リンパが溜まると体調不良や太る原因にも!解消法とは?

リンパとは、脊椎動物の体内で、静脈に沿うように網目状に張り巡っているリンパ管を指します。リンパ管の中には、血液から赤血球を取り除いた組織液が流れているのです。全身に広がっているリンパ管は、リンパ節で合流しています。

リンパ節は、全身から送られてきたリンパ液に含まれる老廃物をろ過するフィルターのようなもの。血管と同じように全身にあるリンパ管ですが、血液を送るようなポンプ機能はなく、マッサージによる循環が必要です。むくみや体の痛みを感じることはありませんか? リンパの流れが滞り、溜まることでさまざまな症状を発症します。

リンパが溜まる
原因

リンパの流れが悪くなると、老廃物が蓄積して体調不良を引き起こします。むくみが気づきやすい症状です。リンパが溜まる原因は、生活習慣も大きく関係しています。生活改善を見直すだけでも、リンパの流れをよくするきっかけになりますので、参考にしてみてください。

1-1.運動不足

血液循環に必要なポンプ機能を、同じように備えていないリンパ管は、体を動かすことで流れる仕組みになっています。普段から適度な運動を心がけている方は、リンパが自然に流れるようになっているのです。

また、運動不足だとどうしてもリンパの流れが悪くなり、溜まりやすくなってしまいます。デスクワークが中心の方や忙しくなかなか運動する機会のない方は、1時間に1度は軽くストレッチを行うようにするといいでしょう。立ち仕事でも同じ姿勢が続く場合は注意が必要です。

1-2.ストレス

ストレスを抱えていると、自律神経の働きが悪くなる傾向があります。自律神経は血流や筋肉の動きを司(つかさど)るもので、ストレスによって機能障害をもたらすのです。ストレス解消に体を動かすことも効果的でしょう。

1-3.冷え

冷え性に悩む女性はとても多いでしょう。手足の冷えは、血流・リンパの流れの障害となるのです。体温低下は、血液の循環とリンパ管の両方に影響を与えます。冷えが気になる場合、ゆっくり湯船に浸(つ)かるなど、体を温めるようにしてください。

1-4.水分をあまり取らない

血管とリンパ管は密接な関係にあります。水分を適切に取らない場合、血液がドロドロした状態になることをご存じですか? 血液の流れに合わせて動いているリンパ管。リンパ液は90%が水分によって構成しており、水分不足によって自然とリンパの流れが悪くなってしまいます。

水太りを避けて水分をなるべく取らないようにしている方は、リンパが溜まりやすくなるので注意してください。適度な水分を取るように心がけましょう。

1-5.猫背

猫背で背中を丸めていると、首や肩周辺を圧迫します。リンパ管が十分に機能せず、停滞しやすくなってしまうのです。パソコンでの作業が多いと、自然に前かがみになっていることはありませんか? 普段の何気ない仕草でも、リンパの流れを悪くする原因になっているのです。

リンパが
溜まりやすい場所

体内に張り巡っているリンパ管。主に、鎖骨・脇・顎・耳・肘・膝(ひざ)・足の付け根にあります。リンパの流れが滞ると、肥満の原因にもなると注目されているのをご存じですか? リンパ節のある場所は、不調が出やすいもの。むくみや腫れが出ている方は、リンパ節の位置に目を向けてみるといいでしょう。

2-1.顔

美容への関心が高い方は、顔のリンパ管に注目してみてください。顎のリンパ節は、顔から首に向かって流れるようになっています。リンパが溜まると、たるみや二重顎など悩ましい症状が出やすくなるのです。顎より下の鎖骨から改善するように意識すると、より流れをよくすることができます。小顔マッサージなど美容での注目度の高いリンパは、美しくなりたい女性にとって見逃せないポイントですね。

2-2.膝(ひざ)

膝下(ひざした)に違和感を抱く方は多くいます。1番むくみが出やすい部位であり、痛みやだるさなどの症状が目立つでしょう。リンパ節の溜まりがひどく詰まってしまうと、静脈瘤など深刻な状態に発展する恐れもあります。足首までむくみ、メリハリのない見た目に変貌することを悩む方も多いはずです。

2-3.足の付け根

足の付け根は、そけい部と呼ばれています。そけい部にもリンパ節があり、下半身全体へ影響している部位です。下半身デブという言葉がありますが、実は足の付け根にあるリンパ節の詰まりが原因だという説もあります。セルライトができやすくなり、ヒップラインが悪くなることも。内臓機能の低下・生理痛がひどくなる・生理不順を起こすこともあります。足の冷えが気になる方も、付け根のリンパ節の流れを改善することで解消できるでしょう。

2-4.鎖骨

鎖骨は胸元周辺だけに影響していると思ってはいませんか?しかし、心臓部に近い鎖骨は、全身を巡るリンパ管は鎖骨の左手にある静脈に沿って流れ、鎖骨に向かって排出されるようになっているのです。全身の不調を整える大きな役割を持つ鎖骨のリンパ節。気になる症状があるときは、鎖骨周辺をほぐすことで全身状態を改善するポイントになります。

リンパの流れをよくする方法

リンパの流れをよくすることは、年齢を重ねた体へのエイジングケアにも効果的でしょう。外見の美しさを取り戻すことにばかり焦点があたりがちですが、内面から美しく若々しい体作りをするためには、リンパの流れを改善することに注目すべきです。溜まりやすいリンパの流れ。改善する方法をご紹介します。

3-1.リンパマッサージ

リンパマッサージは、リンパ節を中心にマッサージを行い、最終的に老廃物の出口にあたる鎖骨左下へと流していくもの。老廃物が蓄積すると、健康面でさまざまなトラブルが発生することで知られています。疲労回復にも影響を及ぼすのです。不快症状を改善するためには、リンパマッサージが有効でしょう。

リンパ管はポンプ機能がないため、マッサージや適度な運動で刺激を与えることで流れるようになっています。マッサージを行う手順にも注目してください。首・脇・腹部・足の付け根・膝(ひざ)の順番で行い、最終的に鎖骨左下へリンパの流れをスムーズにしてくれます。マッサージは手軽で入浴時にも行えますので、ぜひ実践してみてください。

3-2.フェイシャルケア

顔にも多くのリンパが存在します。耳の下の窪(くぼ)み・耳たぶ周辺・顎・首の付け根をマッサージしてみましょう。顔のリンパマッサージは忙しい方でもフェイシャルケアと一緒に行うことができます。

顔のたるみや二重顎など、コンプレックスになりやすいポイントを解消できるので、エイジングケアでも注目されている方法です。

3-3.鎖骨リンパマッサージ

鎖骨は強く押すと痛みを感じやすい部位。優しく行うのがポイントです。力を加えず優しく押して3秒キープ。同じくらい時間をかけて押した部分を離すようにしましょう。鎖骨は全身のリンパ節の最終的な出口となる大切な場所。ほかの部位ばかりマッサージを熱心に行っても、鎖骨をおろそかにしてしまうと効果が半減してしまいます。下半身のむくみにも効果がありますので、リンパマッサージを行うときは、鎖骨のケアも忘れずに。

リンパの流れ
まとめ

リンパの流れについてご紹介しました。言葉では知っていても、体にどのような働きをしているか把握している方は少ないことでしょう。

  • リンパが溜まる原因
  • リンパが溜まりやすい場所
  • リンパの流れをよくする方法

リンパの流れが停滞すると、むくみ・腫れ・痛みを伴います。 ひどくなると静脈瘤(じょうみゃくりゅう)に発展することも少なくありません。全身に張り巡るリンパ管はリンパ節で合流しています。リンパの流れを改善することはマッサージでも可能です。体調改善・下半身太りの解消・エイジングケアのためにも、リンパマッサージで血流とリンパの流れを改善してみてください。