでしょうか?
A.はい。分かります。まずは歯医者を受診してみてください。

Q.子どもも噛み合わせのずれが起こることはありますか?
A.はい。歯並びが悪ければ噛み合わせのずれが起きやすくなるでしょう。

Q.噛み合わせのずれは放置しておいては絶対にいけませんか?
A.放置しておくとずれが悪化し、顎関節症などを発症することがあります。可能な限り早めに治療しましょう。

Q.噛み合わせのずれは、生活習慣を変えただけで治るのですか?
A.歯の食いしばりやうつぶせ寝が原因で生じた軽度の噛み合わせのずれならば、治る可能性は高いでしょう。

おわりに

いかがでしたか? 今回は噛み合わせのずれを治す方法について解説しました。噛み合わせのずれは、小さければ気がつかないこともあります。しかし、放置しておけば顎関節症などの病気の原因になったり、頭痛や肩こりといった体の不調の原因になったりもするでしょう。噛み合わせがおかしいかも? と思ったら一度口腔外科を併設している歯医者を受診し、噛み合わせのチェックをしてもらってください。