熱中症を予防するために知っておきたい3つのポイント

熱中症を予防するために知っておきたい3つのポイント

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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暑さが続くこの時期、注意しなければいけないのが熱中症です。毎年、熱中症による死亡事故が報道されているように、一歩間違えれば命にかかわる事態にもなりかねません。そこで、この記事では、熱中症の予防方法について解説します。この記事を参考にして、しっかりと対策をとっていきましょう。

01. 熱中症の症状とはどのようなもの?

熱中症とは、暑さに体が適応できないことによって生じる健康障害の総称です。大きく「熱失神」「熱けいれん」「熱疲労」「熱射病」の4つに分類されます。それぞれどのような症状が現れるのか一つずつ見てきましょう。

1-1.熱失神の症状

熱失神の主な症状は、めまい・顔面そう白・意識喪失などです。体温上昇による皮膚血管の拡張が血圧低下や脳血流の減少を招き、このような症状が現れます。特に多いのが、スポーツ後に発症するケースです。

1-2.熱けいれんの症状

熱けいれんの症状は、痛みを伴う筋肉のけいれんです。血中の塩分濃度が低下することによって起こり、多くの場合、運動後の水分補給の仕方が原因です。まず、大量に汗をかくことによって体内の塩分が失われます。その後、塩分を含まない水分を摂取することで血中の塩分濃度がさらに下がり、熱けいれんが起こるのです。

1-3.熱疲労の症状

熱疲労は、暑さによって体内の塩分・水分が失われることで起こります。主な症状は、めまい・立ちくらみ・けん怠感・疲労・頭痛・吐き気やおう吐などです。幻覚症状を伴うこともあり、熱けいれんよりも深刻な状態となります。

1-4.熱射病の症状

熱射病は、体温調節機能が機能しなくなり、体温が異常に上昇することで起こります。主な症状は、高熱・めまい・けん怠感・意識障害などです。熱中症の中で最も危険度が高く、最悪の場合、死にいたることもあります。