目が乾く原因と対処法

目が乾く・ドライアイという方必見! 原因と対処法を紹介します。

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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目が乾いて痛みやかゆみを感じる。コンタクトをつけていると目が乾きやすくなってつらい。こんな症状でお悩みの方はいませんか? 現代は、 スマートフォンやパソコンなどで目を酷使ししがちです。頻繁に目が乾き、目薬が手放せないという方も多いことでしょう。目の乾きが続くとドライアイという病気と診断されることもあります。

そこで今回は、目が乾く原因や対策方法・予防方法をご紹介しましょう。

目の乾きを改善したり予防したりできれば、目の健康を末永く保つことができます。最近、目の乾きが気になっているという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

01. 目が乾く原因と危険性について

この項では、目が乾く原因や危険性をご紹介します。目が乾きを放置していると、どうなってしまうのでしょうか?

1-1.目の乾きやすくなる原因とは

はじめに、目が乾く原因をご紹介します。単純に部屋の乾燥が原因ということもありますが、そればかりではないのです。

1-1-1.室内の乾燥

現在の家は気密性が高く、空気が乾燥しがちです。空調で冷暖房を賄っていると、さらに乾燥しやすくなります。部屋の湿度が40%を切ると、目も乾きやすくなるのです。

1-1-2.まばたきの減少

涙腺から分泌された涙は、まばたきによって目全体に広がっていきます。また、まばたきには涙の蒸発を防ぐ効果もあるのです。パソコンやスマートフォンの画面を集中して見続けていると、どうしてもまばたきの回数は減ってしまいます。まばたきの回数が減れば、目は乾きやすくなるのです。

1-1-3.コンタクトの使用

ハードコンタクトをつけていると、レンズの縁から目とコンタクトが接している面へと涙が引き込まれてしまいます。そのため、目の一部に涙の幕が薄いところができ、目の乾きを感じやすくなるのです。

一方、ソフトコンタクトの場合はレンズが水分を吸収する素材でできているため、涙を吸収してしまいます。その結果、目が乾きやすくなるのです。

1-1-4.目の使い過ぎ

目を酷使すると目の周囲にある筋肉が疲労し、血行が悪くなります。すると涙の量も少なくなって目の表面が乾きやすくなるのです。

1-1-5.涙の質が低下する

涙は油層・水層・ムチン層という3つの層から成り立っており、目をうるおし乾燥から守る役割を担っています。しかし、何らかの原因で層のバランスが崩れると涙の質が低下し、蒸発しやすくなってしまうのです。この状態がひどくなるとドライアイと診断されます。

1-1-6.ストレス

強いストレスを受け続けていると、自律神経が乱れることがあります。自律神経とは、胃腸の蠕動運動や体液の分泌・眠気など自分ではコントロールできない体の動きを司っている神経です。もちろん、涙も自律神経によって分泌量がコントロールされています。ですから、自律神経が乱れると涙の分泌量が減ってしまい、目が乾きやすくなることもあるのです。

1-1-7.加齢

年を取るにつれて涙の分泌量は低下していきます。そのため、それほど目を酷使していなくても目が乾きやすくなるのです。

1-2.目が乾くと起こる症状

目が乾くと不快感や異物感の他

  • 目に疲れを感じる
  • 目の痛み
  • 光をまぶしく感じる
  • 目のかすみ

などが起こります。目薬を差したり目を休めたりしても症状が改善しにくい場合は、眼下を受診しましょう。

1-3.目の乾きを放置しておく危険性

目が乾燥すると、目の表面が傷つきやすくなります。特に、角膜など視力に影響がある場所が傷つくと視力の低下が起こる場合があるもです。ですから、たかが目の乾きと放置しておいてはいけません。また、ごくまれにですが、シェーングレン症候群という自己免疫性疾患を発症しているケースがあるのです。この病気にかかると涙の分泌量が減るため、目の乾きが起こりやすくなります。