鼻水の止め方や治療方法

鼻水が止まらない方必見!! 止め方や治療方法を一挙ご紹介します。

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
免責事項について

寒くなると風邪をひく方も増えてきます。鼻水が止まらないという方も多くなるでしょう。しかし、人前で鼻水をすすりあげたり鼻を何度もかんだりするのは好ましくありません。そこで今回は、鼻水の止め方をご紹介しましょう。今回ご紹介する方法は、あくまでも応急処置的なものです。しっかりと鼻水を治療したい方向けの情報もご紹介します。

一時的に鼻水を止めるという方法は案外たくさんあります。鼻水が止まらなくて困っている方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

鼻水が止まらない原因

まずはじめに、鼻水が止まらない原因をご紹介しましょう。たかが鼻水と侮ってはいけません。

1-1.風邪

鼻水が出る最もポピュラーな原因は、風邪です。人によっては、鼻水が流れ続けて止まらないという方もいるでしょう。症状は約1~2週間で治まるのが一般的です。この時に対処が悪いと、副鼻腔炎を発症することもあります。

1-2.鼻炎

鼻炎は鼻の粘膜が炎症する病気で、鼻水が大量に出ることも珍しくありません。中でもアレルギー性鼻炎は、水のようなさらさらとした鼻水が出続けます。アレルギー性鼻炎の場合は、基本的にアレルゲンを撤去しない限り症状は緩和しません。病院で診断を受けることが大切です。

1-3.副鼻腔炎

副鼻腔炎とは、鼻の両脇にある副鼻腔という空洞内部が炎症を起こす病気です。発症して一ヶ月未満で治るものを急性副鼻腔炎、3か月以上症状が治まらないものを慢性副鼻腔炎と呼びます。慢性副鼻腔炎は蓄膿症とも呼ばれ、膿のような鼻水が出続ける厄介な病気です。自然治癒することはごくまれなので、病院での治療が必要になります。

鼻水を止める方法

この項では、鼻水を一時的に止める方法をご紹介します。応急処置的方法ですが、効果は期待できるので試してみてください。

2-1.鼻をつまんで頭を振る

一時期ツイッターなどのSNSで大流行した鼻水を止める方法です。

  1. 息を深く吸って吐きます。
  2. 鼻をつまんで、頭を上下に振ります。

(2秒間空を見て2秒間地面を見るというスピードで行いましょう)
息が続かなくなるまで頭を振り続けてください。
 

2-2.鼻水を止めるツボを押す

小鼻のすぐ両脇にある迎香というツボを、人差し指の腹で強めに押してみてください。マッサージを行うように30秒ほどぐっぐとリズミカルに押すのがコツです。頬骨の一番高い場所にある「こりょう」というツボも鼻水を止める効果があります。こちらも同じように、人差し指の腹でマッサージをするように30秒ほど押し続けましょう。

2-3.入浴する

鼻の粘膜の血行が良くなると、一時的に鼻水が止まります。入浴する時間がない場合は、洗面器に熱めのお湯を張りバスタオルを頭からかぶって湯気を鼻から吸い込むといいですね。この際、ペパーミントのアロマオイルを数的落とすとさらに効果が期待できます。

鼻水を根本的に止める方法

この項では、鼻水が出る原因を治す方法をご紹介します。鼻水は放っておいて止まるものと止まらないものがあるのです。

3-1.風邪の場合

風邪の場合は、暖かくして栄養のあるものを食べて休養するのが一番です。ビタミンCを多く含む食べ物は、体の免疫力を上げる効果があります。市販の風邪薬もたくさんでていますが、薬を飲んで無理をしても効果はありません。膿のような鼻水が出続ける場合は、病院へ行ったほうがよいですね。

3-2.アレルギー性鼻炎が疑われる場合

アレルギー性鼻炎とは、アレルゲンが鼻の粘膜に触れることによっておこる鼻炎です。アレルゲンの代表的なものとしては、杉やヒノキの花粉・ハウスダストなどがあります。ちなみに、杉やヒノキの花粉で起こるアレルギー性鼻炎は花粉症と診断されることが一般的です。素人にはアレルゲンが何であるかは判別できません。耳鼻咽喉科や病院のアレルギー科で検査をする必要があります。ですから、まずは病院を受診しましょう。

3-3.副鼻腔炎が疑われる場合

副鼻腔炎は放っておくと慢性化する厄介な病気です。風邪をひいて他の症状は治まったのに鼻水だけが出続けるという場合は、副鼻腔炎を発症している可能性が高いでしょう。自然治癒する可能性は少ないため、病院を受診してください。

3-4.血が混じった鼻水が止まらない場合

血が混じった鼻水が止まらない場合は、何らかの原因で粘膜の血管から出血が続いていると考えられます。できるだけ早めに病院へ行きましょう。鼻のかみすぎで粘膜が弱くなり、鼻血が出やすくなっている場合もありますが、悪性腫瘍などの可能性もあります。

病院へ行ったほうが良い症状とは?

  • 鼻水が3週間以上止まらない
  • 鼻水に頻繁に血が混じる
  • 鼻水だけが急に出るようになった

このような症状が出た場合は、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診しましょう。たかが鼻水と思ってはいけません。特に、慢性副鼻腔炎は一度発症すると完治までに時間がかかります。

よくある質問

Q 風邪と副鼻腔炎の違いがよく分かりません。どのような違いがあるのでしょうか?

A 風邪の場合は、鼻水の他に咳やのどの痛み発熱などの症状が伴いますが、副鼻腔炎の場合は鼻水や鼻づまりだけです。風邪を発症した後で、鼻水だけがしつこく続く場合は、副鼻腔炎を発症している可能性があります。

Q 花粉症は急に発症するものなのでしょうか?

A 急に発症する方も珍しくありません。また、今まで軽症だった方が急に重症化することもあるのです。

Q 鼻水を止める応急処置はどのくらいの時間効果があるのでしょうか?

A 個人差はありますが、だいたい30分~1時間前後は効果が期待できます。

Q さらさらの鼻水の場合は、アレルギー性鼻炎で間違いないのでしょうか?

A 可能性は高いのですが、素人が判断することはできません。耳鼻咽喉科を受診してください。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、鼻水を一時的に止める方法や、その原因の根本的な治療方法をご紹介しました。これから年末にかけて、仕事が忙しくなるという方も多いと思います。しかし、風邪で鼻水が止まら場合は応急処置を行ったり市販薬を使ったりするだけでは不十分です。一番は休養、そして栄養をつけて体を冷やさないようにしましょう。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎が疑われる場合は、可能な限り早く耳鼻咽喉科を受診してください。治療が早いほど、予後がよくなるものです。