腸内環境の改善方法が知りたい! 整えるポイントや生活習慣など解説

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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腸内環境が整っている人は、健康的な体を維持し続けることができます。腸は便通や消化吸収に関与しているだけでなく、ホルモンバランス・免疫細胞・精神などの心身に大きな影響をもたらす器官です。健康や美肌は腸内環境に左右するといっても良いでしょう。しかし、「腸内環境を整えるには何をすべきか分からない」という方も多いはずです。そこで、本記事では、腸内環境の基礎知識から重要性・チェックリスト・改善方法について説明します。

この記事を読むことで、腸内環境の改善方法について詳しく知ることができます。気になる方や、健康的な体でいたい人は、ぜひ参考にしてください。

01. 腸内環境の基礎知識

腸内環境を整えるためには、基礎知識を身につけることが大切です。腸のメカニズムや最近の傾向について、詳しく説明します。

1-1.腸内環境とは

主に、大腸内部の環境のことを腸内環境といいます。大腸は小腸に続く器官で、医学的には盲腸から肛門(こうもん)につながる直腸までの部位です。口にした食べものの消化や、吸収する過程の中で便をつくりだす役割を担っています。腸内環境は、排便と深い関係を持っているため、環境が悪くなれば多くの人が悩んでいる「便秘」になるのです。

1-2.腸のメカニズムについて

腸内環境のカギをにぎっているのは、大腸内部に多数存在している「腸内細菌」です。私たちの大腸に潜んでいる腸内細菌は、およそ数100種類、100兆個にもおよぶといわれています。これらの腸内細菌は、全体の約7割が日和見菌(ひよりみきん)、約2割が善玉菌、約1割が悪玉菌です。善玉菌は体の健康維持に貢献し、悪玉菌は腐敗物質を生み出し健康に害を与えます。そして、日和見菌は善玉菌・悪玉菌のどちらにも該当せず、強いほうの菌に味方する菌です。悪玉菌が強ければ悪玉菌、善玉菌が強ければ善玉菌と同じ働きをします。これらの腸内細菌のバランスが整っているからこそ、食べものから栄養を吸収し、不要なものを便として排出できるのです。しかし、バランスが崩れてしまうと、腸内環境が悪くなります。

1-3.最近の傾向

腸内環境は、加齢によって悪化するものと考えられていましたが、近年は若い人にも腸内環境の乱れが目立ち始めるようになりました。その主な理由として挙がっているのが、生活習慣や食生活の乱れです。不規則な生活習慣・食生活をしている若者が増えてきており、腸内環境が乱れています。
また、腸内環境はストレスによって変化することが分かりました。現代はストレス社会といわれているため、過剰なストレスで腸内環境が乱れる人が増加しているようです。