急な痛みが襲うぎっくり腰を引き起こしてしまう原因と予防方法

急な痛みが襲うぎっくり腰! 引き起こしてしまう原因と予防方法

腰痛というのは軽いものから重いものまで色々ありますが、痛むからといって腰を使わずに生活をするのは難しいです。そのため、最初は軽い腰痛も、そのうち痛みが増して歩けなくなるぐらい痛み始めることだってあるでしょう。

腰痛の中でも、ぎっくり腰というのは、急激な痛みが一気に襲ってくる腰痛です。正式名称は急性腰痛症といい、別名では魔女の一撃、なんてよばれているぐらいですから、いきなり強い痛みを感じるでしょう。

ぎっくり腰になってしまった場合、どのような症状があらわれるのか、ぎっくり腰をまねきやすくする原因、そして対処法や治療法などをご紹介していきたいと思います。

ぎっくり腰の症状

1-1.とにかく動けなくなる

些細な刺激をきっかけとして、急な痛みが腰に走り、動けなくなります。しゃがんで立ち上がろうとしていた瞬間にぎっくり腰になると、そのまま座ることも立つこともできなくなり、とにかく体を動かせない、そんな症状が特徴です。腰を曲げることも反らすことも、当然できなくなります。

なったその日から3日間ぐらいは、寝返りも打てず動けなくなってしまうでしょう。

1-2.足にしびれが出る

ぎっくり腰では、腰の痛みだけではなく足にしびれが出るものもあります。腰と足は深い関係にあり神経が通っているので、腰に痛みを感じながらも足にしびれが出ている場合は要注意です。単純なぎっくり腰ではなく病気を疑ったほうがいいでしょう。

足にしびれが出る場合は病院ですぐに診察をしてもらい、適切な処置を受けてくださいね。

1-3.ぎっくり腰には前兆がある

ぎっくり腰は突然襲ってくるものだから、前兆などないと思っていませんか?実はぎっくり腰にも前兆はあります。その前兆を見逃してしまうと、急な痛みが襲ってくるぎっくり腰を引き起こしてしまうでしょう。腰の筋肉が張っている、姿勢を変えるときに腰が痛む、という症状はぎっくり腰の前兆だと思ってください。

また、ぎっくり腰でも急な痛みが襲わないタイプもあります。ちょっと痛むかもしれない、ぐらいの痛みがどんどんと大きくなって、最終的に歩けなくなるぐらいの激痛に変化していきますので、早めに対処しておきたいですね。

ぎっくり腰の原因

2-1.筋肉の疲れ

筋肉を原因とするぎっくり腰は、若い世代でもなりやすいです。中高年でも、一見腰痛とは縁がなさそうな、スポーツを楽しむ人に起こりやすいでしょう。スポーツをする人は、普段の生活よりも腰の筋肉に負担をかけているのは間違いありません。そのスポーツの動きに筋肉がついていけなくなったり、過度に使いすぎて筋肉が疲労を感じてしまうと、急激な痛みが襲ってくるでしょう。

ぎっくり腰は筋力不足の人がなるような気がしてしまいますが、実はスポーツを楽しむ人にも襲ってくることがあるのです。あまり無理して運動をしすぎないようにしてくださいね。

2-2.腰椎の捻挫

腰椎の捻挫で起こるぎっくり腰が、世間でいわれているぎっくり腰の定番です。腰には腰椎(ようつい)があり、これは椎骨(ついこつ)という5個の骨から組み立てられています。椎骨の間にはクッション材となる椎間関節(ついかんかんせつ)と、椎間板(ついかんばん)があるのですが、ここが捻挫をして激痛が襲うのです。

ぎっくり腰特有の、ぐきっとした音が自分で確認できたという人もいるぐらい、急な捻挫が起こります。

軽症か重症かによって症状の重さは変わるでしょう。軽症なら2日ほど安静にしていれば動けるようになりますが、重症だと寝返りを打つのが辛いぐらいにひどい痛みが続くようになります。

2-3.椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアをともなうぎっくり腰もあり、最近はこのタイプが少しずつ増えてきています。特徴としては、腰の痛みだけではなく下半身にしびれや違和感がある、といった症状です。

椎間板が本来あるべき場所から外に飛び出していて、その飛び出した椎間板が神経に触れて圧迫してしまうので、激痛や足のしびれが起こります。

ヘルニアの度合いによりますが、ひどい場合は手術を必要とすることもあるでしょう。単なるぎっくり腰と違い、安静にしていれば治るというものではありません。早めに医師に相談してくださいね。

ぎっくり腰の対処方法

3-1.痛みが強い間は安静にする

通常のぎっくり腰なら、痛みのピークはぎっくり腰になったその日から3日目ぐらいまでです。とにかく安静にすることが大事となります。ぎっくり腰ぐらいで学校も会社も休まなくてはいけないの?と思うかもしれませんが、できる限り安静にしていたほうが治りが早いので、可能であれば絶対安静で時間を過ごしてください。

ここで早く治るか、それとも長引いてしまうかがかわります。ぎっくり腰だけど頑張って動こうとすると、余計に炎症が広がり痛みが強くなって長引くでしょう。

また、無理に動かしていると治りかけていたものが再発するなど、ぎっくり腰がくせになってしまう可能性も高まります。一度ぎっくり腰をすると再発しやすいので、きちんと治すよう心がけてください。

3-2.冷やして炎症を取り除き、温めて血流の促進

炎症を起こして痛みが出ている間は、患部を冷やし炎症を抑えてください。温めたほうが筋肉が緩んでいいと思うかもしれませんが、温めると症状が長引いてしまいますので、絶対にやめましょう。アイシングといって、氷を使って冷やすのが一番効果的です。1日に何回か腰にアイシングをして冷やしてください。

そして、痛みがゆるやかになってきたら、次は患部を温めます。温めるのは血流促進のためです。患部が頑張って回復しようとしているので、温めて血流をよくしてあげると回復を手助けできるでしょう。

3-3.整骨院などで腰の状態をチェックしてもらおう

安静にして冷やし、その後温めてあげると次第に回復していきます。動けるようになったら、一度整骨院に行ってみましょう。もう治ったのだからいかなくてもいい、と思うかもしれませんが、腰の状態をチェックしてもらわなくてはいけません。ぎっくり腰が起こった原因は何だったのか、確認できます。

骨格が歪んでいる場合は、せっかく治ったぎっくり腰もまたすぐ再発するかもしれません。調整してもらってベストな骨格を手に入れましょう。

ぎっくり腰を予防する方法

4-1.急に力を入れない

ぎっくり腰は、重いものを持ち上げるとき、引っ張るときなど腰に急激な負担がかかる際に発症しやすいです。そのため、できるだけ急に力を入れないように気をつけてください。

重いものはゆっくりと持ち上げる、引っ張ることを意識して、腰に負担をかけしぎないようにしましょう。ちょっと意識を変えるだけでも、ぎっくり腰は予防できます。

4-2.日ごろから体の柔軟性を高めて筋力をつける

体がかたいということは、急な負担に筋肉や関節が悲鳴をあげやすい状態です。急な負担をかけないように心がけるのは当然ですが、急な負担が襲ってきても耐えられるように体を鍛えておく、というのは重要だと思います。

筋力をつけるだけではなく、体の柔軟性も一緒に身につけておきましょう。

4-3.骨格の歪みを取り除いておく

元々姿勢が悪いという人は、骨格の歪みが起きているかもしれません。骨格が歪んでいると、日常生活を送っているだけでも、腰への負担は大きいです。歪みのせいで無理な力が加わっていると思ってください。

何度も繰り返してしまうぎっくり腰に悩まされている人の中には、骨格が歪んだままになっている人も多いです。整骨院などで骨格の歪みは調整してもらえますので、正しい骨格を手に入れて、腰に無理な負担がかからないような姿勢を目指しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

  • ぎっくり腰の症状
  • ぎっくり腰の原因
  • ぎっくり腰の対処方法
  • ぎっくり腰を予防する方法

辛いぎっくり腰は早く治したいと思うでしょうが、無理をして体を動かすと痛みが増して治りも遅くなります。安静にしていることが一番の治療ですから、無理をしないでください。適切な対処法を実行する、それが治るための近道です。

また、ぎっくり腰はくせになりやすい、といわれます。何度も再発するぎっくり腰ほど、辛いものはありません。そうならないためにも、自分でできる予防法を取り入れ、ぎっくり腰になりにくいよう心がけるといいでしょう。