足を組む癖はやめたほうがいいのか? 足を組む癖の問題点や対処法も

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つい無意識に足を組んでしまうことはたくさんあるのではないでしょうか。足を組む姿はカッコよく見えるかもしれませんが、体がゆがむ原因となります。足を組む癖がある人は、しっかりと問題点を把握することが大切です。そして、癖を直そうという意識を強く持つことも大切なポイントとなります。

本記事では、足を組む癖の直し方や意識すべきことなどを解説しましょう。

  1. 足を組む癖の問題点は?
  2. 足を組む癖がつく原因は?
  3. 足を組む癖の直し方とポイント
  4. 足が組みたくなったときの対処法
  5. 足を組むことに関してよくある質問

この記事を読むことで、足を組む癖を直すポイントなどが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.足を組む癖の問題点は?

まずは、足を組むことでどのような問題点が発生するのか、しっかりとチェックしておきましょう。

1-1.長時間同じ側だけで足を組むと姿勢悪化に

足を組む姿勢は、長時間同じ側だけで足を組んだままの状態をキープすることになってしまいます。「どんな問題が起きるの?」と想像がつかない方が多いと思いますが、実は足を組んでいるときは骨盤と脊柱が傾き、片寄った筋疲労を生じてしまうことになるでしょう。その結果、姿勢悪化を招いてしまうというわけです。たとえば、左右で同じだけの素振りをしている野球のバッターがいるとします。打者が左右どちらかの素振りしかしなければ、左右の筋力バランスや柔軟性が損なわれてしまうでしょう。まさに、足を組むことも同じ状態といえます。

1-2.さまざまな健康障害が起きる

足を組む癖を直さなければ、さまざまな健康障害が起こることになります。代表的な症状は、肩こりや腰痛です。足を組むことで体がゆがみ、左右どちらかに片寄ってしまいます。その結果、肩こりや腰痛がひどくなり、痛みをやわらげるために足を組んでしまうという悪循環に陥ってしまいがちです。生きている限り、重力の影響で体は少しずつゆがむものですが、さらにひどくしてしまうのが足を組む癖といえるでしょう。

1-3.マナーがなっていない人という印象を与えることも

足を組む癖は体に大きな負荷をかけるだけでなく、第一印象が悪くなってしまう点も大きな問題点です。海外では足を組む人がたくさんいますが、日本では目上の人との面談で足を組むのはマナー違反とされています。カッコいいからと足を組んでしまうと、相手に不快な気持ちを与えてしまう可能性があるでしょう。海外で足を組む人が多いのは、相手との交渉の場ですぐに立ち上がれない姿勢=攻撃しませんと相手を安心させる意味が含まれているからです。文化の違いをしっかりと認識することも大切な要素となります。

2.足を組む癖がつく原因は?

では、足を組む癖がついてしまう原因をチェックしておきましょう。

2-1.足を組む癖がついているかが分かるチェックポイント

果たして自分に足を組む癖がついているか自覚していない方は、以下のポイントをチェックしてください。

  • イスに座るとついつい足を組んでしまうことがある
  • 気がつくと足を組んで座っている
  • 足を組むと落ち着く
  • 足を組まないと体がななめになっている感じがする

足を組む癖がある人は、ごく自然な素振りで足を組んでいることが多いようです。足を組んだほうが体が安定したり、落ち着いたりするケースは、体がゆがんでいる可能性が高いので早めに改善したほうがいいでしょう。自分がどんなタイミングで足を組んでいるのか見直してください。

2-2.足を組むと楽に感じるのは腰痛や肩こりが原因!?

足を組む癖を改善しなければ腰痛や肩こりがひどくなると説明しましたが、足を組むと楽に感じるのは腰痛・肩こりが原因になっている可能性があります。実際に、腰痛や肩こりを訴えている人に筋肉の緊張をほぐしたり、運動指導を行ったりすることで姿勢バランスが安定し、足を組まなくなったという声があがりました。姿勢バランスが悪く、肩こりや腰痛による痛みをカバーするために足を組んでしまっているのです。体のバランスを取ろうとする動きが筋肉を硬く緊張させ、さらにコリや痛みが悪化します。

2-3.一時的に骨盤のバランスが変化するため

以下の症状に当てはまる方は、足を組むことで一時的に骨盤のバランスが変化するのが原因といえるでしょう。

  • 体が傾いている気がして集中力に欠ける
  • 足を下げておくと何だか気持ち悪くなる
  • 腰や背中の違和感・痛みがある
  • 足が冷たくなってくる

一時的に骨盤のバランスが変化することで腰の筋緊張が緩和したように感じたり、下股の不快感が改善されたりするようになります。これが、足を組んでしまう原因の1つです。しかし、あくまで一時的なものなので、足を組むことが癖になると慢性的な体のゆがみ・腰痛・肩こりにつながるでしょう。

3.足を組む癖の直し方とポイント

それでは、足を組む癖の直し方とポイントを解説します。

3-1.両足の裏をきちんと床面につける

足を組む癖を直したい方は、両足の裏をきちんと床面につける意識を高めてください。最初はなかなかうまくいかず奮闘すると思いますが、意識を高めることで自然と足を組むことがなくなるはずです。つま先しか床につかなかったり、足がブラブラしている状態になったりすると、お尻や腰への負担が大きくなってしまいます。その結果、バランスが取りにくくなり、つい足を組んでしまうことになるのです。しっかりと足裏を床面につけるようにして足を閉じておけば、それだけで美しい姿勢を保ち続けることができます。

3-2.お尻の筋力アップを目指す

お尻の筋肉が衰えていることも足を組んでしまう原因の1つです。そのため、お尻の筋力アップを目指すことが、自然と足を組む癖の改善につながるでしょう。お尻の筋肉量を増やす方法としては、スクワットがおすすめです。スクワットはお尻の筋肉だけでなく、太ももやふくらはぎの筋力アップも効果が期待できる筋トレといわれています。スクワットをするときは、以下の手順を参考にするといいでしょう。

  1. 足を腰幅まで開いて立ち、つま先は膝と同じ向きにする。手は胸の前で組む、まっすぐ伸ばす、頭の後ろで組むなど自由にしてOK
  2. 肩甲骨を寄せて下げ、自然な背筋を保つ
  3. そのまま、お尻を後ろへ突き出すように、股関節から折り曲げる。膝の位置がつま先よりも前に出ないよう注意することが大事
  4. 太ももが床と平行になるまで下ろし、ゆっくりともとに姿勢に戻る

3-3.体のバランスを整える

足を組んでしまう人は、すでに体がゆがんでいたりバランスが崩れたりしている傾向があります。そのため、体のバランスを整えることができれば、自然と癖も直すことができるというわけです。体のバランスを整えるために、スクワットなどの筋トレをしたり、適度な運動をしたりするなどの工夫があります。なかなか自分で続けることができない場合は、整体に通うのも方法の1つです。整体では手技で体のゆがみを改善します。正しい姿勢を維持するコツなども教えてくれるので、ぜひ通ってみてはいかがでしょうか。

4.足が組みたくなったときの対処法

では、足が組みたくなったときは、どのように対処すればいいのでしょうか。

4-1.まずはお尻と太ももをほぐしてみよう

足を組んで落ち着いたり、筋肉がやわらぐ感じがしたりする場合は、お尻と太ももの筋肉をほぐしてみるといいでしょう。両足を下ろして座っていることがつらくなったときも効果があります。

  1. 組んだ足の側面をポンポンとリズミカルに叩(たた)いて筋肉をほぐす
  2. お尻は届く範囲でOK。お尻の横側からスタートする
  3. 気持ちよく感じる程度の強さで、太もも側面を膝の方へ向かって叩く
  4. 1〜3の手順を3回繰り返す

4-2.足首をぐるっとまわしてじんわり伸ばす

足を組んでしまうそうなときは、足首をぐるっとまわしてじんわり伸ばすストレッチも効果的です。下股に疲労が蓄積された状態ではまわしにくいかもしれませんが、少しずつ行うことでスムーズにまわるようになるでしょう。以下の手順をぜひ参考にしてください。

  1. 組んだ足の足首をゆっくりとまわす
  2. 時計まわりに3回、反時計回りに3回行う
  3. 足を組み替えて同様に反対側の足首もまわす

つま先の角度によって、硬くなっている足首周囲が気持ちよく伸ばされることを感じながら動かすのがポイントです。また、可能な限り大きくまわした方が効果を大きく発揮できるでしょう。

4-3.バランス調整には肩甲骨・脇・股関節伸ばしが効果的

足を組むと上半身にも悪影響を及ぼしがちなので、肩甲骨周辺の筋肉をゆるめるのも効果が期待できます。肩甲骨周辺にはたくさんの筋肉が集まっているため、ほぐすことでバランスが取りやすくなるでしょう。

  1. 右足を組んだら左腕を右足の外側へクロスする
  2. そして、できるだけ上半身を右側へねじる
  3. 肩甲骨から脇にかけて約10~20秒間伸ばす
  4. 左足に組み替えて同様に行う
  5. 1〜4の手順を行った後、左足の足首を右太ももにずらす
  6. 左足の付け根から上半身を前傾して、左お尻や股関節まわりを伸ばす
  7. 約10秒間キープしたらこちらも組み替えて右側も行う

4-4.すぐにできる対処法は足の組み替え

足を組むことはできるだけ避けておきたいですが、どうしても組みたくなってしまったときは、足の組み替えを心がけてください。右足を組む傾向がある人は、左足に組み替えることを試しましょう。足を組み替えることで筋肉の偏りを減らすことができます。不慣れな側の足を組むと不安定に感じるかもしれませんが、時々組み替えるように意識することは誰でも簡単にできるはずです。

5.足を組むことに関してよくある質問

足を組むことに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.足を組む癖を直さないとどうなるのか?
A.姿勢がどんどん悪くなり、下半身が太りやすくなってしまいます。自然とむくみがひどくなってはポッコリおなかの原因になることもあるでしょう。さらに、O脚やX脚の原因になったり、肩こりや腰痛が慢性化したりするリスクもあります。癖を直さなければ姿勢バランスが悪くなるだけなので、できるだけ足を組まないように意識を持つことが大切です。

Q.お尻の筋力低下が伺えるチェックポイントは?
A.以下のチェックリストを確認することで、お尻の筋力が衰えているかどうかが分かります。

  • 運動はほとんどしていない
  • 歩くとすぐ疲れてしまう
  • 電車で立っているのがつらい
  • 姿勢が前かがみになった
  • 靴は外側から減っていく
  • 下駄(げた)や草履ではうまく歩けない
  • イスに座るとき、背もたれが背中につく
  • 机に手をつかないと立ち上がれない
  • 若いころに比べてつまずきやすくなった
  • しゃがむ姿勢がつらい
  • 掃除機をかけると腰が痛い
  • ぎっくり腰になったことがある
  • 頻尿や尿漏れ、痔(じ)の症状がある
  • 足を組んで座る癖がある
  • 左右どちらかの肩が下がっている

10個以上の項目当てはまる方は、お尻の筋力が低下している証拠です。

Q.エクササイズをすることで得られるメリットは?
A.お尻の筋力アップや姿勢バランスを整える大きなメリットがあります。適度な運動を毎日続けることで、さらに効果を高めることができるでしょう。また、イスに座ったり、立ったりしているときもできるだけ正しい姿勢を心がけてください。

Q.足を組む癖を直すための正しい姿勢とは?
A.イスにピンと背筋を伸ばして座ってみてください。おそらく、その状態では絶対に足を組むことができないはずです。ピンと背筋を伸ばし、足の角度がイスと90度になっている姿勢が正しい姿勢となります。背筋を伸ばすことで正常な位置に骨盤が戻るでしょう。イスに座るときは、できるだけ深く座るようにするといいですよ。

Q.足を組む人の心理原因は?
A.足をギュッと強く組んでいる方は、その場の緊張感に耐えられなかったり、相手の意見を拒絶したりしている防御の姿勢となっています。気の弱い人が不安感や警戒心を強く感じているときも強く足を組んでしまう傾向があるようです。

まとめ

足を組む癖はやめたほうが体のゆがみを最小限に抑えることができます。人は生活している限り、重力の影響でゆがむものですが、足を組むことでさらにゆがんでしまうからです。癖を直すには、意識を高めることが1番の対策といえるでしょう。ほかには、筋力をアップする方法があります。足を組みたくなる原因は筋力低下にあると考えられているため、筋力をアップすることで足を組む癖を直すことができるでしょう。