ファンデーションの選び方

ファンデーションの選び方は? 自分に合った化粧品を選ぶコツ

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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お化粧をする時には欠かせないファンデーション。しかし、種類が多すぎてどれを選んでよいか分からない、と悩んでいる方も多いでしょう。また、年齢を重ねるにつれて、今まで使っていたファンデーションが合わなくなることもあります。肌質や肌の色・年齢などに合っていないファンデーションを使っていると、肌荒れや乾燥肌などの原因にもなるのです。

そこで今回は、自分に合ったファンデーションを選ぶコツや、年代別におすすめファンデーションの種類などをご紹介しましょう。

ファンデーションの選び方を知っていれば、似合わないメイクをしたり肌荒れに悩んだりすることもなくなります。自分に合ったファンデーションの選び方を知りたいという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

ファンデーションの基礎知識

はじめに、ファンデーションを使用する目的やファンデーションの種類をご紹介します。ファンデーションは種類によってどう違うのでしょうか?

1-1.ファンデーションを使用する目的

ファンデーションは、肌の色をより明るく見せたりシミやしわを目立たなくしたりするために使う化粧品です。顔全体に塗るため、ファンデーションが肌色や肌質に合っていないと、違和感を与えることになります。

1-2.肌に合ったファンデーションを使う重要性

ファンデーションは種類によって配合されている成分が違います。保湿成分を多く含んだものもあれば、長時間化粧崩れがしにくい商品・自然な仕上がりに見える商品もなど種類が豊富です。ですから、肌に合ったファンデーションを使わないと、乾燥肌になったり脂分が毛穴に詰まって大人ニキビの原因になったりします。

また、色味が合っていないと顔だけが浮いて見える白浮きが起こることもあるのです。肌質は年齢によっても変化しますので、使っているファンデーションを定期的に見直す必要もあります。

1-3.ファンデーションの種類とは

1-3-1.パウダーファンデーション

パウダーファンデーションは、顔料の粒子を圧縮して油性の成分や界面活性剤で固形にしたファンデーションです。少し力を入れれば粉状になり、パフやブラシで顔につけます。、仕上げのフェイスパウダーなども必要ありません。厚塗りになりにくく、自然な感じで仕上がるので、お化粧を始めたばかりの方でも扱いやすいのが特徴です。

その反面、シミやしわ・ほくろをカバーする力はあまりありません。また、肌の上で均等にパフをはたかないとむらができてしまいます。

1-3-2.リキッドファンデーション

リキッドファンデーションは、液体タイプのファンデーションです。油性の成分が主成分となるため、パウダータイプのファンデーションに比べると、伸びが良くてカバー力が高く、肌になじみやすいといった特徴を備えています。シミやシワ・ニキビ跡なども隠せるので、陶器のような滑らかな肌に見せたいという方におすすめです。

その一方で、塗り方を間違えると厚化粧に見えやすくなります。また、肌にしっかりつく分クレンジングを正しく行わないと肌荒れを引き起こすこともあり、注意が必要です。

1-3-3.クリームファンデーション

クリームファンデーションは、リキッドファンデーションよりもさらに油性成分が多く、保湿成分や美容成分も配合されているファンデーションです。カバー力が高いうえに保湿効果もあるファンデーションですが、肌質が合わないと乾燥肌を引き起こすこともあります。

1-3-4.ミネラルファンデーション

ミネラルファンデーションは、マイカ・酸化チタン・酸化亜鉛などのミネラル成分でできているファンデーションのことです。敏感肌の方にも使えるファンデーションで、クレンジングを使わずに落とすことができます。

製品によって成分が異なるので、自分の肌に合ったものを使うことが大切です。また、油性の成分などが入っていない分、化粧崩れしやすいというデメリットもあります。

1-3-5.ルースファンデーション

ルースファンデーションとは、パウダーファンデーションが圧縮されて固められていない状態のファンデーションです。粉状のままですからパウダーファンデーションよりもさらに軽いつけ心地になっており、肌のつやや質感を生かしたメイクができます。フェイスパウダーに近い使い方ができるものです。

ファンデーションの選び方

この項では、ファンデーションの選び方をご紹介します。何を基準に選べばよいのでしょうか?

2-1.世代に合わせて選ぶ

2-1-1.10代の場合

10代の肌はきめが細かく整っているので、本来はファンデーションは必要ありません。とはいえ、ニキビ跡などを目立たなくしたいという方もいるでしょう。この場合は、ミネラルファンデーションやルースファンデーションを少量使って仕上げるのがおすすめです。これらのファンデーションはクレンジングを使わすに落とせます。

2-1-2.20代の場合

20代になると、肌質に違いが表れやすくなります。乾燥肌・オイリー肌・混合肌など肌質に合わせたファンデーションを使うように心がけましょう。肌質別のファンデーションのおすすめは次の項でご説明します。また、しっかりメイクができるリキッドファンデーションはその分肌に負担がかかるので、お化粧をするシチュエーションに合わせてにファンデーションを変えるのもおすすめです。

2-1-3.30代の場合

30代になると、乾燥対策と紫外線対策が重要になってきます。保湿成分が配合された下地とパウダーファンデーションを組み合わせたり、リキッドタイプ・クリームタイプのファンデーションにフェイスパウダーを組み合わせるとよいですね。

30代以降になると小さなシミや小じわが気になる方も増えてきます。しかし、それを隠そうとカバー力の強いものをべったりと塗ってしまうと、不自然です。小じわやシミが気になる方はコンシーラなどを使いましょう。

2-1-4.40代以降の場合

40代以降になると、皮脂の量・肌の水分量が30代に比べるとがくんと減ります。それに伴って肌質が変わったと実感する方も多いでしょう。ですから、保湿成分を含んだファンデーションがおすすめです。ただし、リキッドファンデーションやクリームファンデーションを厚塗りするとのっぺりとした厚化粧になってしまいます。より自然な肌質に見せたい場合は、保湿成分が配合された下地にパウダーファンデーションを合わせたり、リキッドファンデーションを薄めに塗ってフェイスパウダーを合わせるのがおすすめです。

2-2.肌質に合わせて選ぶ

2-2-1.乾燥肌の方

乾燥肌の場合は、敏感肌に近い状態になっていることも多いので、保湿成分が多く入った化粧下地にミネラルファンデーションを合わせるのがおすすめです。しっかりメイクをしたい場合はリキッドファンデーションを使うとよいのですが、クレンジングをした後は保湿に気を配りましょう。

2-2-2.オイリー肌の方

オイリー肌とは、皮脂が多い肌のことです。このような肌の方はリキッドファンデーションをつけると余計なテカリがでたり脂浮がでてしまいます。おすすめはパウダーファンデーションかルースファンデーションです。化粧崩れが気になるという方は、脂分が多い鼻筋のラインを中心に化粧直しをこまめにするとよいでしょう。

2-2-3.混合肌の方

混合肌とは、乾燥肌とオイリー肌が顔の中で混在している肌のことです。おでこから鼻筋にかけてのTゾーンはオイリー肌、ほほやフェイスラインは乾燥肌という方は意外とたくさんいます。このような方は、ファンデーションを使い分けましょう。オイリー肌の部分はパウダーファンデーションを使い、乾燥肌の部分はリキッドファンデーションを使います。統一感を出すために、フェイスパウダーを仕上げに使うといいですね。

2-3.シチュエーションに合わせて選ぶ

リキッドファンデーションやクリームファンデーションなどの崩れにくいファンデーションは、落とすのにも手間がかかり肌に負担をかけやすいものです。ですから、ちょっと近所に出かけるだけという場合は、ミネラルファンデーションやルースファンデーションを使い、しっかりメイクを長時間持たせたいという場合は、リキッドファンデーションやクリームファンデーションを使うと肌に負担がかかりにくいでしょう。

リキッドファンデーションやクリームファンデーションを使用した場合は、クレンジングでメイク落としをした後に肌の保湿を入念にすると肌を傷めずにすみます。

ファンデーションの色味を選ぶコツ

この項では、ファンデーションの色味を選ぶコツをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

3-1.肌の色で選ぶ場合

ファンデーションは、

  • 赤みがある色 ピンク
  • 中間色 オークル
  • 黄色みが強い色 ベージュ

という風に色分けされています。中間色に近い赤みがある色の場合はピンクベージュ・中間色に近い黄色みがある場合は、ベージュオークルという風に表示をされるのです。

日本人に一番多い肌色は黄色みのある肌といわれていますが、人によって個人差があります。ですから、オークルを基本に色白の方はピンク系の色を、色黒の方はベージュ系の色を試してみるとよいでしょう。

3-2.自分の肌色にあったファンデーションの選び方

ファンデーションは「首の色に合わせて選ぶとよい」とよくいわれますが、首の色と顔の肌色が違う方も珍しくありません。ですから、耳の下あたりから首にかけてのフェイスラインにファンデーションをつけてなじみ具合を見てみましょう。そうすれば、首の色と顔肌の色、両方に合ったファンデーションの色を見つけることができます。

3-3.色の濃さにも気を配る

ファンデーションは色みだけでなく、色の濃さにも数種類あります。日本では美白がもてはやされるので、つい明るめな色を選びがちですが、明るすぎる肌色は顔色だけが浮いてしまいがちです。迷った場合は、同じ色みの異なる濃さのものを並べてつけてみましょう。似合う色味が分かります。

また、強い日差しやライトの下では明るい色はより白浮きして見えるのです。ですから、夏場や明るいライトの下で長時間過ごす場合は、濃い目のファンデーションのほうが肌にマッチして見えます。逆に、間接照明のような暗めのライトだけがある場所で過ごすときは、明るめの色を選んでも大丈夫です。

3-4.迷ったら美容部員にアドバイスをもらう

デパートなどの化粧品売り場には、専属の美容部員がいます。迷った場合は美容部員にアドバイスをもらいましょう。美容部員は化粧品メーカーが自信をもって売り場に配属しているプロフェッショナルです。的確なアドバイスをもらえますよ。

ファンデーション選びに関するよくある質問

Q.年齢ごとに必ずファンデーションを変えなければならないのでしょうか?
A.必ずとはいえませんが、年代によっておすすめのファンデーションは異なってきます。定期的に見直してみましょう。

Q.使っていたファンデーションがある日急に合わなくなるということはありますか?
A.可能性はありますので、注意が必要です。特に、直射日光のあたる場所に長時間いたり空気が乾燥している場所で長時間過ごしたりしている方は、気をつけましょう。

Q.化粧下地は必ず必要ですか?
A.メーカーによってファンデーションの成分は異なります。化粧下地とセットで販売されているものは、一緒に使うことで最も美しく見えるように作られているのです。一緒に使いましょう。

Q.肌荒れしているときは、ファンデーションを使わないほうがよいのですか?
A.ファンデーションは肌に負担をかけますので、できれば使わないほうがよいでしょう。不安な方は皮膚科医と相談してみてください。

Q.ファンデーションはふき取りタイプの化粧落としでも落とせますか?
A.落とせますが、ふき取りタイプの化粧落としは肌の水分まで奪ってしまいがちです。保湿を入念に行い、1日に何度も使わないように心がけましょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回はファンデーションの選び方についていろいろとご紹介しました。今は各メーカーから様々なファンデーションが出ています。それぞれに特徴がありますので、最初の一つは美容部員がいるような場所で買うと良いでしょう。自分の肌に合う色みやタイプがわかれば、通販でも失敗しにくくなりますよ。