化粧水の選び方

敏感肌の方必見!肌荒れしにくい化粧水の選び方を紹介します。

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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敏感肌なので肌トラブルが多く、化粧品選びにも苦労をしているという方はいませんか? 特に、化粧水は洗顔後に必ずつけるものなので、選び方に悩んでいるという方もたくさんいることでしょう。現在は敏感肌用の化粧水もたくさん販売されています。しかし、敏感肌用の化粧水であれば何でもよい、というわけではありません。肌に合わない化粧水を使い続けていると、肌荒れの原因にもなります。

そこで今回は、敏感肌の方向け、化粧水の選び方をご紹介しましょう。

自分に合った化粧水の選び方を知っていれば、もう迷うことはありません。
敏感肌で化粧水選びに苦労しているという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

敏感肌とは?

化粧水の選び方をご紹介する前に、敏感肌の基礎知識をご説明します。敏感肌とはどのような状態の肌を指すのでしょうか?

1-1.敏感肌とはどのような状態?

敏感肌とは肌のバリア機能が弱って、外からの刺激に対して反応しやすくなっている肌のことを指します。敏感肌になると、自分の髪の毛が触れただけでもかゆくなったり、化粧品に含まれる成分で肌がかぶれやすくなったりするのです。敏感肌がひどくなると、日常生活にも深刻な影響が出てくるでしょう。

1-2.敏感肌になる原因とは?

1-2-1.生まれつきの体質

肌の強さは人によって異なります。生まれつき肌の弱い方は、敏感肌にもなりやすいのです。

1-2-2.肌に合わない化粧品を使い続けた

肌に合わない化粧品を使い続けていると、肌が外部刺激に対して敏感になっていきます。今までずっと使っていた化粧品も、年齢を重ねるにつれて合わなくなってくることもあるので、定期的な見直しが必要です。

1-2-3.アレルギー

花粉症をはじめ、アレルギーを発症すると、症状は出なくても体全体が刺激に対して敏感になります。そのため、花粉症になったとたん敏感肌になったというケースもあるのです。

1-2-4.ストレス

強いストレスが長期間体にかかると、免疫力や抵抗力が落ちます。その結果、敏感肌になることもあるのです。また、ストレスによって生活習慣や食生活が乱れると体に栄養が十分にいきわたらず、肌の抵抗力が落ちて敏感肌になることもあります。

1-3.敏感肌セルフチェック

  • 肌にちょっとした刺激が加わるだけで、チクチクしたりかゆくなったりする
  • 不用意に化粧品をつけるとひりひりしたりかぶれたりする
  • 肌を少し強くこするといつまでも赤くなっていたり痛みが残ったりする
  • 肌が少し乾燥しただけで、強いかゆみがでる

このような症状が出る方は、敏感肌の可能性があります。

化粧水の基礎知識

この項では、化粧水の基礎知識をご紹介します。化粧水はどのような役割を担っているのでしょうか?

2-1.化粧水とはどのようなもの?

化粧水は、一見すると水のように見えます。ですから、肌に水分を補給するためにつけるものと思っている方もいるかもしれません。しかし、化粧水と水は違いますます。水分の中に様々な美容成分が添加された化粧品です。ですから、入っている成分が肌に合わなければ、かゆみやかぶれといった肌トラブルを引き起こすこともあります。

2-2.化粧水は何のために使うの?

化粧水は、洗顔後に使用する化粧品です。洗顔後の肌は、汚れと共に水分や脂分・汚れや刺激から肌を守るバリア成分なども一緒に洗い流された状態になっています。ですから、それらを補うために化粧水をつけるのです。また、洗顔後の肌は色々な成分が浸透しやすい状態になっていますので、美白成分や保湿成分などを肌に浸透するためにも使用します。

2-3.化粧水と乳液・美容液との違いとは?

化粧水は文字通り水性の化粧品です。ですから、肌に必要な成分のうちで水溶性のものしかいれることはできません。一方乳液や美容液は油分に溶ける美容成分も含まれています。ですから、肌の状態によっては化粧水と乳液・美容液を使用しないと、肌の状態が悪くなることもあるのです。その一方で、化粧水に含まれている成分以外のものを受け付けない肌もあります。そのため、肌に合った化粧水・乳液・美容液を使うことが大切です。

敏感肌と化粧水の関係

この項では、敏感肌と化粧水の関係をご説明します。なぜ、化粧水によっては肌が荒れたりひりひりしたりするのでしょうか?

3-1.化粧水で肌荒れをする理由

前述したように、化粧水には様々な成分が含まれています。その中に肌に合わない成分があれば、肌荒れを引き起こすのです。敏感肌用の化粧水であっても、成分は商品によって異なります。ですから、敏感肌用の化粧水であっても肌に合う・合わないが出てくるのです。

3-2.ひりひりする刺激を放置しておくとどうなるの?

肌荒れを起こさないまでも、敏感肌の方は化粧水をつけた後でひりひりとした刺激を感じることもあります。これは、成分が肌に合っていないか、肌を守るバリア機能が低下している証拠です。我慢して使い続けていれば、やがて肌荒れを引き起こす可能性があります。刺激を感じた時点で、使用は控えましょう。

3-3.荒れやすい化粧水の特徴

美白やアンチエイジングなどの効能を謡っている化粧水には、それだけ色々な成分が含まれています。また、香りが華やかな化粧水は、合成の香料が入っている可能性もあるのです。ですから、敏感肌の方は保湿効果のみ・無香料のシンプルな化粧水を選びましょう。

3-4.塗り方にも注意

化粧水を肌に塗る際、肌に叩き込むようにつける方はいませんか? これは、肌を傷める行為です。化粧水を肌につける際は、清潔なコットンにしみこませて、優しく肌になじませましょう。

敏感肌の方向け、化粧水の選び方

この項では、敏感肌の方向けに化粧水の選び方をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

4-1.できるだけシンプルなものを選ぶ

前述したように、色々な効用を持つ化粧水ほど含まれている成分が多くなります。含まれている成分が多くなるほど、何が肌荒れの原因になっているか分かりにくくなるのです。ですから、できるだけシンプルな化粧水を選びましょう。そうすれば、肌に合ったものも探しやすくなります。

4-2.無添加化粧水を選ぶ

無添加化粧水とは、肌荒れを起こしやすい香料やパラペン・着色料などを使わずに作っている化粧水のことです。多くの敏感肌向け化粧水が、無添加をウリにしていますので、ご存知の方も多いでしょう。

無添加の定義はメーカーによって異なります。ですから、無添加化粧水というだけで安心せず、何が無添加なのか表示をよく見て選びましょう。

4-3.パッチテストをしてみる

化粧水を顔につける前に、腕の内側などの皮膚に化粧水をつけてしばらくおいてみてください。ヒリヒリしたり赤くなったりしなければ大丈夫です。今は通信販売でもいろいろな化粧水が買えますが、敏感肌の方はこのようなパッチテストができる対面販売をしている場所で最初のひとつを選びましょう。

4-4.皮膚科医に相談する

敏感肌がひどくなると、肌につけられる物質はどんどん限られてきます。敏感肌は病気ではありませんが、あまりひどい場合は治療が必要になることもあるでしょう。どんな化粧水でも荒れてしまったり赤くなったりするという場合は、一度皮膚科を受診してみてください。思わぬものがアレルゲンになっている可能性もあるのです。

また、最近は美容皮膚科といってより美しい肌を保つための施術や治療を行ってくれる皮膚科もあります。このような皮膚科に相談に行くのも一つの方法です。

4-5.購入した化粧水は早めに使い切る

無添加の化粧水は保存料が入っていない分傷みやすいので、早めに使い切りましょう。小さいサイズは割高感がありますが、肌のためにはおすすめです。

化粧水選びに迷っている方のよくある質問

Q.値段の高い化粧水のほうがかぶれにくいのでしょうか?
A.無添加化粧水は普通の化粧水に比べて高い傾向にありますが、高ければ高いほどかぶれにくいということはありません。

Q.化粧水をつけなければ肌は荒れてしまうのでしょうか?
A.洗顔後はどうしても肌が乾燥しますので、何もつけないとかえって肌荒れがしやすくなります。肌に合う化粧品が見つからない場合は、皮膚科を受診して保湿成分を含んだ医薬品等を処方してもらいましょう。

Q.今まで問題なかった化粧水が肌に合わなくなるということはありますか?
A.十分にありえることです。肌のバリア機能が弱まれば、今まで大丈夫だった物質も肌荒れの原因になることがあります。

Q.ベビーオイルは化粧水の代わりになるのでしょうか?
A.ベビーオイルはその名の通り油性なので、化粧水の代わりにはなりません。

Q.敏感肌の人はオールインワンの化粧品は使わないほうがよいのでしょうか?
A.オールインワンの化粧品は、一つで化粧水・乳液・美容液などの効能を備えている化粧品です。その分含まれている成分が多いので、敏感肌の方は使いにくいでしょう。肌荒れが起こらない製品に巡り合えればよいのですが、無理して使ってはいけません。

まとめ

いかがでしたか? 今回は敏感肌の方向けに化粧水の選び方をご紹介しました。敏感肌用の化粧水はたくさん販売されていますが、規格が統一されているわけではありません。手間はかかりますが、自分の肌で確かめながら合う化粧水を探しましょう。病院で肌の状態やアレルゲンをチェックしてもらってから選んでもいいですね。