首の痛みをとるための基礎知識

寝違えたときの正しい治し方とは? 首の痛みを効率的にとるための基礎知識

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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寝違えると、1日中痛みが残ってしまいます。生活や仕事に支障が出るでしょう。そこで、寝違えた首の治し方、原因、注意点や対策について説明します。毎日、首を寝違えてしまう人、首がまわらなくなった人はぜひチェックしてくださいね。なぜ寝違えてしまうのか、原因を把握することも大切です。効率的に痛みを治す方法について、詳しく説明していきましょう。

01. 寝違えた首の
治し方

間違えた治し方をすると、余計に首の痛みが悪化します。首の痛みを和らげるためにも、正しい治し方を把握しておきましょう。寝違えた首をスムーズに治したい人は、ぜひチェックしてくださいね。

1-1.首まわりの血流をよくする

寝違えてしまった首を無理にほぐそうとするのはNGです。痛みがある首を直接動かさず、まずは、首まわりの血流を活性化しましょう。血液の流れが活性化すれば、痛みもある程度和らぎますよ。

血流を良くするため、脇の下にある筋肉を伸ばしてください。脇の下にある筋肉は、首まわりの筋肉とつながっています。直接首の筋肉へ刺激するのは危険なので、脇の下にある筋肉を刺激しましょう。たとえば、首の痛みがひどいがわの手を、ゆっくり後ろに伸ばしてください。後ろに行くところまでしっかり伸ばしましょう。

そして、20秒間ほどそのままキープした後、ゆっくり前に上げていってください。少しずつ脇の下にある筋肉をほぐすことで、首の痛みも和らぐでしょう。

1-2.痛みのないところから首を動かす

首まわりの血流をよくしたら、少しずつ首を動かしていきましょう。ただし、首を急に動かしてはいけません。痛みがひどくなる恐れがあるため、「ゆっくり」動かすことが大切です。まずは、痛みのないところから首をゆっくり動かしてください。首の右側に痛みがある場合、首を左に動かしましょう。前後、左右、ななめなど、首をさまざまな方向に動かしてみてください。どの方向に動かしたら痛むのか、把握することも大切です。

そして、少しずつ動く範囲が広がってきたら、痛みがある方にも動かしていきましょう。しかし、無理に動かしてしまっては意味がありません。動かして痛みがある場合は、無理にしようとしないでください。ほとんどの人は、時間がたてば自然と痛みが治まります。

1-3.簡単にできる治し方「肩すくめ」

1番最初に、血流をよくする治し方を紹介しました。寝違えた首の治し方は、首ではなく「肩まわり」の筋肉をほぐすことが1番です。肩の周囲には、首とつながっているさまざまな筋肉があります。そのため、肩がリラックスすれば首の痛みも自然と治まるのです。

そこで、おすすめしたい方法が「肩すくめ」になります。両肩を持ち上げるだけの簡単な方法です。ただし、肩すくめは大切なポイントが2つあります。「脱力すること」と「両肩をゆっくり下げること」です。

首に痛みがあると、体が緊張してしまいますよね。緊張状態のままだと、いつまでたっても痛みを和らげることはできません。体をリラックスするように、肩全体を脱力してください。余計な力を入れる必要はありませんよ。脱力したまま両肩を持ち上げ、数十秒キープしましょう。キープした後は、ゆっくり元の位置に戻してくださいね。