なで肩の原因と治し方

なで肩の原因と治し方とは? この方法を試してみて!

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

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十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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「なで肩」とは、肩幅が狭く肩のラインが下に向けて下がっている肩を指します。女性らしいたおやかな印象を与えるので、あこがれている方もいるでしょう。しかし、なで肩の人は悩みも多いのです。でも、「生まれつきの体型だから」とあきらめている人も多いでしょう。しかし、姿勢や生活習慣でなで肩になった人もいるのです。

そこで、今回はなで肩の原因や治し方をご紹介します。なで肩で悩んでいる人や、なで肩が原因で体に不調が起きている方は必見ですよ。

なで肩のデメリットとは?

人の肩の形はさまざまです。なで肩のほかには、肩幅が広くガッチリとした印象を与えるいかり肩があります。特に、女性の場合はきゃしゃでたおやかな印象を与えるなで肩の方がよいという人も多いでしょう。しかし、なで肩ゆえの悩みも多いのです。この項では、なで肩のデメリットをご紹介しましょう。

1-1.肩ひもが落ちる

肩にかけるタイプのバッグは多いです。また、キャミソールやタンクトップなど「肩で着る」服もたくさんあります。なで肩の人は、肩が下に向きになっているのです。ですから、肩にひもをかけても落ちやすいでしょう。「何度直してもひもを調節しても、肩ひもが落ちる」と悩んでいる人は多いです。女性の場合はブラジャーのひもがしょっちゅう落ちる人もいるでしょう。肩にかけるタイプのバッグが使えなければ、バッグの選択肢も狭まります。

また、肩ひもがずり落ちていれば、だらしない印象を与えるでしょう。さらに、男性のスーツは肩幅があるていどないと、貧相な印象を見る人に与えてしまいます。ですから、男性でなで肩に人は、スーツが似合わないと悩んでいる方も多いのです。

1-2.肩こりになりやすい

いかり肩の人の方が、肩こりになりやすいイメージがあります。しかし、なで肩の人が肩こりになりにくいわけではありません。特に、大きなバッグを使っている人はどうしても肩にかけたくなります。落とすまいと力を入れると肩に余計な負担がかかり、肩こりになりやすくなるのです。

1-3.弱々しく見える

女性の場合は「たおやかに見える」とプラスの印象を与えることの多いなで肩ですが、男性の場合は「弱々しく見える」「女っぽく見られる」とマイナスのイメージを与えることが多いです。

実際に、なで肩を改善したいと筋トレに励む男性もたくさんいます。さらに、なで肩に猫背がプラスされると「自信がなさそう」「貧相」といったイメージも持たれやすいのです。

なで肩になる原因とは?

では、なぜなで肩になるのでしょうか? この項では、なで肩になる原因の一例をご紹介します。

2-1.自分がなで肩かどうかを知る方法

誰が見ても「なで肩」と分かる人もいれば、「なで肩ぎみだけれど、なで肩かなあ?」と迷う人もいるでしょう。自分がなで肩かどうか知りたい場合は、鎖骨をチェックしましょう。首から肩にかけて鎖骨が下がっていっているのならば、なで肩です。逆に上がっていくようならばいかり肩、水平ならば普通の肩ということになります。

2-2.骨格が原因

親子代々なで肩、という場合は肩の骨格が小さいためになで肩になりやすいです。このようななで肩は、なかなか矯正が難しいでしょう。しかし、姿勢や力の入れ方を直せば、肩こりになりにくくなります。

2-3.猫背

猫背になると、首を前につきだすような姿勢になりやすいです。ためしに背中を丸め、首がつきだした姿勢を側面から鏡に映してみましょう。なんとなく肩がすぼまって、なで肩に見えませんか? つまり、猫背を矯正すればなで肩も解消する場合があるのです。

また、猫背になると肩から首にかけて不自然な筋肉がつきます。この筋肉のつき方も、なで肩の原因になるのです。

2-4.下から強い力をかけることが多い

歌舞伎役者には、なで肩の人が多いですね。歌舞伎役者は稽古や舞台で着物を着ることが多いでしょう。着物は腰に巻いた帯で服を体に固定するため、肩へ下に引っ張る強い力がかかります。ですから、なで肩になりやすいでしょう。これと同じ理屈で、胸が大きい人もなで肩になりやすいです。胸はすべて脂肪でできています。これを皮膚と肩の筋肉で支えているため、胸が大きい人ほどなで肩になりやすいでしょう。

なで肩の治し方とは?

では、最後になで肩の治し方をご紹介します。すぐに効果は出ないかもしれませんが、肩こり解消にも効果的ですよ。

3-1.なで肩を改善するストレッチを行う

なで肩を改善するストレッチには、いろいろな種類があります。特徴は、肩の筋肉を鍛(きた)えること。肩の筋肉を適度に鍛(きた)えれば、なで肩も治りやすくなります。男性の場合はダンベルを使って重い負荷をかければ効果的でしょう。女性の場合は、500mlのペットボトルを利用するとよいですね。

ストレッチのやり方は「なで肩解消 ストレッチ」でインターネットを検索してみましょう。分かりやすい動画や説明がヒットします。

3-2.猫背を解消してみる

猫背を矯正するベルトなどをつけ、猫背を矯正してみましょう。それだけでもなで肩が解消しやすくなります。さらに、パソコンを使って仕事をしている人は、パソコンといすの距離も調整してください。首をつきだすようにしてパソコンを見ていると、なで肩になりやすくなります。

3-3.自分に合ったブラジャーをつける

ブラジャーが合っていないと、うまく胸を支えられません。大きければ大きいほど、自分に合ったブラジャーをつけることが大切です。最近はノンワイヤーのブラジャーも増えていますが、Eカップ以上の人はワイヤー入りのものを使って胸を下から支えましょう。

3-4.肩こりが改善されない場合は、整体院を利用しよう

なで肩のデメリットに「肩こり」があります。肩こりがひどくなると、頭痛や吐き気なども症状として現れるでしょう。肩こりを解消するためにはいろいろな方法がありますが、ひどい場合は整体院を利用すると解消しやすくなります。なで肩の治し方も、相談に乗ってくれるかもしれません。猫背などが原因でなで肩ぎみの人は、一度整体院で相談してみてもよいでしょう。なで肩が治りやすいように、ストレッチの方法などを教えてくれるところもあります。

おわりに

いかがでしたか? 今回は、なで肩の原因や治し方についてご説明しました。
まとめると

  • なで肩は骨格以外のことが原因のこともある。
  • なで肩はデメリットも大きい。
  • 肩の筋肉をつけたり、猫背を解消したりすればなで肩も治りやすくなる。

ということです。なで肩は体型や骨格の問題だから、がまんして不自由に耐えている人も多いでしょう。しかし、なで肩が治ればメリットもたくさんあります。特に、男性の場合はスーツが似合うようになるでしょう。しかし、なで肩を治そうとして無理なストレッチや運動をしてはいけません。肩を無理に動かすと、関節をいためる場合もあるのです。

なで肩を治そうとして肩に痛みを感じ、それが3日以上おさまらなければ、整形外科を受診しましょう。肩の痛みを放っておくと、肩が上がらなくなってしまうかもしれません。また、なで肩が治って姿勢がよくなれば、肩幅が広くても魅力的に見えるでしょう。なで肩で悩んでいる方はぜひ治し方を実践してみてください。