冬に関節痛が起きる原因と痛みが出たときの対処法と予防法

冬に関節痛が起きる原因は何? 痛みが出たときの対処法と予防法

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

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十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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冬になると気温が低くなります。体が冷えやすくなるため、関節痛が現れやすくなる人は増えるでしょう。毎年、冬場に関節痛を起こす人は何かしらの原因があるものです。冬に関節痛が現れる原因と対処法、関節痛を未然に防ぐ方法、絶対にやってはいけない注意点について説明します。日ごろの生活に気をつけながら、少しずつ関節痛を改善していきましょう。

01. 冬に関節痛が現れる原因と対処法

なぜ冬になると関節痛になるのでしょうか。何かの病気になっているのでは…と不安になりがちですが、原因をきちんと把握しておけば正しい対処法ができます。自分に合った方法で治すためにも、原因と対処法をしっかりチェックしておきましょう。

1‐1.気温の低下による「血行不良」

冬になると一気に気温が低下します。特に、冬の朝と夜は寒さが厳しくなるでしょう。気温の低下によって自然と体も冷えてしまいます。体の冷えはさまざまなところに悪影響をおよぼすものです。血液の流れが悪くなってしまい、臓器の活動が低下します。そして、血行不良は関節痛にも深く関係しているのです。関節をスムーズに動かすには酸素や栄養素が必要になります。酸素や栄養素は血液によって必要なところに流れるものです。

つまり、血行不良になってしまえば十分な酸素と栄養素が行き渡らなくなってしまいます。
よって、冬になると関節痛がやってくるのです。体の冷え、冷え性を持っている人は特に注意しなければなりません。できるだけ早めに冷え性を改善しておきましょう。

1‐2.寒さによる「運動不足」

冬に関節痛が現れる原因は「運動不足」にあります。そとが寒くなるため、気軽にジョギングする機会もなくなるのです。結果、「運動不足」になってしまいます。冬は運動不足になりがちなので自分でしっかり管理しておかなければなりません。温水プールで体を動かす、家の中でストレッチをする、暖かい日にはできるだけ体を動かすなど工夫が大切です。運動不足は関節の動きがにぶく、可動域が狭くなります。余計に関節痛がひどくなる一方です。

少し動かすだけでも痛みがある場合、ゆっくり少しずつ関節のまわりをほぐしていきましょう。お風呂あがりは筋肉や関節がやわらかくなっているのでストレッチをしてください。毎日少しずつストレッチを続けていけば、可動域が大きく、関節の動きもやわらかくなります。

1‐3.軟骨がすり減っている証拠

冬に関節痛が出てくる際の原因は、ほとんどが「血行不良」と「運動不足」になります。しかし、中には「軟骨のすり減り」が原因になっている可能性も高いです。関節の軟骨は骨と骨の間にあります。軟骨がすり減ると骨同士がぶつかり合い、炎症を起こしてしまうのです。炎症によって関節痛が出てきてしまいます。夏は関節痛がないのに冬はある、心当たりのある人は軟骨がすり減っている証拠でしょう。軟骨のすり減りは「加齢」が主な原因です。できるだけ早めに解決しなければ、徐々に悪化してしまいます。最悪なケース、歩行が困難になるでしょう。悪化する前に1度診察を受けてください。