膝の痛みの原因や対処法

スポーツや運動をする方必見!膝の痛みの原因や対処法を紹介します。

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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スポーツや運動をしている時、膝に痛みを感じた経験はありませんか?膝が痛む原因はさまざまです。安静にしていれば治る場合もありますし、整形外科での治療が必要なこともあります。自分にあった対策をとることが大切です。

そこで今回は、スポーツや運動で膝が痛む原因や治療法・予防方法などをご紹介しましょう。

膝を保護する方法を知っていれば、より安全にスポーツや運動を楽しめます。スポーツや運動をしていると、膝に痛みを感じることがあるという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

01. 運動と膝の関係

この項では、膝の役割や運動をすると膝にどのくらい負担がかかるのかということをご紹介します。運動をする際、膝はどのような働きをしているのでしょうか?

1-1.運動時における膝の役割

は体重を支え、足を動かす役目を担っている関節です。平地を歩くだけで体重の2倍、階段を昇降したり走ったりすれば体重の2倍~5倍の力が膝関節にかかります。また、ジャンプをして着地をする時や走っていて急停止する時は、膝が衝撃を吸収してくれるのです。

1-2.膝の構造

膝の関節は大腿骨(だいたいこつ)・脛骨(けいこつ)・膝蓋骨(しつがいこつ)という3つの骨と腱・筋肉からなりたっています。それぞれの骨の表面には硬い骨同士が直接ぶつからないように軟骨がついており、さらに大腿骨と脛骨の間には半月板というクッションの役割を担う組織があるのです。つまり、膝の関節は衝撃を和らげたり吸収したりする組織が他の関節よりもたくさんついています。

1-3.スポーツや運動をしていると膝に痛みが出やすい理由

スポーツは単に歩いたり走ったりするよりも、激しい動きをします。ですから、膝の関節に大きな負担が長時間かかり、痛みが出やすくなるのです。また、ウォーキングやジョギングといった軽い運動でも同様に膝関節に負担がかかります。

1-4.膝に負担がかかりやすいスポーツとは?

膝関節に大きな負担がかかるスポーツとは、走る・ジャンプする・急な方向転換を行うといった、下半身を酷使するものです。サッカーやバスケットボール・ラグビーなどがあげられます。また、空手や柔道・レスリングといった格闘技も膝に負担がかかりやすいでしょう。

1-5.スポーツ選手に膝のケガが多い理由は?

スポーツ選手は、一日のほとんどを練習に費やします。そのため、膝の使い過ぎによって痛みを感じたり膝にケガをしたりするのです。このようなスポーツのやりすぎによる炎症などを総合して「スポーツ障害」と呼ばれます。

1-6.スポーツ障害の種類

1-6-1.ジャンパー膝

ジャンパー膝とは、脛骨(けいこつ)と膝蓋骨(しつがいこつ)をつなぐ膝蓋腱(しつがいけん)が炎症を起こした状態のことです。重症化すると、腱が切れてしまう膝蓋腱断裂(しつがいけんだんれつ)は発生することもあります。サッカーやバスケットボールなど、走ったりジャンプしたりすることの多いスポーツをしていると発症しやすく、10代~20代の男性に多い障害です。

1-6-2.ランナー膝

ランナー膝とは、大腿骨(だいたいこつ)の外側にある靭帯(腸脛靭帯)に炎症が起こっている状態です。名前の通り長距離ランナーに発症しやすい障害で、登山や水泳・トライアスロンなど長時間足を使う運動をしている人にも発症します。

1-6-3.鵞足炎

鵞足炎(がくそくえん)は、膝の内側にある腱が炎症を起こし痛みを感じている状態です。膝をいっぱいまで伸ばした時に特に痛みを感じやすく、スポーツ全般のやりすぎによって発症します。