古傷が痛む原因や痛みを和らげる方法・古傷を治す方法

古傷が痛む原因や痛みを和らげる方法・古傷を治す方法とは?

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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昔に負った「古傷」が痛み始めると気になりますよね。悪くなっているのでは、ほかの部位が影響を受けているのでは…と不安な気持ちが押し寄せてくるでしょう。そこで、古傷が痛む原因や古傷の痛みを和らげる方法、治す方法・注意点について説明します。今現在抱えている不安を取りのぞくためにもチェックしてください。

古傷が痛む
原因とは

なぜ治っているのに古傷が痛むのでしょうか。古傷の痛みを治すためには「原因」を知る必要があります。そこで、古傷が痛む原因について詳しく説明しましょう。

1‐1.古傷が痛む原因はほとんどが「ストレス」

‟古傷がうずく”という表現はドラマや漫画でもよく見ます。実際に古傷を持っている人は再び痛み出すケースもあるのです。しかし、なぜ治っている傷なのに痛むのでしょうか? 主な原因は「ストレス」だと言われています。交感神経の活動が活性化することで古傷もうずき始めるでしょう。

気圧が低下すると頭痛を起こす人がたくさんいます。なぜなら、気圧の低下は内耳にある気圧受容器が反応しているからです。気圧受容器の反応によって交感神経が活性化、そして、血管の収縮が起こります。血管の収縮によって古傷の周辺にある感覚神経を刺激してしまうのです。

ストレスは交感神経を活性化する働きを持つため、以上のような仕組みで古傷が痛むようになります。ストレスを日々感じている人は注意しなければなりません。

1‐2.天気によって左右する古傷の痛み

先述したとおり、痛む古傷は内耳にある「気圧受容器」が関係しています。よって、古傷の痛みは「天気」が原因になるケースもあるのです。気圧が下がるときはほとんどが天気が悪くなります。気圧を感じるセンサーが敏感になって脳に伝達し、交感神経が活性化するのです。曇りや雨の日は気圧の低下によって古傷がうずきやすくなるでしょう。

また、体の冷えは痛みを感じる限界値が低下してしまうため、冷え性を持っている人も要注意です。体の冷えは古傷の痛みを起こすだけでなく、さまざまな病気にかかりやすくなります。できるだけ早めに解消しましょう。

1‐3.「古傷」が完治していない

古傷が痛む根本的な原因は、まだ「古傷が完治していない」可能性があります。そもそも完治していれば古傷は痛みません。しかし、痛むのなら完治していない証拠でもあります。筋肉内に傷がまだ残っている場合は傷を癒(い)やすための努力をしなければなりません。後ほど、詳しく古傷の治し方について説明しましょう。

また、再び古傷が痛むきっかけとしては「軽い運動をしたとき」も当てはまります。軽い運動をしたときに古傷が痛む人は多いのです。なぜなら、運動により筋肉が緊張するからだと言われています。特に、酸素や栄養が十分に足りていない場合、「乳酸」や「ブラジキンニ ン」「たんぱく分解酵素」の量が増えてしまうのです。つまり、以上の成分が増えるほど古傷の痛みがまず結果になってしまいます。

古傷の痛みを
和らげる方法

2‐1.温めて血行を良くする

古傷の痛みが出てきたとき体が冷えている人は「血行をよくする」ことに注目してください。先述したとおり、体の冷えは古傷の痛みを余計に悪化してしまいます。体を温めて血行をよくしていきましょう。

普段シャワーばかりになっている人はゆっくり湯ぶねにつかってください。ベストな入浴法はぬるま湯程度の温度で「半身浴」をすることです。半身浴は体の芯から温めると同時にリラックス効果もできます。

2-2.ストレスをためこまない

痛む古傷は「ストレス」が原因になっていることもあるため、リラックスする空間づくりは必要不可欠です。できるだけ自分がリラックスできる空間をつくっていきましょう。アロマオイルをたく、読書をする、好きな音楽を聴くなどいろいろな方法があります。

 

古傷を治す方法と
注意点について

3‐1.緊張している部分の筋肉をやわらかくする

古傷を完璧に治すには長期的な治療が必要になります。長期的な視野で古傷と付き合っていかなければなりません。しかし、地道に治療を続けていけば次第に古傷の痛みもなくなるので安心してください。

古傷を治すにはまず、緊張している部分の筋肉をほぐす必要があります。古傷の周囲にある筋肉は緊張しているのです。緊張している筋肉をすべてやわらかくしていきましょう。

3‐2.規則正しい生活習慣をすごす

古傷の痛みは「ストレス」や「栄養不足」など生活習慣に関係しています。よって、自分自身の生活習慣を見直していかなければなりません。あなたは規則正しい生活習慣を送っていますか?改めて見直してみてください。十分な睡眠の確保や栄養バランスが整った食事、ストレスとの上手な付き合い方、そして、適度な運動も必要です。

中でも、ストレスと食生活には注意してください。ストレスをためこまない生活を心がけ、栄養バランスの整った食生活を維持しましょう。コンビニ弁当やレトルト食品ばかり食べている人は栄養不足になりがちです。

筋肉をやわらかくするための成分や凝固している部分を取りのぞくことはできません。栄養を十分に摂取するからこそ自然治癒力も向上しますよ。

古傷の治療
まとめ

古傷が痛む原因や痛みを和らげる方法、治す方法・注意点について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。古傷が再び痛むと不安な気持ちになります。けれども、痛みを和らげる方法はあるので安心してください。マッサージは痛む古傷を安定させる力を持っています。

  • 古傷が痛む原因はほとんどが「ストレス」
  • 天気によって影響を受ける古傷の痛み
  • 古傷が完治していない可能性もある
  • 温めて血行をよくする、リラックスする
  • 緊張している部分の筋肉をやわらかくする
  • 規則正しい生活習慣を送る

以上のポイントは要チェックです。古傷の痛みで悩み続けるより、自分でできる処置を実践していきましょう。古傷の痛みを和らげるために生活習慣も見直してくださいね。