腰痛の種類

腰痛で悩んでいる方は必見! 腰痛の種類とは?

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

記事監修
十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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生活や仕事に支障をきたす可能性がある「腰痛」。毎日痛みがあり、何とかしたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
腰痛にはさまざまな種類があります。
種類によって症状や原因、対処法も変わるので注意しなければなりません。
腰痛で悩んでいる人は、まず、腰痛の原因と種類を知り、どのような対処法があるのか調べることが大切です。
また、腰痛を起こさないための予防方法についても説明します。
腰痛で悩んでいる人、整体の勉強をしている人はぜひチェックしてください。

腰痛の種類とは

ここでは、腰痛の種類とそれぞれの症状について説明します。
自分の腰痛に見られる症状を見直しながら、どの種類に当てはまるのかチェックしていきましょう。
また、整体の勉強をしている人も腰痛の種類を把握しておくと仕事に役立ちますよ。

1-1.急に痛みがやってくる「急性腰痛」

腰痛の種類は、痛みが起こる期間によって2つの種類にわかれます。
2種類のひとつである「急性腰痛」は比較的痛みが急にやってきて短期間で収まる腰痛です。
人によって痛みが治まる期間は異なりますが、だいたい4週間以内で治まるでしょう。
急性腰痛の症状は名前の通り、「急に痛みがやってくる」症状が特徴的です。腰を曲げた瞬間や、座りっぱなしになっていた姿勢から立ち上がる瞬間、重たい物を持ち上げるときなど予兆もなくいきなり痛みがやってくるでしょう。
急性腰痛は「ぎっくり腰」が代表的な例として挙げられます。
しかし、じっと安静しておけば痛みは次第に弱まり、日にちが経つにつれ、痛みがなくなり、自然に治るのです。
病院で検査してもらっても具体的な原因がわからない腰痛のほとんどが「急性腰痛」になるでしょう。

1-2.痛みが長く続く「慢性腰痛」

急性腰痛とはまったく違い、痛みが長く続くタイプの腰痛を「慢性腰痛」と言います。
慢性腰痛は3ヶ月以上も痛みが長く続くケースが見られ、鈍痛がしつこいほど襲ってくるのです。急な激しい痛みはやってきませんが、ズキズキ・ジンジンとしたねちっこい痛みが毎日続くでしょう。
また、日によって痛みがひどかったり、弱まったりすることもあります。
症状は、腰痛のほかにもさまざま挙げられるのでチェックしましょう。
例えば、腰に異物感があったり、疲れが取れない、体が重たく感じるなどさまざまな症状があります。
急性腰痛のように、自然に治まることはありません。完治が難しいと言われており、安静にするだけでは痛みが治まらないので要注意です。
慢性腰痛を放置すると腰や内臓の重たい病気にかかる可能性も高いので、できるだけ早めに対処しなければなりません。

1-3.女性・子供の腰痛

腰痛の種類は、主に「急性腰痛」と「慢性腰痛」の2つになりますが、女性・子供特有の腰痛もあります。
女性は女性ホルモンの乱れによって生理痛がひどくなるケースがあるでしょう。
生理痛と同時にやってくるのが腰痛です。
女性に見られる腰痛は、腰に重みを感じ、歩けなくなるほどの鈍痛がやってくる場合もあります。
また、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮がんなど女性特有の病気が引き金となって腰痛が現れるケースも多いので注意してくださいね。
そして、腰痛は大人だけでなく子供にも発症します。
腰痛と認識されるのは非常に稀ですが、体の発達で腰に痛みを感じることがあるのです。
とくに、日ごろから頻繁にスポーツをしている子供に見られるでしょう。

原因と対処方法

2-1.腰を支えている「筋肉」や「骨」の損傷

腰痛の原因は人によってさまざまですが、主に考えられるのは「腰を支えている筋肉と骨の損傷」です。
腰は周りにある筋肉や骨がしっかりしているからこそ固定され、正常に働きます。
しかし、周りの筋肉・骨が損傷していると腰を支えることができなくなり、痛みが起こるのです。
腰のケガや外傷によって負荷がかかったり、腰の筋肉疲労や骨と骨の間にある軟骨の異常、腰の関節痛が原因になっています。
中高年世代で起こる腰痛は、ほとんどが筋肉や骨・関節の老化だと思って良いでしょう。
運動不足や食生活の乱れから徐々に筋肉・骨が弱まり、軟骨や関節が傷つき、痛みを起こしてしまうのです。
腰を支えるための基盤がしっかりしなければ腰痛は治まりません。
日ごろの生活習慣を見直すと同時に、腰に負担をかけるような動作や行動をしていなかったかどうか確認してみてはいかがでしょうか。
日常生活を改め、運動を取り入れるのも対称方法のひとつです。

2-2.精神的ストレスや神経障害

腰痛の原因は決してひとつだけではありません。
「ストレス」や「神経障害」も腰痛の原因として挙げられており、最近過剰なストレスから腰痛になる人が増えてきているのです。
なぜストレスが腰痛の原因になるのでしょうか。理由は主に2つあります。
まず1つ目の理由は「痛みを抑制する働きが弱まること」です。
ストレスを感じると緊張状態になる交感神経が発達し、痛みを抑制する働きが弱まってしまいます。
リラックスを感じる副交感神経を発達させるために、できるだけストレスを抱え込まないように注意しなければなりません。
2つ目の理由は、「さまざまな病気を起こす要因になるから」です。
ストレスが蓄積されると胃潰瘍や自律神経失調症など、神経障害に発展する恐れがあります。自律神経が乱れるとますますストレスを感じ、腰痛が悪化するので注意してください。

腰痛を予防する方法

3-1.腰に悪い姿勢・かかる負担に注意する

私たちは無意識に、腰へ負担をかけている姿勢や動作をしています。
もしかしたらあなたも毎日腰に負担をかけている動作をしているかもしれません。
例えば、デスクワークの仕事をしている人は長時間同じ姿勢でい続けるでしょう。
前かがみの姿勢や猫背は腰に大きな負担をかけるので注意しなければなりません。
腰痛を予防するためにも、腰に悪い姿勢や負担がかかるような動作はできるだけ避けてください。
首から腰までまっすぐな棒が入っているような姿勢を維持し、急に重たい荷物を持ち上げたり、猫背にならないように注意しましょう。
同じ姿勢を長時間キープする際は、途中で休憩時間を作り、背伸びをしたり、イスから立ち上がるなど工夫してくださいね。

3-2.生活に運動を取り入れる

適度な運動は腰を支えるために必要な基盤を作ってくれるでしょう。
「最近運動不足だな…」と感じる人は少しずつ運動を取り入れてください。
激しい運動をせずとも、気軽にできるウォーキングやストレッチ、筋トレで大丈夫です。
お風呂あがりにすると筋肉が柔らかくなっているので効率的にストレッチができるでしょう。
地道に毎日ストレッチを続けると腰痛予防になるのでおすすめです。
激しい動きのスポーツをする際は、事前に必ず体を解してくださいね。適
度な運動は、腰痛予防に1番効果的だと言われています。ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

まとめ

腰痛の種類や症状・原因、対処・予防方法について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
腰痛で悩んでいる人は、自分の症状から原因を知り、適切な方法で対処してください。

  • 急に痛みがやってくる「急性腰痛」
  • 痛みが長く続く「慢性腰痛」
  • 女性、子供の腰痛に要注意
  • 腰を支えている「筋肉」と「骨」の損傷
  • 精神的ストレスや神経障害
  • 腰に悪い姿勢や負担がかかる行動を避ける
  • 生活に運動を取り入れる

以上のポイントをチェックしながら、効率的に腰痛を解消しましょう。
整体の勉強をしている人にはぜひ把握しておいてほしい基礎知識です。