足組みが招く体調不良や肥満の原因

体調不良や肥満の原因にも!足組みをする癖が招く悪影響とは?

デスクワークをしている方に多いのは、足を組む姿勢です。癖になっている方がほとんどで、体のバランスが崩れそうだと気づくと止めますが、いつの間にかまた足組みしていたという経験をされた方も多いと思います。カフェでお茶を飲んでリラックスしているとき、クリニックでの待ち時間、テレビを観ているとき、何気ない時間の多くは足を組みながら過ごしていることでしょう。足組みが癖になっている方は、楽だからという意見が多くあります。しかし、足組みは全身に悪影響を及ぼす恐れもある仕草なんです。

止めようと思ってもなかなか止められない足組み。体にもたらす悪影響や癖の直し方など、詳しくご紹介します。健康のためにも、ぜひ参考にしてみてください。

なぜ足組みをしてしまうのか?

知らず知らずにやってしまう足組み。癖になってしまうと、楽な姿勢で止められなくなってしまいますよね。特に、何かに集中していると長時間足組みしたまま過ごすこともあるでしょう。足組みをしてしまう原因をご紹介します。

1-1.落ち着く

足組みが癖になっている方の意見のほとんどは、「落ち着く」と答えています。明確な理由はなく、精神的に楽な姿勢であるからだといえるでしょう。落ち着くのは、その姿勢が安定していると感じているからです。不安定な姿勢は、精神的な不安定さも招きます。足を組むことで、精神的な安定を図り、体のバランスを保(たも)っているからこそ落ち着きを感じているのです。

1-2.重心を置く

人間の体は左右対称ではありません。右と左では違う動作をすることがほとんど。体の重心をどちらかに置き、片方を自由に使えるように意図的にしているのです。人によってどちらに重心を置くかはさまざま。利き腕・利き足によっても異なります。業務内容や精神的・肉体的に受けるストレスの受け方によっても変わるんです。

1-3.安定感を求めている

人間の体は敏感で、片方に重心を置くと接地している部分が少なくなり、不安定さを感じてしまいます。右足に重心を置くと左足が不安定になり、 接地面を求めて足組みするようになるのです。安定感を求める中で、自然と足組みでバランスと体の安定感を得ようとしている行動だといえるでしょう。

足組みがもたらす悪影響

体のバランスがどちらかに片寄ると、自然と全身に影響が出始めます。一時的なものであれば問題ありませんが、継続して行っている場合、全身に悪影響を及ぼす恐れもあり、決して軽視できない問題です。何となく足組みしていた、癖になってやめられないという方は、体への影響を知っておきましょう。若い方でも、高齢者の方でも、体への影響は同じ。健康を少しでも意識するのであれば、体調管理の1つとして考えてみてください。

2-1.体の歪(ゆが)み

癖になっている方は、座ると自然に足を組む仕草をします。無意識でやっているケースがほとんどです。普段からしている座り方なので、足を組まないと落ち着かないという方もいらっしゃるでしょう。足組みは腰への負担が大きく、骨盤の歪(ゆが)みの原因です。重心をかける方によって左右どちらに傾くかは異なりますが、骨盤全体が回旋するため、背骨への影響も避けられません。足の長さが左右で違いが出ている方も多くいます。O脚・X脚になってしまうこともあるほど、足組みは体型に影響を与えてしまうのですね。

2-2.猫背になりやすい

足組みしながら座っていると、猫背になっていることが多く見ることができます。重心がかかる方の股関節・膝(ひざ)・足首など、背骨を圧迫することでさまざまな悪影響が出てくるはずです。歪(ゆが)んだ姿勢を続けていると、首・肩にも大きな負荷がかかり、頭痛などのトラブルが発生します。最近調子が悪いと感じている方は、まずは座り方を見直すといいでしょう。

2-3.血流悪化

足組みすることで、足全体の血流が悪化します。むくみやすくなったり、疲労感を抱きやすくなったりすることもあるでしょう。重心が片寄ることで、本来あるべき位置から骨盤や背骨がずれてしまい、筋肉バランスも崩れてしまいます。血流悪化だけではなく、リンパ停滞・代謝不良も引き起こしてしまう原因です。むくみやすくなることから、肥満にもつながるとされています。特に、下半身太り・下腹部に脂肪がつきやすい原因です。

2-4.全身のバランスが崩れる

スリムな体型に憧れるのは、男性でも女性も同じです。痩せることばかりに注目されがちですが、骨格も大切なポイントになります。足組みによって骨盤や骨の歪(ゆが)みが発生すると、筋肉バランスが悪くなり、痩せても理想とは少し違うイメージになることも。体つきだけではなく、骨盤の歪(ゆが)みは表情にも現れます。骨盤の歪(ゆが)みは、顔の骨格も歪(ゆが)めてしまうのです。本当に美しい体を目指すなら、足組みはなるべく避けるようにしましょう。

足組みの癖を直す方法

習慣になってしまっている足組みを直すのは、違和感を抱く方も多いでしょう。しかし、骨盤の歪(ゆが)みは自分では克服することは難しく、放置しておくとスタイルが悪くなってしまいます。ダイエットなど美容を意識している方は、食生活や運動に加えて正しい座り方を取り入れてみてください。足組みの癖を直す方法をご紹介します。

3-1.膝(ひざ)の間にノートなどを挟む

正しい姿勢で座ったら、膝(ひざ)の間にノートや薄い本などを挟んでみましょう。足を揃(そろ)えた上に乗せておく方法もおすすめです。きちんとした姿勢を保(たも)てていれば、挟んだものが落下することはありません。足組みをする方は無意識にやっているケースがほとんどです。普段のように足を組もうとすれば、挟んでいたものが落ちて姿勢が崩れたことに気づきます。足組みをしようとしていたという警告にもなり、自己意識を高めるきっかけになるでしょう。

3-2.筋トレ

背筋・腹筋を鍛えるのも効果的です。猫背になりやすい方は筋力が弱い傾向があります。毎日少しずつでも筋トレを行い、足を組まなくても楽な姿勢が取れるような体作りをしていきましょう。筋トレは短期集中して行うより、毎日少しの時間で継続して行う方が効果があります。
入浴時に体をしっかり温めてからストレッチで体をほぐすのもおすすめ。筋トレが苦手な方は、まずはストレッチから始めてみてはいかがですか? 血行促進にもつながり、足組みで凝り固まった筋肉をほぐすことができるでしょう。しなやかな筋肉を取り戻すことができますので、なるべく足組みしないよう注意し、少しずつ意識改革していくことが大切です。

3-3.姿勢を正しく

何より大切なのは、正しい姿勢をキープすることです。最初は意識して続けられても、自然と楽な姿勢に崩れてしまうもの。タイマーを使って時間をセットし、姿勢を正しくしていられるように工夫してみましょう。短い時間から始め、徐々に延ばしていくのがポイントです。正しい姿勢を続けることで、体の歪(ゆが)みも自然に改善されていきます。正常な体に戻れば、足組みが辛(つら)いと感じるようになるはずです。日々の習慣の中に取り入れてみてください。

まとめ

足組みがもたらす体への影響についてご紹介しました。

  • なぜ足組みをしてしまうのか?
  • 足組みがもたらす悪影響
  • 足組みの癖を直す方法

楽だからつい足組みしてしまう方も多いでしょう。しかし、足組みは体の歪(ゆが)みを起こし、全身に悪影響を及ぼす恐れがあります。正しい姿勢を意識し、体の歪(ゆが)みを戻すように取り組んでみてください。体の歪(ゆが)みが改善すると、足組みが辛(つら)いと感じるようになるでしょう。健康のためにも、足組みはなるべく避けたい姿勢ですね。