マッサージ後に起こるもみ返しは好転反応?原因と対策を知っておこう

育児や家事で疲れた体を癒(い)やすために、マッサージが人気ですよね。肩こりや腰痛を緩和し、リラクゼーション効果も得られます。
頻繁に行くことはなくても、月に1度の楽しみで通うという方もいるでしょう。マッサージはとても気持ちがいいものですが、悩ましいのはもみ返し。マッサージを受けた方の多くが、もみ返しを経験しています。もみ返しの痛みで、マッサージが体に合わなかったのではないかと疑う方もいるのです。
しかし、もみ返しは良いものと悪いものがあると考えている方もいますが、正しいとは言い切れません。なぜもみ返しが起こるのかを知っておくと、マッサージで苦しい思いをせずに住むはずです。
正しい知識と対処法を身につけ、効果的なマッサージが得られるようにしてみてください。

もみ返しの原因

もみ返しはほとんどの方が経験する痛みです。もみ返しが起こるとマッサージしたことを後悔する方もいるでしょう。しかし、何が原因となっているかを知っておけば、もみ返しの原理を理解できるはずです。

1-1.筋肉の炎症

マッサージは凝り固まった筋肉をもみほぐす行為ですが、マッサージすることで強い刺激を筋肉が受けて収縮し、筋肉痛として症状が現れます。
強いマッサージを受けた後に、筋膜や筋繊維が傷ついて炎症を起こしている状態です。施術中に無理な姿勢を取り続け、うつ伏せなど苦しい体勢のままでいると、負担がかかった部位が炎症を起こして痛むこともあります。

1-2.血流が改善されている証(あか)し

マッサージは、筋肉を刺激することで滞っていた血液の流れを改善する目的を持っています。蓄積した老廃物は、肩こり・腰痛・頭痛などさまざまな不具合を起こす原因です。頭痛持ちの方だと、吐き気を伴う場合もあるでしょう。体にほてりを感じることもあります。
マッサージでもみほぐせば、血流が改善して老廃物の排出もスムーズになるでしょう。しかし、マッサージしてすぐに改善されず、老廃物が残っていると体がだるさを感じ、もみ返しとして現れるのです。
疲れが溜(た)まっている方やストレスの多い方によく見ることができる傾向で、マッサージ後に体がだるいと感じるようなら、休養を取ることが大切でしょう。

1-3.好転反応

施術の技量でもみ返しを判断する方もいますが、誤った考え方だとされています。良いもみ返しは好転反応と呼ばれ、筋肉痛を起こすことで筋肉をより良い状態に持っていこうとする考え方。
凝り固まった筋肉をもんでほぐし、筋肉を回復していく過程で起こるのがもみ返しです。
運動後に筋肉痛が起こりますが、やはり筋肉の損傷を修復する過程で起こるもの。また、疲労物質である乳酸が蓄積し、排出しようとして感じているのです。痛みを感じているときは少し休息を取ると、乳酸をエネルギーとして再利用して代謝することができます。

もみ返しの対策

もみ返しは、マッサージ後すぐに現れる方と時間を置いてから感じる方がいます。強い刺激を受けて筋肉が防御という収縮反応を起こし、筋肉痛を起こすのがもみ返しの仕組みです。
動かすと痛む・押すと痛みを感じる・刺すような痛みなど人によって感じ方もさまざま。
では、もみ返しが起きたときはどのような対処をすれば良いのでしょうか?もみ返しを起こさない対策も合わせてご紹介します。

2-1.アイシング

運動後に起こる筋肉痛ともみ返しは同じです。筋肉が損傷することで痛みを感じますので、アイシングで冷やす方法がおすすめ。冷やすタイプのシップも良いでしょう。
痛みを強く感じる部分に、保冷剤や氷を入れた袋をあてて冷やします。時間は10〜20分が目安です。
もみ返しを解消するために、お風呂でじっくり体を温めるという方もいますが、炎症が悪化して痛みが強まる恐れがあります。温めすぎには注意してください。お風呂はぬるま湯が良いでしょう。

2-2.白湯(さゆ)や水分を多めに取る

マッサージ後に老廃物がうまく流れずに蓄積していると、もみ返しの原因になります。老廃物は血液に乗って流れ、排出されていくもの。マッサージ後はなるべく多めの水分を取るようにし、排泄を促すことが大切です。
冷たい水より白湯(さゆ)の方が体が温まり、老廃物の流れをよくしてくれます。ハーブティーもおすすめです。白湯(さゆ)より水という方は常温で飲むようにしてください。

2-3.睡眠をしっかり取る

疲労やストレスが溜(た)まっている方ほど、もみ返しを感じやすくなります。マッサージ後に痛みが激しいようなら、体が回復を促すために休息を求めている証(あか)しです。
体のだるさが改善されるまでしっかり睡眠を取り、体の機能が正常化するまで休んでください。だるさが抜ければ、マッサージを受ける前より体の状態が良くなっているはずです。もみ返しには個人差があり、強く感じる方もいればあまり出ない方もいます。
体は自律神経がリラックスした状態で回復するようになっているため、施術後はなるべく心身ともにゆっくり休むようにしましょう。

注意すべきもみ返しの症状

一般的に筋肉の修復や好転反応として捉えられているもみ返しですが、悪いもみ返しもあります。
経験が浅い施術者が力加減がわからずに、凝りがある部位や痛みがある部位を悪化するような施術をしてしまうことがあり、悪いもみ返しとして現れるものです。
動けないほどの痛みや痛みがなかった部位まで痛みを感じるようになるなど、好転反応とは明らかに違う場合は注意すべきでしょう。

まとめ

マッサージ後に感じやすいもみ返しについてご紹介しました。

  • もみ返しの原因
  • もみ返しの対策
  • 注意すべきもみ返しの症状

もみ返しの感じ方は人により異なります。痛みを強く感じる方もいますし、時間を置いてから痛み始める方もいるでしょう。もみ返しは、筋肉をもみほぐしたときに傷んだ筋肉が修復するための好転反応だといわれています。マッサージで血流が良くなり、老廃物の排出されるようになるのです。しかし、老廃物がうまく流れず滞ってしまうと、もみ返しとして現れることもあります。
もみ返しの対策として、痛みを感じる炎症部位を冷やす・ゆっくり休息を取って体を休める・白湯(さゆ)や常温の水をなるべく多く飲むなどがおすすめです。
まれに、痛みがなかった部位に痛みを感じる悪いもみ返しもあります。 好転反応とは違うと感じた場合は注意してください。