マッサージ後に起こるもみ返しは好転反応?その原因と対策

マッサージ後に起こるもみ返しは好転反応?原因と対策を知っておこう

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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育児や家事で疲れた体を癒(い)やすために、マッサージが人気ですよね。肩こりや腰痛を緩和し、リラクゼーション効果も得られます。頻繁に行くことはなくても、月に1度の楽しみで通うという方もいるでしょう。マッサージはとても気持ちがいいものですが、悩ましいのはもみ返し。マッサージを受けた方の中には、もみ返しを経験する方もいます。

そこで、なぜ、もみ返しが起こるのかを知っておくと、マッサージで苦しい思いをせずに住むはずです。正しい知識と対処法を身につけ、効果的なマッサージが得られるようにしてみてください。

01. もみ返しの原因

もみ返しはほとんどの方が経験する痛みです。もみ返しが起こるとマッサージを受けたことを後悔する方もいるでしょう。しかし、何が原因となっているかを知っておけば、もみ返しの原理を理解できるはずです。

1-1.筋肉の炎症

マッサージは凝り固まった筋肉をもみほぐす行為ですが、マッサージすることで強い刺激を筋肉が受けて収縮し、筋肉痛として症状が現れます。

強いマッサージを受けた後に、筋膜や筋繊維が傷ついて炎症を起こしている状態です。施術中に無理な姿勢を取り続け、うつ伏せなど苦しい体勢のままでいると、負担がかかった部位が炎症を起こして痛むこともあります。

1-2.血流が改善されている証(あか)し

マッサージは、筋肉を刺激することで滞っていた血液の流れを改善する目的を持っています。蓄積した老廃物は、肩こり・腰痛・頭痛などさまざまな不具合を起こす原因です。頭痛持ちの方だと、吐き気を伴う場合もあるでしょう。体にほてりを感じることもあります。

マッサージでもみほぐせば、血流が改善して老廃物の排出もスムーズになるでしょう。しかし、マッサージしてすぐに改善されず、老廃物が残っていると体がだるさを感じ、もみ返しとして現れるのです。

疲れが溜(た)まっている方やストレスの多い方によく見ることができる傾向で、マッサージ後に体がだるいと感じるようなら、休養を取ることが大切でしょう。

1-3.好転反応

施術の技量でもみ返しを判断する方もいますが、誤った考え方だとされています。良いもみ返しは好転反応と呼ばれ、筋肉痛を起こすことで筋肉をより良い状態に持っていこうとする考え方。

凝り固まった筋肉をもんでほぐし、筋肉を回復していく過程で起こるのがもみ返しです。運動後に筋肉痛が起こりますが、やはり筋肉の損傷を修復する過程で起こるもの。また、疲労物質である乳酸が蓄積し、排出しようとして感じているのです。痛みを感じているときは少し休息を取ると、乳酸をエネルギーとして再利用して代謝することができます。