疲れ目の回復方法

疲れ目の回復方法やケアの仕方~上手に目を使うポイント・注意点~

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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毎日パソコンやスマートフォン・携帯電話の画面を見ていると目が疲れませんか? 「疲れ目」は腰痛や肩こりなど、違う部位にも悪影響をおよぼしてしまいます。

そこで、疲れ目の回復方法や疲れ目の正しいケア、疲れ目になる原因と注意点など詳しく説明していきましょう。毎日デスクワークをしている人や疲れ目がひどい人は、ぜひ参考にしてください。

疲れ目になる
原因と対処法

毎日デスクワークをしている人ほど、疲れ目になりがちです。疲れ目が長く続いてしまうほど、目以外にも悪影響を受けます。効率的に疲れ目を癒やすためにも、原因と正しい対処法を把握しておきましょう。

1‐1.目のまわりにある筋肉が疲れている

目のまわりには、上直筋・上斜筋・下直筋・下斜筋・外直筋・内直筋の6種類があります。疲れ目は6種類の筋肉に疲労がたまっている証拠です。

私たちの目は6つの筋肉で支えられていますが、筋肉に疲労物質がたまると支えが弱くなります。よって、「疲れ目」になってしまうのです。筋肉の疲労はほとんどが「目の使いすぎ」によって起こります。特に、デスクワークなど眼球を長時間使い続けていると“外眼筋”が疲れてしまうのです。

また、目のレンズとなる“水晶体”を常に使っています。水晶体はものを見るとき、ピントをわせている“毛様体筋”が疲れてしまうのです。長時間同じピントで見続けるパソコン、スマートフォンは疲れ目の原因になるでしょう。ほとんどの人が長時間のパソコン使用によって目を痛めています。

1‐2.メガネやコンタクトレンズが合っていない

疲れ目のほとんどは、「筋肉疲労」が原因です。しかし、中には“自分に合っていないメガネやコンタクトレンズ”が原因になっている可能性もあります。普段、メガネやコンタクトレンズを使用している人は注意しなければなりません。

特に、利便性の高いコンタクトレンズは正しい使い方をする必要があります。使用時間は必ず守ってください。コンタクトレンズによって使用時間は異なりますが、およそ8時間~10時間が目安です。10時間以上使い続けていると、目が疲れてしまいます。

また、度数にも注意が必要です。度数の合っていないものを使えば、疲れ目だけでなく視力も落ちてしまうでしょう。目を守るためにも、自分に合ったメガネ・コンタクトレンズを使ってください。

1‐3.デスクワークは適度に休憩を取る

疲れ目になる原因を把握したうえで、適切な対処をしていきましょう。「目が疲れたな」と感じたときは、1度パソコン画面から目を引き離してください。そして、窓のそとにある「緑」を見ましょう。

今まで近くにあるパソコン画面を見ていたせいで、目のまわりにある筋肉が収縮しています。
収縮した筋肉をほぐすためにも、遠くにある「緑色」を見ることが大切です。筋肉がほぐれると同時に、リラックス効果を高めることができます。

さらに、目の疲れを取りたい人は“目のストレッチ”をしましょう。デスクワーク中でも目のストレッチは気軽にできます。たとえば、まぶたを固くとじた後、すぐに大きく開くことです。数回繰り返すだけでも筋肉をほぐすことができます。

疲れ目の回復方法
正しいケア

2‐1.「温かいマスク」で目の疲れを取る

目の疲れを取る方法はさまざまですが、おすすめしたのは「温かいマスク」の使用です。疲れ目になったときは、ホットマスクや蒸しタオルなどを目のうえに乗せてください。ドラッグストアなどでは気軽に使用できるホットマスクを販売しています。目の周囲を温めることで、収縮していた筋肉がやわらかくなるでしょう。そして、たまっている疲労物質も流すことができます。さらに、血行促進効果もあるので一石二鳥です。

水でぬらしたタオルを電子レンジで温めると、お手軽な“蒸しタオル”が完成します。お金をかけずにできる回復方法になるのではないでしょうか。また、血行促進効果によってリラックス効果も生まれます。睡眠の質も高くなるでしょう。

しかし、目が充血・炎症を起こしている場合の使用は逆効果になります。目の状態をしっかり把握してから温かいマスクを使用してください。

2‐2.疲れ目を癒やすツボを押す

人間の体にはさまざまなツボがあることをご存じですか? 足の裏はツボ押しで有名ですが、ツボがあるのは足の裏だけではありません。目のまわりにもツボがあります。

疲れ目を感じたときは、効果的なツボを押してリラックス効果を高めていきましょう。たとえば、目のまわりにある骨を押すと、自分にとって気持ち良いと感じるところがあるはずです。
気持ち良いと感じるポイントを押していけば、疲れ目を取ることができます。

また、目のまわり以外にも「こめかみ」部分はツボが集まっているのでおすすめです。こめかみに薬指と中指を当てながら円を描きましょう。ゆっくりツボを押しながらマッサージすることで、疲れ目が改善します。

疲れ目を回復する際の
注意点

3‐1.できるだけリラックスを心がける

疲れ目が効率的に回復できるかどうかは、リラックスにかかっています。効果的なツボを押す、マッサージをしても自分にとって気持ち良くなければ意味がありません。違和感を覚えたときはやめたほうが良いでしょう。自分でツボ押し、マッサージをする際は“やさしく少しの刺激を感じる程度”が好ましいです。力をいれすぎてしまうと余計に疲れてしまうので注意してください。

リラックス効果を高めるためにもアロマオイルをたく、リラックスできる音楽を聴くなど工夫をすると良いでしょう。また、デスクワークをしている最中も適度に休憩を取り、リラックスすることが大切です。

3‐2.パソコンの使い方を工夫する

たった少しの工夫で疲れ目を感じなくなります。デスクワークをしている人は、毎日パソコン画面を見るでしょう。そこで、「パソコンの使い方」に工夫をこらしてください。疲れ目にならないよう、長時間同じ姿勢でのデスクワークはNGです。長時間の同じ姿勢は血行不良になりやすくなります。疲れ目から肩こり、頭痛、腰痛につながるので気をつけなければなりません。

また、パソコンから5~6cmほど離れたところに目を休めるアイテムを置くとよいでしょう。デスクのうえに置けるミニサイズの観葉植物や目の癒やし効果が期待できるグッズがおすすめです。1時間の内1分間は、疲れ目を癒やすグッズを見つめてください。そして、まばたきの回数を意識して増やすのも効果的です。まばたきを増やすと自然に涙の分泌が活性化します。目の乾きを防ぎ、疲れ目知らずになるでしょう。

疲れ目ケア
まとめ

疲れ目になる原因と対処法、回復方法、正しいケアの仕方、疲れ目を回復する際の注意点について説明しました。いかがでしたでしょうか? 毎日疲れ目を感じているほど、目のまわりにある筋肉が疲れています。収縮した筋肉をほぐし、たまっている疲労物質をそとに流してください。

また、疲れ目知らずになるには、毎日少しの工夫が大切になります。目とパソコンの距離や1時間に1回は目を休めるなど自分で工夫をしていきましょう。