目元のたるみが起こる原因

まぶたや目元のたるみが起こる原因は? 対処法と共に紹介します。

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

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十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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年を取るにつれてまぶたや目元のたるみが気になってきた。まぶたがたるんで目が以前よりも開かなくなった気がする、と悩んでいる方はいませんか? まぶたの皮膚や筋肉は薄いので、年を取るにつれてどうしてもたるみやすくなります。しかし、生活習慣によっては若い年代の方でもたるみが出ることもあるのです。また、目元やまぶたのたるみがひどくなるほど見る人に老けた印象を与えます。

そこで今回は、まぶたや目元にたるみが出る原因や対処法・予防方法をご紹介しましょう。

加齢以外でまぶたや目元をたるませる原因が分かれば、今日から予防ができます。また、たるみを取る対策方法が分かれば、ケアもできるでしょう。まぶたや目元のたるみが気になるという方やたるみを予防したいという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

まぶたや目元のたるみが起きる理由

はじめに、まぶたや目元がたるむ理由をご紹介します。なぜ、他の場所に比べてまぶたや目元はたるみやすいのでしょうか?

1-1.まぶたや目元がたるむ理由

まぶたから目元にかけて、眼輪筋(がんりんきん)という筋肉があります。この眼輪筋や目の周りの皮膚が衰えることでまぶたや目元のたるみが起こるのです。筋肉や皮膚の衰えで起こるたるみは、まぶたや目元以外でも起こります。しかし、まぶたや目元の皮膚や筋肉は人体で最も薄い場所のひとつであり、常に外気にさらされているのです。そのため、他の部分よりもたるみが起こりやすく、目立ちやすくもあります。

1-2.乾燥や目のこすりすぎでまぶたがたるむ

筋肉や皮膚の衰える最大の原因は、加齢です。丁寧に肌ケアをしていても、加齢による衰えを完全に防ぐことはできません。また、加齢以外に乾燥や目のこすりすぎもたるみの原因となります。

皮膚が乾燥すると保水力が落ち、皮膚の一番外側にある角質がはがれやすくなるのです。角質は肌を外界の刺激から守るバリアの役割を担っており、これが傷つくと肌が衰えやすくなります。

また、目の周りの皮膚は薄いので、ごしごしとこすっても傷むのです。花粉症に代表されるアレルギーの方は、かゆみから目をこすりやすいので要注意。さらに、普段から目の周りにしっかりとお化粧をしている方も、気をつけましょう。化粧を落とすときに力を入れて皮膚をこすり続けていれば、若いうちから皮膚が傷つきよりたるみやすくなります。

1-3.スマホの見過ぎはまぶたがたるみやすくなる?

私たちは、集中してものを見るほどまばたきが少なくなります。ですから、スマートフォンやテレビ画面などを長時間集中して見続けている方も、まばたきが少なくなっているのです。目の周囲にある筋肉は使わなければ衰えも早くなります。そのため、まばたきが少ない方は、目元やまぶたがたるみやすくなる可能性があるのです。

1-4.まぶたや目元がたるみやすい人の特徴は?

  • 目をこする癖がある
  • マスカラやアイシャドウなどを使って目の周囲を毎日しっかりお化粧している
  • 目が乾きやすい
  • スマートフォンやパソコンの画面・テレビなどを長時間見続けている

このような方は、より入念に目の周りをケアした方がよいでしょう。

1-5.まぶたのたるみを放置する危険性

年を取れば、まぶたや目元がどうしてもたるんでしまいます。しかし、あまりたるみ方がひどいと眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)という病気と診断されるのです。

まぶたがたるみ過ぎると目を開けるのに余計な力がかかります。すると、目の周りの筋肉だけでなくこめかみから首筋にかけての筋肉まで余計な力がかかり、肩こりや頭痛・腰痛・目のひどい疲れなどの症状が出やすくなるのです。

眼瞼下垂症になるとまぶたの皮膚を切り取って持上げる手術をすすめられることもあります。たかがまぶたのたるみと考えず、目が開きにくくなったという自覚がある方は、できるだけ早く眼科を受診しましょう。

まぶたや目元のたるみ対策

では、まぶたや目元がたるみだしたらどうすればよいのでしょうか? この項では、代表的な対策方法をご紹介します。

2-1.まぶたや目元のたるみは治るの?

一度まぶたや目元がたるみだしたら、完全に元の状態へ戻すことはできません。しかし、筋肉を鍛えたり保湿成分を補ったりすれば、あるていどたるみが改善したり、これ以上たるむのを防げたりします。ですから、まぶたや目元がたるんできたらできるだけ早くケアを開始しましょう。

2-2.専用のアイクリームをつける

今は、まぶたや目元のたるみを解消する効果が期待できるアイクリームがたくさん売られています。どれも保湿成分が高く、肌にハリとうるおいを与える効力を謳っていますので、このような化粧品を利用して保湿力を高めてもよいでしょう。

アイクリームの値段はさまざまですが、価格が高いから効果もバツグンというわけではありません。大切なのは肌に合っていることと、毎日使い続けられることです。今は通販でも化粧品を購入できますが、最初の一つは対面販売の場所で使い心地を試してからの方がよいでしょう。

2-3.化粧水・乳液を目の周りにつける

普段の基礎化粧も、目の周りを入念の行いましょう。特に、乳液や化粧水といった基礎化粧品をしっかりとつけることが大切です。つける際は、化粧用の清潔なコットンを使って優しくつけましょう。

2-4.ビタミンCを多めにとる

ビタミンCは肌の再生能力を高め、肌の奥にあるコラーゲンの再生も助けます。まぶたや目元のたるみが気になってきたら、意識してビタミンCを多めに摂取しましょう。サプリメントを利用してもいいですね。

2-5.美容整形外科を利用する

美容整形外科では、まぶたや目元のたるみを取る施術が受けられます。メスを入れて皮膚を切除し、たるみを取る方法やヒアルロン酸などを注入してたるみを取る方法がありますので、詳しくは医師と相談しましょう。

美容外科は基本的に自由診療ですが、眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)と診断されて治療を受けた場合は健康保険が適用されます。なお、眼瞼下垂症の手術は眼科でも受けられますので行きつけの眼科があって手術も行っているという方は、そちらを利用してもよいでしょう。

2-6.男性の場合

男性のまぶたも、女性と同じように年を取るにつれてたるんできます。男性は女性のように肌ケアに気を配らないので、まぶたがひどくたるむまでケアをしないという方も多いでしょう。でも、男性でも目の周りのケアは大切です。まぶたや目元がたるんできたなと思ったら、女性と同じように保湿に気を配ったり眼科で相談をしたりしましょう。

まぶたや目元のたるみを予防する方法

この項では、まぶたや目元のたるみを予防する方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

3-1.普段から保湿に気を配る

目の周りの皮膚は薄いので、普段から保湿に気を配りましょう。化粧品や乳液を付ける場合は目の周りも忘れずに。美容液も効果が期待できます。

3-2.目をこすらない

目をこすれば、それだけ皮膚が傷みます。目がかゆい場合は、清潔なタオルやティッシュなどで押さえるようにして、ごしごしこすらないようにしてください。かゆみがひどい場合は、眼科に相談しましょう。

メイクを落とす場合は、アイメイク専用のリムーバーをつけるのがおすすめです。これならば、しっかりとしたメイクもこすらずに落とせます。メイク落としをした後は、保湿も忘れずに行いましょう。

3-3.まぶたの筋肉を鍛える

  • 額に手を当て、眉を動かさないようにして大きくまばたきを10回ほど行う

  • 人差し指と中指で目じりと目頭を押さえて目を閉じ、眼球を上に向ける。その後、目を開けてから細めるということを10回くりかえす。

このようなストレッチを行えば、まぶたの筋肉が鍛えられます。また、首筋から鎖骨にかけてリンパ腺が通っているので、ここをマッサージするとリンパの流れと血行が改善する効果が期待できるのです。

まぶたのストレッチを行う際は、皮膚を強く引っ張ったりこすったりしてはいけません。皮膚が傷ついて逆効果になるのです。

3-4.努めて目を休める

目を酷使していると、疲労もたまりやすくなります。1時間に1回は遠くを見たりまばたきをくり返したりするなどして、目を休めましょう。また、夜更かしも目を酷使します。寝不足が続かないように生活習慣を整えましょう。

3-5.日焼け対策をする

紫外線は皮膚の老化を早めます。外で過ごす時間が長い方は日焼け止め対策をしっかりと行いましょう。日焼け止めクリームやUVカットのサングラスなどを活用してください。

目元やまぶたのたるみに関するよくある質問

Q.まぶたが厚ぼったいとたるみやすいのでしょうか?
A.まぶたの厚みとたるみは直接関係ありません。しかし、急激に体重が増減して脂肪が増えたり減ったりするとたるみが起こりやすくなります。

Q.若い年代の頃にたるみが起こるのは病気でしょうか?
A その可能性があります。まずは眼科を受診してください。

Q.まぶたにもプチ整形はできるのでしょうか?
A はい、可能です。病院ごとに施術方法が異なるので、病院のサイトなどを見てみてください。

Q.こめかみの皮膚を引っ張り上げれば、まぶたのたるみも解消できるでしょうか?
A.無理に皮膚を引っ張ると、皮膚を傷める原因になります。やめましょう。

Q.アイクリームは男性でも使えるものですか?
A.はい、問題なく使えます。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、目元やまぶたがたるむ原因や対処法・予防法をご紹介しました。加齢によるたるみは完全には防げませんが、ケアしだいで若々しい目元を保ち続けることは可能です。また、たるみを防ぐことは、眼精疲労の予防にもなります。目が疲れやすい人も、ぜひ予防法を実践してみてください。