乳がんになりやすい人は? その特徴や乳がんの早期発見方法を紹介!

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乳がんは乳房にできるがんで、患者の9割以上が女性です。女性のがん死亡率の9%を占め、すべての年代で発症する可能性があります。「乳がんを早期発見したい」と定期的に自己検診をしたり病院へ検診に通ったりしている人も多いことでしょう。また、「乳がんになりやすい人はいるの? その特徴は?」と考えている人もいると思います。

そこで今回は、乳がんを発症する要因や乳がんになりやすい人の特徴を紹介しましょう。

  1. 乳がんを発症する要因
  2. 乳がんになりやすい人の特徴
  3. 乳がんを予防したり早期発見したりする方法
  4. 乳がんに関するよくある質問

この記事を読めば、実践しやすい乳がんの予防方法も分かります。乳がんについていろいろと知りたい人は、ぜひこの記事を読んでみてください。

1.乳がんを発症する要因

はじめに、乳がんの発症にかかわるホルモンについて解説します。

1-1.乳がんの発症にはエストロゲンが深く関わっている

乳がんの発症要因の1つに、女性ホルモンである「エストロゲン」があげられます。これは、卵巣から分泌されるホルモンであり、月経が始まると卵巣からの分泌量が増えるのです。また、経口避妊薬(ピル)にもエストロゲンは含まれています。

1-2.体内のエストロゲンの量が多いほど乳がん発症のリスクが高まる

体内のエストロゲンの量が多いほど、乳がん発症のリスクが高まります。ですから、初潮が早かった人や閉経が遅かった人、さらに出産経験がない人の方が乳がんは発症しやすいのです。

2.乳がんになりやすい人の特徴

この項では、乳がんを発症しやすい人の特徴をより詳しく解説していきます。

2-1.体内のエストロゲンが多い人

前述したように、体内のエストロゲンが多い人は乳がんになりやすいと言えます。前述したように初潮が平均より早く始まったり出産経験なかったりする人のほか、経口避妊薬を長期間服用していたり、閉経後ホルモンの補充療法を受けたりした人は、乳がんになりやすい可能性があるでしょう。なお、初潮が11歳未満だった人や、閉経が55歳以上の人は乳がん発症率が高い傾向にあります。

2-2.血族に乳がん患者がいる人

乳がんは5~10%ほど遺伝的要因があります。親や叔母などの親族に乳がんを発症した人がいる場合は、本人も乳がんを発症しやすい可能性があるでしょう。

2-3.乳がんの発症率を高める生活習慣もある

運動不足や肥満も乳がんの発症率が高まります。平均体重より2割以上重い人や運動不足の人は乳がんになりやすいといえるでしょう。特に、閉経後は肥満している人の方が乳がん発症のリスクが高まります。

2-4.出産経験がない人や遅い人

出産経験がなかったり初産が35歳以上だったりする人も、乳がんの発症率が高い傾向にあります。また、出産をしても母乳育児をしなかった人も乳がんになりやすいでしょう。

2-5.乳がんを発症するピークは30~50代

乳がんを発症する年齢のピークは30~50代です。しかし、これはあくまでも目安であって20代でも60代以降でも発症する可能性はあります。乳がんは唯一自己検診で発見できるがんです。20代になったら定期的に自己検診を行いましょう。

3.乳がんを予防したり早期発見したりする方法

この項では、乳がんの予防や早期発見をする方法を紹介します。

3-1.自己検診をする

乳がんは自己検診で発見できる唯一のがんです。閉経前の人は月経が終わって1週間程度たってから、閉経後の人は毎月同じ日に自己検診をするといいでしょう。乳頭から乳汁の分泌がないか、乳房の形は変わっていないか、くぼみやひきつれはないか確認してください。また、乳房に親指以外の4本の指を当てて「のの字」を描くように動かし、しこりがないか確認しましょう。

3-2.乳がん検診を定期的に受ける

自己検診だけでは、乳がんを完璧に早期発見するのは難しいでしょう。産婦人科や婦人科で定期的に乳がん検診を受けましょう。一定の年齢になると乳がん検診を無料で受けることができる自治体もあります。検査方法はマンモグラフィーが一般的ですが、より体への負担が少ないエコー検査を実施している病院も増えてきました。

3-3.乳がんの予防は運動とバランスの取れた食事

乳がんを確実に予防する方法は現在のところ、ありません。しかし、適度な運動とバランスの取れた食事は乳がんだけでなくすべてのがんの発症率を下げます。乳がんの場合、過度の肥満が発症の要因になるので運動は有効です。また、ストレスをためつづけるのもがんの発症率を高めます。30~50代の女性は子育てや仕事に忙しく、ストレスがたまりがちです。適度な発散方法を見つけましょう。

4.乳がんに関するよくある質問

この項では、乳がんに関する質問を紹介します。

Q.乳がん検診はどのくらいの頻度で受ければいいでしょうか?
A.30代以降は年に1度の割合で受けるのがおすすめです。

Q.乳がんは出産する回数が多いほど発症率が下がるのでしょうか?
A.そうとも限りませんが、出産経験がない人に比べれば低い傾向があります。しかし、定期検診などを受けなくても大丈夫、ということはありません。

Q.エストロゲンの分泌を止めれば乳がんになりにくくなるのでしょうか?
A.理屈ではそうなりますが、エストロゲンは女性にとって必要なホルモンです。無理に止めては別の弊害が出ます。

Q.卵巣がんや子宮頸(けい)がんを発症すれば乳がんにもなりやすくなるのでしょうか?
A.その可能性はあるので、定期的に病院を受診してください。

Q.乳がん検診はすべての産婦人科で受けることができるのでしょうか?
A.はい。ほとんどの産婦人科で実施しています。

まとめ

今回は乳がんの発症要因や乳がんになりやすい人の特徴を紹介しました。今は平均出産年齢も上がり、35歳以降で初めて出産する人も珍しくありません。乳がんになりやすい人が増えているといえます。乳がんは自己診断できる唯一のがんですが、定期的な検診を受けることが大切です。早期発見すれば乳がんは予後がよいので、寛解する可能性も高まります。