腱鞘炎の症状と解決方法

手首のしびれ、無視しない! 腱鞘炎の症状と解決方法

手首を動かしているときに違和感やだるさを覚えないでしょうか? もし、違和感があるときは腱鞘炎(けんしょうえん)になっていることがあります。腱鞘炎になると手首にさまざまな症状が出てくるもの。しかし、腱鞘炎も早めの治療が大切です。症状を知って早めに対処しましょう。

この記事では、腱鞘炎の症状と対策についてまとめました。

腱鞘炎の
症状

腱鞘炎(けんしょうえん)になるとさまざまな症状が出てきます。その症状について知っておきましょう。

1-1.腱鞘炎になる原因

腱鞘炎(けんしょうえん)とは、腱鞘(けんしょう)が炎症を起こすことを言います。日ごろから手を使う作業が多いと発症しやすいです。特に、最近のパソコン事務が多い人は発症しやすいと思いましょう。主に指・手首を動かすことで手・腕の筋肉が炎症を起こします。また、外傷から細菌が入る・糖尿病・リウマチなどが元で発症するのも知っておきましょう。

1-2.腱鞘炎の初期症状

腱鞘炎(けんしょうえん)の前兆としては、うまく指や手首が動かなくなります。また、痛みがないのに手首だけが妙に腫(は)れるなどの症状があるのです。さらに、動かすだけでだるさを感じます。さらに進行すると指や手首に違和感を覚えるので気を付けましょう。

また、動かしているときに痛みが一瞬だけ走るようになります。ほかには、痛みがあっても具体的な部分はわかりません。そのため、腱鞘炎だと気付かずにどんどん悪化していくことがあります。

1-3.腱鞘炎がひどくなると……

腱鞘炎(けんしょうえん)になると治療をしても再発してしまうのが特徴です。そのため、できるだけ初期段階での治療が重要となります。腱鞘炎の症状が中期になると痛い部分が明確になるもの。また、痛みや不快感が日常的に発生します。さらに進行すると神経痛に発展するので注意が必要です。ひどい場合は、痛みの会った場所がまひして手術が必要となるケースもあります。

1-4.ばね指の症状は?

腱鞘炎(けんしょうえん)と共に発生するのが「ばね指」です。ばね指になると第一関節を曲げるだけで「パキッ」、「プチッ」という音がします。これは、腱(けん)が腱鞘(けんしょう)に引っ掛かることで発生する音です。ばね指になるとものをつまむだけで痛みます。手を洗おうとするだけで痛むので日常生活に支障が出るもの。また、親指が曲げられず小銭を持てなかったり洗濯バサミを使えなかったりします。

1-5.姿勢が悪い人も腱鞘炎になりやすい

腱鞘炎(けんしょうえん)は、自分が気付かない内になっていることが多いものです。その原因は、手首や指への負担率で変わります。

たとえば、デスクワークをするときに猫背の人がいるとしましょう。そのような人は、普通の人よりも手首や指への負担が大きくなります。その結果、同じデスクワークをしている人よりも腱鞘炎となる可能性が高いのです。

また、手首や指の痛みを放置していると肩こりにもつながります。手首や指の痛みがストレスとなって肩へも影響するのです。姿勢の悪さも重なると手から肩に掛けて痛みがずっと残ります。

腱鞘炎の
改善方法

腱鞘炎(けんしょうえん)はひどくなると、手術の必要性もあるのです。そこで、事前に腱鞘炎とならないための対策を知っておきましょう。

2-1.腱鞘炎を予防する

腱鞘炎(けんしょうえん)は、手首や関節部分を頻繁(ひんぱん)に使うことで発生しますそのため、普段から手に負担の掛からない生活を意識しましょう。また、腱鞘炎になる人に多いのがピアノ・デスクワークです。普段の生活でピアノ・デスクワークの多い人は、休みを入れたりマッサージをしたりなどのケアを取り入れましょう。

2-2.腱鞘炎になったら

腱鞘炎(けんしょうえん)の治療法としては、まず手に負担を掛けないことが第1です。そのため、テーピングを巻いたり専用コルセットを装着したりします。この方法で改善が見られないと湿布や冷却スプレーで患部を冷やすのが一般的です。

また、治療法としておきゅうを使うことがあります。手首へのおきゅうは非常に熱いですが効果は高いです。多くの整骨院でも行われる施術方法となります。

しかし、これらの方法は初期から中期の腱鞘炎(けんしょうえん)への対応策です。腱鞘炎によって組織まで傷んでいる場合は、その部分を手術する必要があるのを知っておきましょう。

腱鞘炎の
悪化を防ぐ方法

腱鞘炎(けんしょうえん)の悪化を防ぐには、違和感が出たときに休憩することです。しかし、症状がひどいときはストレッチが欠かせません。そこで、腱鞘炎に効くストレッチを紹介しましょう。

3-1.指のストレッチ

まず、指を手の甲に向かって1本ずつそらします。この行動を2~3セット試してみましょう。
しかし、そらすときに無理な力は入れないようにします。そらし過ぎると逆効果となるので注意しましょう。

3-2.手首のストレッチ

手首から指先までデスクに置きます。その後、人差し指から小指までをつかみましょう。
そのままもう一方の手でつかんで10秒ほどそらします。反対側も同じようにストレッチをしましょう。

3-3.肘のストレッチ

まずは、腕を前方へ伸ばしてください。その後、もう一方の手で手首を下に向けて押します肘の外側にちょっとだけ痛みが来るように曲げて30秒停止しましょう。この行程を両腕で行います。痛みが無くなるまで何度か繰り返すと効果的です。

腱鞘炎を
チェックしよう

腱鞘炎(けんしょうえん)になってからだと完治は難しいもの。そこで、事前に腱鞘炎(けんしょうえん)の前兆があるかどうか確認しておきましょう。

まず、両腕を床と平行になるよう伸ばします。その後、手の平を天井の方へ向けましょう。そのとき、天井へ向けにくい・左右に差を感じたら肩や手に疲労が溜(た)まっている証拠です。ストレッチなどを行いましょう。

さらに、その状態のままでグーとパーを交互に行います。繰り返す中で、次の項目をチェックしてみましょう。

  • 手を握るときに動きがぎこちない
  • 手を握るときに指が伸びきらずに痛みを感じる
  • 指を動かすときに音がする
  • 5回繰り返すだけで疲れてしまう

以上のような症状があると腱鞘炎(けんしょうえん)の予備軍です。しっかりとストレッチなどを行いましょう。

腱鞘炎
まとめ

いかがでしたか? この記事では、腱鞘炎(けんしょうえん)にかんする情報についてまとめました。最後に、腱鞘炎にかんする大事なポイントをまとめておきましょう。

  • 腱鞘炎は、手を使い過ぎることで起こる
  • 腱鞘炎を放っておくと手術することになる
  • 未然にケアすることで症状を軽減できる
  • いちど腱鞘炎になると完治は難しい
  • 適度にストレッチ・マッサージを行う
  • 姿勢が悪いと腱鞘炎になりやすい

腱鞘炎になると指を動かすのに支障が出ます。そのため、ちょっとでも異常を感じたら未然にストレッチ・マッサージするのが重要です。チェック方法を参考にしながらマメにストレッチを行いましょう!