スマートフォンやパソコンを使用していて、頭を締め付けられるような痛みを感じたことはありませんか? このような頭痛は『緊張性頭痛』と呼ばれ、ここ最近若者を中心に増えています。しかし、緊張性頭痛の場合、病院へ行っても「どこも悪くない」と言われることが多く、適切な治療が受けられないことも少なくありません。そこで、この記事では、緊張型頭痛の原因・対処方法について紹介します。病院へ行っても治らない頭痛でお悩みの方は、この記事を読むことで、頭痛を解消するきっかけが見つかるかもしれません。
緊張型頭痛とは?
緊張型頭痛は、後頭部から首筋にかけて締め付けられたような痛みが起こるのが特徴です。小さな子供から高齢者まで、幅広い層に見られ、慢性頭痛の中で一番多いと言われています。30分程度で収まることもあれば、数時間から数日続くこともあり、頻度や持続時間は人によって様々です。
緊張型頭痛が起こる原因は?
緊張型頭痛は、筋肉の緊張やストレスなどによって起こります。具体的にどのようなことがきっかけになるのか詳しく見ていきましょう。
2-1.パソコンやスマートフォンの普及で急増?
生活習慣の変化によって、ここ数年、パソコンやスマートフォンの使用による頭痛が増えています。パソコンやスマートフォンを使用する時は、つい前かがみや下向きの姿勢になりがちです。その結果、首や肩の血行が悪くなり、頭痛が発生します。
2-2.精神的なストレスによって引き起こされることも!
精神的なストレスも頭痛の原因です。家庭内や仕事でのトラブルなど、精神的なストレスを感じると、神経や筋肉の緊張が高まります。これによって、脳の痛みを調整する働きがうまく機能しなくなり、頭痛が引き起こされるのです。
2-3.歯の噛み合わせが悪いと頭痛が起こる?
歯の噛み合わせも頭痛が起こる原因となります。これは、歯の噛み合わせが悪いことによって偏った噛み癖がつき、首や肩が異常に緊張した状態となるためです。原因のわからなかった頭痛が、実は歯の噛み合わせによるものだったということも少なくありません。
2-4.高すぎる枕は頭痛が起こる原因に!
枕の高さも頭痛を引き起こす原因の一つです。高さの合わない枕を使っていると、首や肩が血行不良となり、頭痛が起こりやすくなります。とくに、固くて高い枕は首に大きな負担がかかるため注意が必要です。
2-5.目の疲れと頭痛の関係は?
緊張性頭痛は目の疲れによっても起こります。これは、目の疲れが肩や首の血行不良を招くためです。読書やパソコン作業による目の酷使、合わないメガネ・コンタクトの使用などが原因となっています。
緊張型頭痛はどう対処すればいい?
それでは、緊張型頭痛が起こった場合は、どのように対処すればいいのでしょうか? 3つの方法を紹介します。
3-1.首・肩を温めて血行促進!
首や肩を温めることで頭痛の症状が和らぎます。これは、温めることで頭痛の原因となっていた血行不良が改善されるためです。シャワーや蒸しタオルなどで、首・肩まわりをじっくりと温めてください。
3-2.早めの気分転換でストレス解消!
ストレスが原因で頭痛が起こっている場合は、早めに気分転換をすることが大切です。頭痛を感じたらすぐに現在の作業を中断し、散歩や体操など、軽い運動を行うようにしましょう。
3-3.ストレッチで筋肉をほぐす
緊張型頭痛にはストレッチで筋肉をほぐすことも有効です。頭痛解消に効果のあるストレッチを紹介します。
- 正面を向き、両手を胸の高さに保ちます。
- 頭を動かさないように注意しながら、左右の肩を交互に突き出すように体を回します。
これを2分間行います。
緊張型頭痛を予防するには?
最後に緊張型頭痛の予防方法を紹介します。緊張型頭痛は筋肉の緊張やストレスなどが原因となっているため、日頃から以下のことを意識してください。
4-1.こまめに休憩を取ることが大切!
緊張型頭痛を防ぐためには、目や首・肩に疲れを溜め込まないことが大切です。デスクワークなどで座りっぱなしの作業が続くときは、こまめに休憩を取り、遠くの景色を見たりストレッチをしたりして、リフレッシュするようにしましょう。
4-2.適度な運動でストレスを解消!
緊張型頭痛の原因となるストレスを解消するには、適度に体を動かすことが効果的です。ウォーキングやストレッチなど、無理なく続けられる運動を毎日の生活に取り入れてください。
4-3.自分なりのリラックス方法を見つける
緊張型頭痛を予防する上で、適度にリラックスすることはとても重要です。趣味を楽しんだり気の合う友人と会話や食事を楽しんだり、自分なりのリラックス方法を見つけ、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、緊張型頭痛の原因・対処方法を紹介しました。
- 緊張型頭痛とは?
- 緊張型頭痛が起こる原因は?
- 緊張型頭痛はどう対処すればいい?
- 緊張型頭痛を予防するには?
以上のことを理解し、緊張型頭痛対策に取り組んでください。
とくに、スマートフォンやパソコンを使用するときは、こまめに休憩をとり、目や首・肩に疲労を溜めないように注意しましょう。