食べ物と肩こりの意外な関係

肩こりに効く食べ物は? 食べ物と肩こりの意外な関係

「肩こりに効く運動やストレッチをしても一向に肩こりが良くならない」とお悩みではありませんか? このような場合、食生活が原因で肩こりになっている可能性があります。そこで、この記事では、肩こりと食生活の関係や肩こりに効く食べ物について解説していきましょう。この記事を読んで、しつこい肩こりを解消してください。

食生活が肩こりに影響するのはなぜ?

肩こりの原因はさまざまですが、食生活もその一つです。なぜ、食生活によって肩こりになってしまうのでしょうか? 3つの原因を紹介します。

1-1.自律神経のバランスが悪くなる

第一に、乱れた食生活によって自律神経のバランスが悪くなるということがあげられます。「食事をする時間が毎日バラバラ」「朝食をとらない」といった生活を送っていると、体のリズムが崩れ、自律神経のバランスが悪くなるのです。自律神経のバランスが悪くなることで筋肉の緊張状態が続き、肩こりが起こります。

1-2.血液循環や水分代謝の悪化

第二に、偏った食生活による、血行不良や代謝不良です。栄養が偏った食生活を送っていると、たんぱく質・炭水化物・ビタミン・ミネラルなどが不足します。すると、体の血液循環や水分代謝が悪くなり、肩こりが現れるのです。

1-3.咀嚼回数が少ないと肩こりになる?

第三に、咀嚼(そしゃく)回数が少ないということがあげられます。食事をするとき、咀嚼(そしゃく)回数が少なかったり片側だけの歯で噛(か)んでいたりすると、顎が弱くなり噛(か)み合わせが悪くなるのです。噛(か)み合わせが悪くなることで、頰や首の筋肉がアンバランスとなり、肩こりが起こります。

肩こりを招く食事とは?

それでは、肩こりを招く食事には具体的にどのようなようなものがあるのでしょうか? 以下のような食生活を送っている方は食生活を見直していきましょう。

2-1.インスタント食品中心の食生活

インスタント食品ばかりを食べている人は注意が必要です。確かに、多忙な現代人にとってインスタント食品は生活に無くてはならない存在となっています。しかし、このような食事ばかりでは筋肉活動や血流改善に必要な栄養素をしっかりと取ることができません。そのため、インスタント食品中心の食生活を送っていると肩こりになりやすくなるのです。

2-2.甘いモノの食べ過ぎに注意!

また、甘いモノの食べ過ぎも肩こりと深い関係があるのです。甘いモノを食べると体内で血糖値が上昇し、一時的に疲れが取れたように感じます。しかし、血糖値が急激に上がると、脾臓(ひぞう)と呼ばれる臓器に大きなストレスがかかるのです。すると、内臓に関連する腹直筋が収縮し、体が前傾姿勢となります。これが肩こりを引き起こす原因となるのです。

2-3.噛みごたえのない食べ物

噛みごたえのない食べ物も肩こりを招く原因です。先ほども説明したように、咀嚼(そしゃく)と肩こりは大きく関係しています。麺類やパンなど、噛(か)みごたえのない柔らかいもの中心の食生活は肩こりを招く原因となるため注意してください。

肩こりに効く食べ物にはどんなものがある?

最後に、肩こりに効果のある食べ物を紹介します。以下のものを積極的に食べることで、肩こりを予防・改善することができるでしょう。

 

梅干し・レモン

梅干しやレモンといった酸っぱい食べ物には、酸味成分であるクエン酸が含まれています。このクエン酸が肩こりに非常に効果的だと注目されているのです。肩こりが起こるメカニズムの説明で、乳酸という疲労物質が蓄積されることが問題だとお伝えしました。クエン酸には乳酸を溜め込まない作用があります。クエン酸が体内に十分あるとエネルギーが作られて疲労が残ることがありません。

しかし、クエン酸が不足するとエネルギーが足りなくなるだけでなく、代謝が悪くなり、乳酸をはじめとした老廃物がどんどん蓄積されてしまいます。そのため、肩に蓄積された疲労物質「乳酸」を取り去るためにはクエン酸を摂取して、疲労を回復することが有効ということです。

大豆

大豆には、血行を良くよくする作用に優れたビタミンEが多く含まれています。このビタミンEは手や足の先といった体の末梢にある細い血管までを拡げて血流をスムーズにする働きがあるため、血行促進効果を望む場合にぴったりの成分です。また、大豆イソフラボンにはダイゼインという成分が含まれています。ダイゼインには筋肉の緊張を和らげる働きがあるため、凝り固まった肩こりをほぐすのにふさわしいでしょう。

しかし、大豆は十分に煮込まないと、血液を固めるといわれるへマグルチンという物質が残ってしまいます。これは血行促進を妨げますから、大豆はよく煮込んでから食すようにしましょう。消化もよくなり一石二鳥です。

ねぎ

ねぎ独特の刺激を感じるニオイの原因でもあるアリシンという成分に注目です。アリシンは血行を促進して体を内側から温めてくれるほか、疲労物質を分解する働きもあるため肩こりを解消に必要な作用が揃っています。このアリシンはねぎの青い葉の部分に多く含まれています。

しかし、アリシンには水に溶けやすく熱に弱いという性質があるため、調理する際は気をつけてください。空気に触れさせるのもあまりよくないので、食べる直前に水で軽く洗った後に細かく切り、生で薬味として使うとアリシンの効果を効率的に得ることができるでしょう。

しょうが

昔から体を温める効果があると知られているしょうがも、肩こりの解消に効果が期待できます。しょうがは新陳代謝を活発にして血行を促進する働きに優れています。調理に使うほか、しょうが湯として飲むのもおすすめです。

他にも、しょうがを入れた「しょうが風呂」や、すりおろした生姜を直接肌に塗る「しょうが湿布」を試してもよいでしょう。このように、冷えが気になるときにはしょうがはとても役に立ちます。

豚肉

疲労回復には、エネルギーの代謝をよくするといわれているビタミンB1を摂取するとよいでしょう。ビタミンB1には、体内の糖質をエネルギーに変換する大切な役割があります。また、ビタミンB1が不足すると疲労物質である乳酸が蓄積してしまい疲労が溜まります。

そのため、肩こりにより肩や首の疲れを感じるときには、ビタミンB1を多く含む豚肉を食べるとよいでしょう。また、タンパク質を摂ることで筋肉を強めることも肩こりを起こりにくくする大切なポイントでもあります。

チーズ・ヨーグルト

肩こり解消には、カルシウムも大切です。カルシウムが体内に不足すると、筋肉の中にある酸化物質の中和が十分に行われなくなり、結果として筋肉が疲労してしまいます。カルシウムを多く含むチーズやヨーグルトなどの乳製品を摂取するとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか? この記事では、肩こりと食生活の関係や肩こりに効く食べ物について解説しました。

  1. 食生活が肩こりに影響するのはなぜ?
  2. 肩こりを招く食習慣とは?
  3. 肩こりに効く食べ物にはどんなものがある?

以上のポイントを押さえて、食生活から肩こりを改善させていきましょう。ぜひ、今晩の食事から今回紹介した肩こりに効果的な食品を取り入れてみてはいかがでしょうか?