背中の張りや背中がこわばるような不快感に悩まされている方は少なくありません。場合によっては座ることさえつらい人もいるでしょう。背中の張りを放置しておくと、腰痛などの原因になったりするのです。
そこで今回は、背中の張りの原因と解消法をご紹介します。また、自分でできる背中の筋肉の鍛え方などもご紹介しましょう。
背中の張りが気になっているという方や背中がこわばって仕方がないという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
01. 背中が張るとは
どういうこと?
背中は、背骨やろっ骨が筋肉でおおわれた場所です。ものを持ち上げたり何かを背負ったりするときには、背中の筋肉である「背筋」が使われます。また、背筋をピンと張るには背中の筋肉の力が不可欠なのです。
このように、背中に負荷がかかりすぎたり緊張状態が続いたりすると、背中も肩と同じように筋肉がこわばってこりが起こります。ただし、肩の筋肉は肩の筋肉よりも面積が広いので、最初のうちは痛みよりもつっぱった感じがする人も多いでしょう。これが、背中が張るということ。
背中の筋肉がこってくると「張り」以外にも、鈍い痛みやこわばりを感じる人もいるでしょう。また、だるさや重さと感じる人も多いのです。この背中のこりを放置しておくと、痛みが強くなったりある日突然激痛に襲われたりすることもあります。これを「ぎっくり腰」ならぬ「ぎっくり背中」というのです。
02. 背中の張りの
原因とは?
では、背中の張りの原因はいったい何でしょうか? この項では、その一例をご紹介します。心当たりがある方もいるのではないでしょうか?
2-1.運動のし過ぎや運動不足
筋肉は、運動をし過ぎても運動不足でもこります。背筋はあまり意識していませんが、スポーツをするときはたいてい使うのです。ですから、日頃運動の習慣がない人が急に激しい運動や長時間運動したりすると、背中が張ることが多いでしょう。いわゆる筋肉痛です。
また、スポーツをしなくても重い荷物を運んだり前かがみの姿勢を長く続けたりしても、背筋は酷使されます。ですから、体を酷使した次の日に背中の張りを感じる人も多いでしょう。
2-2.筋肉が不足している
現代社会は、さまざまな点で便利なものが増え、それほど体を動かさなくても生活していけます。また、仕事や家事で体を動かすことも少なくなっているでしょう。加齢によって体の自由がきかなくなって、運動量が減るというケースもあります。
しかし、筋肉は動かさなければどんどん衰えていくのです。筋肉が衰えると、日常生活を行うだけで筋肉が疲労することも珍しくありません。
特に、背筋は背筋を伸ばして座るときには必ず使います。そのため、ほかの部位の筋肉よりも張りを感じやすいのです。さらに、筋肉は腰や肩の筋肉ともつながっており、こうした部位の筋肉が衰えると背筋はそれをカバーするためにより酷使されます。そうなると、ますます背中が張りやすくなるのです。
2-3.無理な姿勢を取り続ける
仕事中はずっといすに座りっぱなし、あるいは一か所に立ちっぱなしという方は多いでしょう。同じ姿勢をずっと続けていると、どうしても筋肉がこわばりやすくなります。また、いすが合っていなかったり立っている場所が悪かったりすると、どうしても無理な姿勢を取ってしまうでしょう。すると、背中がより張りやすくなります。
さらに、無理な姿勢を取っていると、腰痛や肩こりにもなりやすいでしょう。前述したように、肩や腰の筋肉は背筋とつながっています。肩や腰に痛みが生じると背中にまで痛みが広がることもあるのです。
2-4.背中の冷えなど
体が冷えると血行が悪くなり、筋肉がよりこわばりやすくなります。特に、冬は背中が冷えやすいですから、外で作業をしていると背中が張りやすいでしょう。
また、更年期などでホルモンバランスが崩れても、背中の張りを感じやすくなります。さらに、ストレスが原因で血流が悪くなった結果、背中に張りを感じやすくなることもあるのです。
03. 背中の張りを
解消する方法は?
この項では、背中の張りを解消する方法をご紹介していきます。自分でできるものから整体院での治療までいろいろな方法があるのです。症状に合わせて治療法を選びましょう。
3-1.背中が痛い場合は病院を受診しよう
背中の痛みは、心臓などの循環器系の異常が原因のこともあります。ですから、背中の痛みがしばらく続いた場合は、まず病院を受診しましょう。検査の結果骨や筋、内臓などに異常がないときは、「筋筋膜痛症候群(きんきんまくつうしょうこうぐん)」と診断されることが多いです。これは、筋肉の疲労やこわばりによる症状の総称になります。筋肉残りをほぐし疲労を回復することが、主な治療法になるでしょう。
3-2.背中に湿布をして温める
背中がこわばっている程度ならば、肩こりと同じような対処法をしていれば張りは消えていくでしょう。湿布をはったりお風呂にゆっくりとつかって体を温めてあげたりするとよいですね。また、張るタイプのカイロを痛みの感じる場所に張っても効果的でしょう。
背筋に負荷をかけるような無理な姿勢を取ってはいけません。いすや立っている場所が悪いのならば、位置を変えてもらいましょう。なお、いすが低すぎても高すぎても背中に負担がかかります。パソコンを使っている場合は、ひじから手首までがまっすぐになるような高さに調整をしましょう。
3-3.筋力トレーニングをする
背筋が弱っている場合は、張りが解消してもまたすぐに同じようなこわばりや痛みを感じることもあるでしょう。ですから、背筋を鍛える軽いトレーニングをしたり背筋を使う前によくストレッチを行ったりしてください。背筋を鍛えるには、うつ伏せに寝てその状態から背中をそらすだけでもいいのです。無理のない範囲で行いましょう。
3-4.飲んで効く医薬品を利用する
背中の張りは有効成分が摂取できる医薬品を飲むことで解消されることもあります。
『リョウシンJV錠』は飲んで体の内側から痛みの緩和させる医薬品です。血流を促すトコフェロールコハク酸エステルカルシウムをはじめ、痛みの緩和に作用するシアノコバラミン・プリドキシン塩酸塩など、6つの有効成分が筋肉痛・関節痛・眼精疲労などの解消に役立ちます。また病中病後の体力低下時、肉体疲労時の栄養補給としても効き目があるので疲れ気味の方にもおすすめです。また、1日1回好きなタイミングで服用でOKなので、飲み忘れや続けにくいということもないでしょう。初回は1,900円なので、まずは試してみたいという方にもはじめやすいです。
04. おすすめの対策グッズを紹介
リフレッチ

時間がない、やり方が分からない、など自分に言い訳をしてボディメンテナンスを怠っていませんか?ケアをしなければ体の不調は積み重なるばかりです。今抱えている悩みは今解決する、それが体の悩みを解消して毎日をより豊かにする近道です。Ai.Sugiyama リフレッチなら、自宅でのケアも短時間でとっても簡単。
体表面の形に合わせて自在に変形しフィットする構造と8個の特殊ボールは一気に広範囲を効率的なケアを実現。筋肉を一気に「ほぐす・ゆるめる・伸ばす」ことで筋肉の疲れをしっかりとり、筋肉をより動かせるようになります。
お医者さんのがっちり背すじベルト

両サイドのベルトをキュッと引っ張り締めることで丸くなった背すじを無理なく伸ばし、柔軟性のある約30cmのロングボーンが背中から腰をグイっと押しだします。そうすることで背筋がピン!となり、美しく健康的な姿勢をつくり若々しく見えます。
やさしく肩にフィットする肩ベルト。背中を押し出し、背すじを伸ばすスライド式ベルト。腰の両サイドを程よく支え、しなやかに日常生活の体の動きに沿ってサポートするサイドボーン。面ファスナー式で骨盤周りを自由に調節できる骨盤ベルト。これらの特徴によって理想の美しい姿勢を生み出します。
食い込んでも痛くなりにくい柔らかいパイル素材の脇パッドに、背面は通気性のあるメッシュ素材のため一年中快適に使用できます。
オーダーメイド マイまくら

あなたの身体が喜ぶ枕を作れるのがマイ枕です。高さ・圧力を測定し、専門スタッフがチェック。一番快適な自然と立っている姿勢で横になることが可能な自分だけの枕が出来上がります。
厳選の枕素材は、粒棉・備長炭ビーズ・エラストマーパイプ・白砂ビーズがあり、裏表14個のポケットに素材を詰めてあなたにぴったりの枕を作っていきます。また、8種類のカラーから好きな色を選択することができます。
価格はレギュラーサイズが32,400円、ワイドサイズが38,880円です。一度購入すれば一生涯メンテナンスは無料。自宅の洗濯機で丸洗いできる点も注目です。
soft stone

寝ながら肩甲骨をほぐす背中専用の新しい形のマッサージ機が「soft stone」です。シンプルなフォルムに秘められた高性能なもみ玉が、肩甲骨を心地よくマッサージします。仕事や家事で日々蓄積されていくコリを、その日のうちに取り除くことで、疲れを溜めない健康的な体へと導きます。
カバーは洗濯可能なので衛生的。充電式のコードレスなので場所を選びません。また、ヒーター機能付きなので、体を温めながらマッサージもしていただけます。
価格は、本体と電源コードで42,120円です。また、首向けのsoft stone neckもあり、価格は31,320円となっています。
寝ながらぶらさがり健康器

ストレッチトレーナーもおすすめする寝ながらぶらさがり健康器は、ぶらさがり健康器の全身ストレッチ要素はそのままに手軽でコンパクトにできる運動器具です。握力がないと続かなかったり、大きすぎてスペースの確保が難しいなど、さまざまな理由で継続できない人も多数いたぶらさがり健康器の問題を見事に解消しています。
使い方は簡単。伸ばしたい部位にバーをセッティングし、無理のない範囲で背中を押し上げるだけ。テコの原理を利用し、自分で加減しならがストレッチが行えます。
価格は7,538円とリーズナブル。終わったら隙間に片づけられるコンパクトさも魅力的です。
05. まとめ
いかがでしたか? 今回は背中の張りの原因や対処法をご紹介しました。肩こりや腰痛と違って、背中の痛みはあまり意識されることがありません。肩や腰の痛みにくれベルトひどくなりにくいせいもあるでしょう。しかし、放っておけば慢性的な痛みになることもあります。
年末年始はこたつに入りっぱなしという方もいるかもしれません。しかし、いくら寒くても同じ姿勢を取り続けていれば、背中も張りやすくなります定期的に体を動かしましょう。
また、お正月に着物を着るという方は草履を履き慣らしておいてください。なれない草履をはいていると、背筋が緊張しやすくなります。また、神社などで石段を上ると余計に背中の張りが強くなることもあるでしょう。ですから、せめて2日くらいは一定時間草履をはいて足を慣らしておいてください。