骨盤に痛みが起こる原因と対処法

骨盤に痛みが起こる原因は? 正しく対処するために知るべき3つのポイント

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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「最近、骨盤の辺りに痛みを感じる」とお悩みではありませんか? 骨盤の痛みにはさまざまな原因があり、それぞれ対処法が異なります。原因に合わせた対策をとらなければ悪化する恐れもあるため、注意が必要です。そこで、この記事では、骨盤の痛みが起こる原因を紹介し、それぞれに合った対処方法について説明していきましょう。

01. 骨盤に痛みが出る原因とは?

骨盤に痛みが出る原因としては大きく3種類に分けられます。一つ目が骨盤のゆがみやズレ、2つ目が骨盤に付着する筋肉の異常、3つ目が骨盤内にある臓器の異常です。ここでは、それぞれの症状について詳しく見ていきましょう。

1-1.骨盤のゆがみやズレが起きている

骨盤に痛みが出る原因として最も多いのが、骨盤のゆがみやズレです。仙腸関節炎(せんちょうかんせつえん)や仙腸関節障害(せんちょうかんせつしょうがい)と診断されるものがこれにあたります。初期の段階では特定の姿勢でのみ痛みが起こる程度です。しかし、症状が悪化すると、安静にしていても常に痛みを感じるようになります。靴が片方だけすり減る・左右の腰の高さが異なる・腰をひねると痛むという場合には、骨盤のゆがみ・ズレによって痛みが起きていることが考えられるでしょう。

1-2.骨盤に付着する筋肉の衰え

骨盤に付着する筋肉が原因で痛みを感じることもあります。中でも特に骨盤の痛みと関連が深い筋肉が大腰筋と腸骨筋です。運動不足などでこれらの筋肉が衰えると、骨盤に大きな負担がかかります。特に、デスクワーク中心の仕事をしていて体を動かす機会が少ないという方に多く見られる原因です。

1-3.骨盤内にある臓器に異常がある

骨盤内にある臓器の異常も骨盤の痛みを引き起こす原因の一つです。骨盤内には、生殖器や膀胱(ぼうこう)・直腸・盲腸など、さまざまな臓器があります。これらの異常が影響して骨盤に痛みが起こるのです。考えられる症状としては、虫垂炎・尿路感染症・胃腸炎・婦人科系疾患などがあります。痛みが重度な場合や長期に亘って痛みが続く場合は、こうした原因を疑ったほうがよいでしょう。