空気清浄機の効果や選び方とは? チェックポイントをご紹介

空気清浄機の効果や選び方とは? チェックポイントをご紹介します。

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
免責事項について

最近、PM2.5などの汚染物質による大気汚染を気にする方が増えています。
また、出産を機に「赤ちゃんをできるだけきれいな空気の中で育てたい」と思う方もいるでしょう。
そんなときに利用を考えるのが、空気清浄機です。
でも、空気清浄機にも種類があります。
そこで、今回は空気清浄機の効果や選び方についてご紹介しましょう。
部屋に適した空気清浄機を置かなければ、効果は期待できません。
また、最近の空気清浄機についているオプション機能についてもご紹介します。
空気清浄機の購入を考えている方は、ぜひ読んでみてくださいね。

空気清浄機とはどんな家電なの?

空気清浄機とは、空気中に漂っている微細なほこりや花粉、さらにタバコの煙などを取りのぞくための電化製品です。
空気清浄機の歴史は古く、19世紀イギリスでその原型が発明されたといわれています。
日本では、1960年代の高度成長期時代に商品化されました。
この時代は経済の発展と同時に環境汚染が深刻になり、四日市ぜんそくなど公害病が問題になっていたのです。
しかし、一般家庭に空気清浄機が普及し始めたのは、1980年代に入ってからといわれています。
この時代から、花粉症患者が増えて社会問題になり始めました。
屋内の花粉対策のために購入した方が多かったそうです。
その後、空気清浄機は進化を続け、PM2.5にも対応する機種が出たり加湿などの機能を持った空気清浄機が販売されたりしています。
現在、家庭への普及率は30%程度だそうですが、その多くが「花粉症対策」だそうです。

空気清浄機の機能とは?

では、空気清浄機にはどのような機能があるのでしょうか?
この項では、空気清浄機の機能についてご説明します。

2-1.空気の清浄効果

空気清浄機は空気中に漂っているほこりやチリ、さらに花粉などを吸いこんでフィルターを通してまた放出します。
吸いこんだ汚れはフィルターに吸着するので、空気がきれいになるのですね。
空気清浄機にはファン式とイオン式があります。
ファン式というのは、扇風機やエアコンと同じように内部で強制的に風を起こして空気を吸いこみ、フィルターを通す方式です。少々音がしますが、パワーが強いためより広範囲の空気をきれいにできます。
現在の空気清浄機は、ほとんどがこの方式です。
イオン式は一定の距離を置いた電極に高電圧をかけることで放電させ、イオンの流れを作ります。
そして、この流れに入ってきた微粒子を帯電させて清浄機内に取りこむのです。
ファンを使いませんからとても静かというメリットがある一方で、清浄機のすぐ近くの空気しかきれいにできないというデメリットもあります。
現在は、ほとんどのメーカーがイオン式空気清浄機の新機種を発表していません。
しかし寝室などに「できるだけ音のしない清浄機が欲しい」という場合は、購入してみるとよいでしょう。

2-2.脱臭効果

最近の加湿器は、脱臭効果があるものが多いです。
喫煙者が家族にいる場合やペットを飼育している場合は、家に独特の臭いがつくことも珍しくありません。
完全にとまではいきませんが、空気清浄機を使っているとかなり臭いを抑えられるでしょう。
また、今の家はリビングダイニング形式のものが多く、料理をすればその臭いがリビングまで広がってしまうこともあります。
そんなときも空気清浄機を利用すれば、臭いを素早く消せるでしょう。
さらに、赤ちゃんの排せつ物の臭いや生ごみの臭いなどにも効果が期待できます。

2-3.加湿効果

空気が乾燥しやすい家は、加湿器が必需品です。
しかし、加湿器と空気清浄機の両方を置いておくと家が狭くなる、という場合は加湿効果のある空気清浄機を利用しましょう。
これならば、空気清浄機1台ですみます。

空気清浄機の選び方

では、自宅にぴったりの空気清浄機を選ぶには何に注目すればよいのでしょうか?
この項では、空気清浄機の選び方についてご説明します。

3-1.適用床面積をチェック

空気清浄機には適用床面積が記されています。
これは、5本のタバコに火をつけたときに30分以内に空気がきれいになる面積のこと。
ですから、適用床面積が大きいほど広い場所を早くきれいにすることができます。
また、適用床面積が大きい清浄機を小さい部屋で使えば、より早くきれいになるでしょう。
ですから、より早く部屋をきれいにしたい場合は、使う部屋よりも大きな適用床面積のものを選びましょう。

3-2.吸引力と気流設計をチェック

掃除機ではありませんが、空気清浄機も吸引力は大切です。
吸引力が大きいほどたくさんの空気を吸い寄せられるでしょう。
また、汚れた空気を吸いこみきれいな空気を吐きだす一連の動きをスムーズに行うには、気流設計も大切です。
今の空気清浄機は気流設計にも重点をおいてアピールしているものもあります。
ですから、気流設計もチェックしてみましょう。

3-3.フィルターをチェック

フィルターは、いわば空気清浄機の心臓部です。
フィルターの性能によって空気清浄機の質が決まります。
ですから、より高性能の空気清浄機が欲しい場合は、フィルターも高性能なものを選びましょう。
ちなみに、空気清浄機のフィルターは定期的に交換が必要です。
また、ノーマルなフィルターのほか加湿機能や脱臭機能をつけたフィルターもあり、その分値段が高くなっています。
フィルターの交換時期は機種や部屋の汚れ具合によって違いますが、約5年~6年といわれているのです。
ですから、より細かいゴミを取りたいという場合は、高性能のフィルターを使いましょう。

フィルターのお手入れが大切

どんなに高価な空気清浄機を使っていても、フィルターが汚れていれば効果はありません。
現在は、洗えるフィルターなども販売されています。
フィルターの汚れ具合は置く部屋によって違うのです。
しかし、喫煙者がいたりペットを飼っていたりする場合はより早く汚れやすいでしょう。
汚れたフィルターをいつまでも使っていては、空気清浄機の性能が落ちます。
ですから、空気清浄機のフィルターは、まめに点検しましょう。
特に、加湿機能つきのフィルターはよりこまめなケアが大切です。
説明書をよく読んでケアしてください。
フィルターに湿り気がなくなれば、加湿効果もなくなるのです。
ですから、1週間に1度くらいは点検する日を作りましょう。

おわりに

いかがでしたか?
今回は空気清浄機の効果と選び方についてご説明しました。
まとめると

  • 空気清浄機は空気をきれいにするほか、加湿や脱臭効果もある。
  • 現在の空気清浄機はほとんどファン式である。
  • 空気清浄機は床面積やフィルターをチェックして買おう。
  • 空気清浄機のフィルターは、定期的に交換しよう。

ということです。
特に、花粉症の季節前は空気清浄機の需要が高まるといわれています。
また、空気清浄機はいろいろなメーカーから出ていますが、極端に機能が違うということはありません。
ですから有、名メーカーのものでなくても、きちんと空気を清浄する効果があります。
また、現在イオン式はあまり販売されていませんが、寝室や赤ちゃんの寝ている部屋など静けさを大切にしたい部屋にはよいでしょう。
ただし、あまり広範囲の空気を清浄にする効果はありませんから、できるだけ顔の近くに置いてください。
そうすれば、吸いこむ空気はきれいです。