坐骨神経痛の症状はどんなもの? 予防のために知っておくべき4つのこと

坐骨神経痛と言うと、「中高年に多い症状」というイメージを持っている方が多いかと思います。しかし、近年、パソコンを使ったデスクワークが一般化したことによって、若い人にも増えているのです。そこで、この記事では、坐骨神経痛の症状や予防方法などを紹介します。この記事を読むことで、坐骨神経痛のつらい症状から解放され、快適な生活を送ることができるでしょう。

坐骨神経痛について理解しよう!

1-1.坐骨神経痛とは?

坐骨神経痛とは、何らかの原因によって坐骨神経が圧迫されたり刺激されたりすることで起こる症状のことを言います。主な症状は、お尻や太もも・すね・ふくらはぎ・足にかけての鋭い痛みやしびれ・麻痺(まひ)などです。人それぞれ症状や範囲が異なるため、発見が遅れやすく、重症化して生活に支障をきたすこともあります。

1-2.坐骨神経はどこにある?

坐骨神経痛という言葉は知っていても、具体的に坐骨神経がどこにあるかを知っている方は少ないのではないでしょうか? 坐骨神経とは、腰のあたりから爪先まで伸びている末梢神経のことです。坐骨神経は皮膚に近い位置を通っており、外部からの圧迫や刺激による影響を受けやすくなっています。

1-3.坐骨神経痛になるとどんな影響が現れるのか?

坐骨神経痛をそのまま放置すると、体に様々な影響が現れます。具体的にどのようなことが起こるのか詳しく見ていきましょう。

1-3-1.歩くことが困難になる

坐骨神経痛を放っておくと、しびれや痛みが重症化し、歩くことすら困難となります。

1-3-4.しびれや運動障害が起こる

坐骨神経の中には知覚・運動・自律といった2種類の神経が走っており、これらの神経が圧迫されることで、しびれや知覚障害・思い通りに足を動かせないなどの運動障害が起こります。

1-3-3.膀胱(ぼうこう)直腸障害が現れることも

坐骨神経は膀胱(ぼうこう)や直腸などの排尿や排便の機能を支配しているため、重度の坐骨神経痛になると尿失禁や排尿困難・便秘などの膀胱(ぼうこう)直腸障害が起こることもあります。このような症状が現れた場合には外科的な処置が必要です。

あなたの坐骨神経痛はどのタイプ?

坐骨神経痛には主に3つのタイプがあります。坐骨神経痛というのは、特定の疾患を表す病名ではなく、坐骨神経が圧迫・刺激されることで起こる痛みやしびれの総称です。そのため、坐骨神経痛の要因によって、3つのタイプに分けられてます。

2-1.根性坐骨神経痛(腰椎性坐骨神経痛)

根性坐骨神経痛(腰椎性坐骨神経痛)は、椎間板ヘルニアの影響で坐骨神経が圧迫されることで起こります。主な症状は腰の痛み・腎部や下肢に響くような痛みやしびれ・下肢の麻痺(まひ)などです。激しい運動をするスポーツマンに多く見られます。

2-2.梨状筋(りじょうきん)性坐骨神経痛

梨状筋(りじょうきん)性坐骨神経痛は、梨状筋が坐骨神経を圧迫することで起こります。梨状筋とはお尻の深部にある筋肉のことです。デスクワークなど、長時間の座り仕事が原因となることが多く、若者にも多く見られます。

2-3.症候性坐骨神経痛

症候性坐骨神経痛は、ほかのタイプと異なり、坐骨神経の圧迫がないにもかかわらず症状が現れるタイプです。具体的な原因が特定されておらず、治療が最も困難な坐骨神経痛と言えます。

坐骨神経痛に効果的なストレッチ方法

それでは、坐骨神経痛の痛みを改善させるにはどうすればいいのでしょうか? 中には「坐骨神経痛で整形外科に通っているのに全然良くならない」という悩みを抱えている方もいるかと思います。こうした方のために、坐骨神経痛に効くストレッチを紹介します。このストレッチは、体が温まっている夕方から夜に行うと効果的です。毎日コツコツ続けることで、症状を徐々に改善できます。

  1. あお向けになり、膝を90度に曲げます。
  2. 右足を左足の下にくぐらせます。
  3. このとき、右のお尻はリラックスさせます。
  4. この状態で、ゆっくり足を開いていきます。
  5. 左右の足を入れ替え、同様に行います。

こうすれば坐骨神経痛が予防できる!

坐骨神経痛を予防するためには生活の中でのちょっとした心がけが大切です。日頃どんなことに注意すればいいのかを紹介します。

4-1.常に片側だけでカバンを持っていませんか?

常に片側だけで重たいカバンを持っている方は注意が必要です。重心が偏り、片側の腎部や股関節に大きな負担がかかります。荷物はできるだけ軽くし、左右交互に持つなどの工夫をしましょう。

4-2.長時間の座り仕事はNG!

デスクワークなど、長時間の座り仕事をするときは、30分に1度は必ず立ち上がるようにしてください。長時間座り仕事を続けると、梨状筋が緊張した状態となり、坐骨神経痛が起こりやすくなります。

4-3.激しい運動はしちゃダメ?

激しい運動や重労働などで腰に強い負荷がかかると、坐骨神経が刺激され、坐骨神経痛の症状が現れることがあります。特に、これまで運動をしていなかった方が急に運動を始めるという場合には注意が必要です。いきなり激しい運動はせず、無理のない運動を徐々に取り入れていくようにしてください。

まとめ

いかがでしたか?
この記事では、坐骨神経痛の原因や坐骨神経痛に効くストレッチ・予防方法などについて紹介しました。

  1. 坐骨神経痛とは?
  2. あなたの坐骨神経痛はどのタイプ?
  3. 坐骨神経痛を治す方法はあるのか?
  4. 坐骨神経痛に効くストレッチ
  5. こうすれば坐骨神経痛が予防できる!

これらのポイントを理解し、坐骨神経痛になりにくい生活を心がけましょう。今回紹介したストレッチは短時間で簡単に行うことができます。坐骨神経痛でお悩みの方は、ぜひ今日から取り組んでみてください。