過敏性腸症候群の原因は何? 対処法・予防方法と共に解説!

「出勤途中など、トイレに行きにくい状況になると下痢をしやすい」「便秘が続いたと思ったら下痢になる」このような悩みを抱えている人は多いと思います。下痢や便秘が続いたり、便秘と下痢を交互に繰り返す症状が続きながらも検査で異常がなかったりする場合、過敏性腸症候群かもしれません。

今回は、過敏性腸症候群の原因や対処方法を紹介します。

  1. 過敏性腸症候群の原因と発症しやすい人
  2. 過敏性腸症候群を予防する方法
  3. 過敏性腸症候群が疑われる場合の対処方法
  4. 過敏性腸症候群に関するよくある質問

この記事を読めば、過敏性腸症候群の予防法も分かります。排便の不調に悩んでいる人は、ぜひ読んでみてください。

1.過敏性腸症候群の原因と発症しやすい人

はじめに、過敏性腸症候群の原因や発症しやすい人の一例を紹介します。

1-1.過敏性腸症候群の原因はストレス

過敏性腸症候群の原因は、現在のところはっきりとわかっていません。ただし、ストレスによって脳下垂体から放出される「ストレスホルモン」が、腸を過敏にするのではないかという説が有力です。過敏になった腸は少しの刺激で過剰に反応するようになるため、便秘や下痢・腹痛といった症状が出やすくなります。

1-2.ストレスが強くかかるときに症状が出やすくなる

過敏性腸症候群の特徴として、ストレスが強くかかる環境で症状が出やすくなります。たとえば、会議中や満員電車の中など、すぐにトイレへ行くことができない状態になると下痢や腹痛などの症状が出やすくなる人もいるでしょう。また、仕事がある日は便秘に悩まされ、休みの日になると解消するという人もいます。

1-3.まじめで感情表現が苦手な人ほど発症しやすい

過敏性腸症候群は何事もまじめに取り組む人や、感情表現が苦手な人ほど過敏性腸症候群を発症しやすい傾向があります。このような人は、つらいことがあってもがまんしてしまいがちです。また、ストレスを上手に発散することも苦手な人も多いでしょう。その結果、ストレスが溜まって身体症状として現れやすくなります。

1-4.過敏性腸症候群であること自体もストレスになる

過敏性腸症候群を発症すると、いつ下痢や腹痛になるか分からずに不安が強くなります。また、便秘が続けば不快感が強くなり、病気ではないかと悩むことも多くなるでしょう。そのため、過敏性腸症候群を発症するとそれ自体がストレスになり、症状が強く出る可能性もあります。

2.過敏性腸症候群を予防する方法

この項では、過敏性腸症候群を予防するために効果が期待できる方法を紹介します。

2-1.規則正しい生活をする

過敏性腸症候群は、ストレスホルモンが自律神経を乱すことで発症するという説があります。生活習慣が乱れると、自律神経も乱れがちになるので気をつけましょう。平日は夜遅く寝て朝早く起きる、休日はいつまでも寝ているという生活は、自律神経が乱れがちになります。寝る時間、起きる時間を同じにしようと心がけるだけで自律神経が乱れるのを防ぐことができるでしょう。

2-2.暴飲暴食を避ける

ストレス解消に暴飲暴食をする人は珍しくありません。しかし、暴飲暴食をすれば、それだけ胃腸に負担がかかります。脂肪分の多い食事や過度な飲酒は、大腸ガンのリスクをアップさせるので注意が必要です。ストレスを解消するなら、暴飲暴食以外の方法を考えましょう。

2-3.ストレスの解消法を見つける

強いストレスを感じることが多くても、うまく発散する方法がわかれば過敏性腸症候群を発症しにくくなります。暴飲暴食など、体に負担をかける以外で、自分に合ったストレス解消方法を見つけましょう。

3.過敏性腸症候群が疑われる場合の対処方法

この項では、過敏性腸症候群の治療方法などを紹介します。

3-1.便秘や下痢が1か月以上続いたら病院を受診する

便秘や下痢が長期間にわたって続く場合、大腸がん、腸炎などの病気が疑われます。また、環境の変化や気候などによっても、排便のリズムが狂うことがあるでしょう。便秘や下痢が1か月以上続いて改善の様子が見えない場合は、内科や消化器科を受診しましょう。その際、便秘や下痢が起きやすい時期や、体重減少、食欲不振などほかの症状が併せて出ていないかを確認していくのがおすすめです。

3-2.腸に異常がない場合、過敏性腸症候群の治療実績がある病院を受診する

レントゲン検査などで腸に異常がないことが分かった場合、過敏性腸症候群の治療実績がある病院を受診し、治療を受けるのがおすすめです。過敏性腸症候群の治療実績がある病院ならば治療方法も複数あり、患者さんの症状に合った治療法を提示してくれるでしょう。過敏性腸症候群の治療実績については、病院のサイトを確認してください。

3-3.必要ならば精神科や心療内科の治療と併用する

人によっては、精神科や心療内科で受けることができる治療が効果的なことがあります。投薬で便秘や下痢といった身体的な症状を解消し、精神科や心療内科でストレスとうまく付き合っていく方法などの指導を受けてもいいでしょう。

4.過敏性腸症候群に関するよくある質問

この項では、過敏性腸症候群に関する質問を紹介します。

Q.過敏性腸症候群は、性別や年齢問わず発症するものですか?
A.はい。年齢や性別問わずに発症します。

Q.過敏性腸症候群は、自然治癒する可能性はあるでしょうか?
A.ストレスが軽減すれば、症状が出なくなることもあります。

Q.過敏性腸症候群は、再発することはあるでしょうか?
A.はい。一度症状が軽減しても再び強いストレスがかかれば、再発することもあります。

Q.過敏性腸症候群と胃腸炎やがんとの違いはなんですか?
A.過敏性腸症候群の場合は、ストレスがかからなくなれば症状が一気に軽減します。また、体重減少や食欲不振など、胃腸症状以外は出にくいのも特徴です。

Q.過敏性腸症候群は、いきなり発症することがありますか?
A.はい。強いストレスがかかると人によっては急に発症することもあるでしょう。

まとめ

今回は、過敏性腸症候群の原因や対処方法を紹介しました。過敏性腸症候群の症状は、腸炎や大腸がんなどほかの病気の症状と区別がつきにくいことがあります。個人で判断せず、まずは病院を受診しましょう。過敏性腸症候群と診断されたら、薬で症状をコントロールしながら、上手なストレス発散法を身につけると症状軽減に効果的です。