骨盤に痛みが起こる原因は? 正しく対処するために知るべき3つのポイント

「最近、骨盤の辺りに痛みを感じる」とお悩みではありませんか? 骨盤の痛みにはさまざまな原因があり、それぞれ対処法が異なります。原因に合わせた対策をとらなければ悪化する恐れもあるため、注意が必要です。そこで、この記事では、骨盤の痛みが起こる原因を紹介し、それぞれに合った対処方法について説明していきましょう。

骨盤に痛みが出る原因とは?

骨盤に痛みが出る原因としては大きく3種類に分けられます。一つ目が骨盤のゆがみやズレ、2つ目が骨盤に付着する筋肉の異常、3つ目が骨盤内にある臓器の異常です。ここでは、それぞれの症状について詳しく見ていきましょう。

1-1.骨盤のゆがみやズレが起きている

骨盤に痛みが出る原因として最も多いのが、骨盤のゆがみやズレです。仙腸関節炎(せんちょうかんせつえん)や仙腸関節障害(せんちょうかんせつしょうがい)と診断されるものがこれにあたります。初期の段階では特定の姿勢でのみ痛みが起こる程度です。しかし、症状が悪化すると、安静にしていても常に痛みを感じるようになります。靴が片方だけすり減る・左右の腰の高さが異なる・腰をひねると痛むという場合には、骨盤のゆがみ・ズレによって痛みが起きていることが考えられるでしょう。

1-2.骨盤に付着する筋肉の衰え

骨盤に付着する筋肉が原因で痛みを感じることもあります。中でも特に骨盤の痛みと関連が深い筋肉が大腰筋と腸骨筋です。運動不足などでこれらの筋肉が衰えると、骨盤に大きな負担がかかります。特に、デスクワーク中心の仕事をしていて体を動かす機会が少ないという方に多く見られる原因です。

1-3.骨盤内にある臓器に異常がある

骨盤内にある臓器の異常も骨盤の痛みを引き起こす原因の一つです。骨盤内には、生殖器や膀胱(ぼうこう)・直腸・盲腸など、さまざまな臓器があります。これらの異常が影響して骨盤に痛みが起こるのです。考えられる症状としては、虫垂炎・尿路感染症・胃腸炎・婦人科系疾患などがあります。痛みが重度な場合や長期に亘って痛みが続く場合は、こうした原因を疑ったほうがよいでしょう。

骨盤の痛みを解消するには?

それでは、骨盤の痛みを解消するにはどのように対処すればよいのでしょうか? 原因別の対処法を紹介します。

2-1.骨盤のゆがみやズレが起きている場合の対処法

骨盤のゆがみやズレによって痛みがある場合は、骨盤を正しい位置に戻す必要があります。そこで、骨盤の矯正に役立つストレッチを2つ紹介しましょう。

2-1-1.足ひねりストレッチ

  1. あお向けになり、膝を立てます。
  2. 両膝をそろえて、息を吐きながらゆっくりと右に倒していきます。このとき、足裏・肩が床から離れないように注意してください。
  3. 息を吸いながら元の姿勢に戻ります。
  4. 左側も同様に行ってください。

2-1-2.体揺らしストレッチ

  1. あお向けになり、両脚を腕で抱えます。
  2. そのままの姿勢で、体を前後に揺らします。

※前後往復20回程度行ってください。

2-2.骨盤に付着する筋肉が弱っている場合の対処法

筋肉の衰えによって骨盤が痛む場合は、トレーニングをして筋肉を鍛えることで改善することができます。大腰筋・腸骨筋を効果的に鍛えるエクササイズを紹介しましょう。

  1. あお向けになり、膝を立てます。
  2. 膝を曲げたまま、股関節の筋肉を意識しながら足を天井に向かって上げていきます。このとき、腰が床から離れないように注意してください。

※10〜20回を1セットとし、3セット程度行ってください。

2-3.骨盤内の臓器に異常がある場合の対処法

骨盤内の臓器に異常があると考えられる場合は、すぐに病院へ行くようにしてください。異常のある臓器を特定し、早急に治療する必要があります。臓器に異常がある場合、治療せずに放置すると取り返しのつかないことにもなりかねません。気になる症状がある場合は、早めに病院を受診しましょう。

骨盤の痛みを予防するにはどうすればいい?

最後に、骨盤の痛みを予防するためのポイントを紹介します。以下のことを意識して、再発を防ぐようにしましょう。

3-1.正しい姿勢を身につける

骨盤の痛みを予防するためには、正しい姿勢を身につけることが大切です。そこで、正しい姿勢を身につける方法を紹介します。

  1. 壁に後頭部・肩・お尻をくっつけて立ちます。
  2. 頭頂部を引っ張り上げるイメージで背筋を伸ばします。
  3. 骨盤を起こすようにして、壁と腰とのスペースが手のひら一枚分になるようにします。

3-2.適度な運動を習慣にする

程度な運動を習慣にすることも骨盤の痛み予防に効果的です。ウォーキングなどの無理のない運動を習慣的に行うことで、骨盤を支える腰回りの筋肉が鍛えられ、骨盤にかかる負担を軽減できます。ウォーキングをする際は、手に荷物などを持たないで、まっすぐな姿勢をキープしてください。

3-2.長時間同じ姿勢を続けない

骨盤の痛みを予防するためには、長時間同じ姿勢をとり続けないことも大切です。デスクワークなど、同じ姿勢をとりがちな場合は、1時間に1度のペースで休憩を取るように心がけてください。また、休憩の際は、腰の筋肉をほぐすストレッチなどをすると効果的です。

まとめ

いかがでしたか?
この記事では、骨盤に痛みが起こる原因、その問題を解消する方法について解説しました。

骨盤の痛みには、

  • 骨盤のゆがみやズレ
  • 骨盤に付着する筋肉の異常
  • 骨盤内にある臓器の異常

といった3つの原因があります。

骨盤の痛みを改善するためには、原因にあった対処をする必要があります。

  • 骨盤のゆがみやズレが起きている場合:骨盤を正しい位置に戻すストレッチ
  • 骨盤に付着する筋肉が弱っている場合:大腰筋・腸骨筋を鍛えるエクササイズ
  • 骨盤内にある臓器に異常がある場合:すぐに病院で診てもらう

以上のポイントを押さえて、骨盤の痛み対策に取り組んでください。骨盤が痛む原因の多くは、姿勢の乱れによる骨盤のゆがみやズレです。正しい姿勢を身につけ、本来の位置に骨盤をキープするようにしましょう。