生理不順に悩んでいる人必見! 症状・原因・対処法を分かりやすく解説

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「生理の周期がなかなか安定しない」「生理が長い間こなかったり、月に2回きたりして不安だ」こんな生理不順の悩みを抱えている人は、珍しくありません。生理周期が乱れる原因はいろいろありますが、中には病気が原因というケースもあります。
そこで、今回は生理不順になる原因や症状・対処方法について解説しましょう。

  1. 生理不順の基礎知識
  2. 心配のいらない生理不順は?
  3. 生理不順の原因
  4. 生理不順への対処方法
  5. 生理不順に関するよくある質問

この記事を読めば、病院を受診する目安についても分かります。生理不順で悩んでいる人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.生理不順の基礎知識

はじめに、生理不順とはどのような状態かということを解説します。

1-1.規則正しい生理とは?

生理には個人差がありますが、おおよそ25~38日間隔で起こります。期間は、3~7日程度が一般的です。つまり、これよりも生理周期・生理期間が長かったり短かったりした場合は、生理不順といわれます。

1-2.生理不順の種類は?

生理不順には、以下のような種類に分類されます。

1-2-1.稀発月経

生理周期が38日以上開く場合は、稀発月経(きはつげっけい)と呼ばれます。卵巣の働きが不十分で、ホルモンバランスが崩れると稀発月経になる可能性があるでしょう。

1-2-2.頻発月経

逆に、生理周期が24日以下という場合は頻発月経(ひんぱつげっけい)と呼ばれます。黄体ホルモンの分泌が不十分で、子宮内膜が十分に熟成しないまま剥がれ落ちてしまうことが、原因となることもあるでしょう。

1-2-3.過長月経

生理が8日以上ダラダラと続く場合は、過長月経(かちょうげっけい)と呼ばれます。病気の可能性もあり、早めに病院を受診しましょう。

1-2-4.過短月経

逆に、生理が2日以内で終わってしまうと、過短月経(かたんげっけい)と呼ばれます。子宮内膜が薄かったり、子宮が未成熟だとなる可能性があるでしょう。

1-3.月経量が多かったり少なかったりしても月経不順

月経の量は個人差がありますが、レバー状の塊が頻繁に出てきたり、1時間くらいで夜用のナプキンから漏れ出すような出血量があったりする場合は、過多月経(かたげっけい)と呼ばれます。一方、出血量がほとんどない月経は過少月経(かしょうげっけい)と呼ばれ、どちらも生理不順です。病気の可能性もあるので、放置しておいてはいけません。

2.心配のいらない生理不順は?

生理不順になっても、排卵が規則正しく行われていれば過剰に心配することはないでしょう。排卵が行われているかどうかは、基礎体温を測れば確かめられます。高温期・低温期がはっきりしている場合は、排卵は行われていると考えてください。ホルモンのバランスが乱れると、生理周期も乱れます。現在はストレス過多の時代なので、ホルモンバランスが乱れて生理不順になることは珍しくありません。このような場合、ホルモンバランスが整えば、生理不順も解消する可能性が高いでしょう。
ただし、出血量が急に増えたり生理痛がひどくなったりしている場合は、できるだけ早く病院を受診してください。

3.生理不順の原因

この項では、生理不順の原因について解説します。

3-1.ホルモンバランスの乱れ

2でご説明したように、ホルモンバランスはストレスなどで乱れやすいものです。ですから、仕事などで責任ある立場についたり、受験のストレスなどで生理不順になることもあるでしょう。ストレスを解消し、規則正しい生活を送れば生理不順が解消することもあります。しかし、長い間放置していれば、早期閉経などが起きる可能性もあるでしょう。排卵があるけれど生理不順が半年近く続いている場合は、一度病院を受診してください。

3-2.子宮や卵巣の未成熟

子宮や卵巣が何らかの原因で成熟していないと、生理不順になります。子宮や卵巣は10代前半で成熟を始め、20歳ころに成熟しますが、何らかの原因で成熟が止まってしまうこともあるのです。また、卵巣が未成熟の場合は生理があっても排卵はしていない、ということもあるでしょう。子宮が未成熟の場合は、妊娠が継続しにくい可能性があります。つまり、未熟な子宮や卵巣のままでは、妊娠・出産に支障が出ることもあるのです。基礎体温を測り、排卵していない可能性が高い場合は、できるだけ早く病院を受診してください。

3-3.病気

子宮内膜症・子宮ポリープ・子宮筋腫・子宮頸がん・子宮体がん・卵巣腫瘍などの病気になると、生理不順になります。子宮内膜症や子宮筋腫になると生理痛が重くなる症状も出ますが、痛みなどが全くでない病気もあるのです。今まで順調に生理が来ていたのに、ある日突然不順になったという場合や、出血量が増えて生理痛がひどくなった場合は、すぐに病院を受診しましょう。

4.生理不順への対処方法

この項では、生理不順への対処方法を解説します。ぜひ、参考にしてください。

4-1.規則正しい生活とストレス解消

生理不順になる原因の大半がストレスとも言われています。規則正しい生活を送り、適度なストレス解消をすればホルモンバランスの乱れは治るでしょう。心と体をリラックスさせることが大切なので、リラクゼーションを心がけてください。飲酒・喫煙・暴飲暴食は控えましょう。また、下腹部を冷やさないことが大切です。夏場も空調が効いている場所で長時間過ごす場合は、腹巻きをするなどするといいでしょう。

4-2.病院を受診する目安

生理不順が半年以上続いている場合や、生理痛がひどくなった場合、経血の量が極端に増えたり減ったりした場合は、病院を受診しましょう。35歳以上になると女性ホルモンの分泌が減り、生理不順になることも多くなりますが、放っておくと早期閉経になる可能性もあります。また、病気の場合は一刻も早い治療が必要です。病院は、婦人科・産婦人科を受診しましょう。

4-3.病院で行う治療

病院で行う治療には、次のようなものがあります。

  • 医師の指導の下に生活を改善する
  • 投薬療法
  • 手術

投薬は、ホルモンの分泌を促す薬剤が使われることが多いでしょう。また、子宮筋腫・悪性腫瘍(ガン)は手術になることもあります。医師と相談してもっともよい治療方法を取りましょう。

4-4.基礎体温の重要性

基礎体温を測っていれば、排卵の有無が分かります。そうすれば、生理不順の原因や治療法も分かりやすいでしょう。基礎体温をスマートフォンでつけられるアプリもありますので、生理不順が気になりだしたら一度測ってみてください。病院を受診する際も、基礎体温表は持参しましょう。

5.生理不順に関するよくある質問

Q.生理が始まったばかりの頃は、生理不順は珍しくないと聞きました。
A.はい。生理が始まってすぐは子宮も卵巣も成熟しきっておらず、生理不順になりやすいのです。ですから、1年程度は様子を見ましょう。ただし、生理のたびに激しい腹痛がある場合は病院を受診してください。

Q.閉経が近くなると、生理不順になりますか?
A.はい。50歳間際になるとホルモンの分泌もかなり少なくなり、生理不順になりやすくなるでしょう。その一方で、子宮体ガンの危険性も上がってきます。特に、生理が8日以上も続く場合は、一度病院を受診してください。

Q.冷えでも生理不順になりますか?
A.はい。冷えは体にとって大きなストレスです。

Q.もともと生理周期が安定せず、生理不順かどうかよくわかりません。
A.初潮の頃から生理周期が安定していない場合は、一度基礎体温をつけて病院を受診しましょう。

Q.生理不順は不妊の原因になりますか?
A.無排卵の場合は、不妊になる可能性があるでしょう。

おわりに

今回は、生理不順の原因や対処方法を解説しました。現在は、女性の社会進出も目覚ましく、その分ストレスも抱えがちです。生理不順になることは決して珍しくありません。しかし、だからといって放置しておいてもダメです。20歳を過ぎたらかかりつけの産婦人科や婦人科を作り、何かあったら相談にいきましょう。