虫歯と肩こりは関係があった!? 虫歯で肩がこる原因と対処法とは?

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

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十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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虫歯も肩こりも、多くの人が悩んでいるものです。一見すると何の関係もなさそうなこの2つの体の不調ですが、実は関連がある場合もあります。特に、虫歯が原因で肩こりが発生する例は珍しくなく、ひどい場合は肩と歯の痛みで日常生活に支障が出ることもあるでしょう。
そこで、今回は虫歯と肩こりの関係について解説します。

この記事を読めば、虫歯治療の大切さや肩こりを放置しておく怖さなども分かるでしょう。興味がある人は、ぜひ読んでみてくださいね。

01. 虫歯が原因で肩がこる理由

はじめに、虫歯が原因で肩こりが起こる原因などについて解説します。なぜ、虫歯になると肩こりが起こることがあるのでしょうか?

1-1.虫歯が原因で肩こりが起こる理由

虫歯とは、ミュータンス菌が歯を溶かしていく病気です。虫歯が進行するにつれて強い痛みが出てくるのが特徴で、歯医者で適切な治療を受けない限り、治ることはありません。初期の頃は熱いものや冷たいものがしみる程度なので、我慢する人もいるでしょう。歯は、ものをかむ時に体重の2~3倍の力がかかるものです。すべての歯に均等に力がかかっていれば、あごや首の筋肉にも均等に力がかかります。しかし、虫歯になるとその部分で食べ物をかめなくなり、と力のかかり方がいびつになるのです。そのため、肩から首の筋肉に余計な負担がかかり、肩こりが発生します。

1-2.治療中も要注意

さて、虫歯の治療中も注意が必要です。虫歯の治療は、進行しているほど時間がかかります。治療中の歯も力を入れると痛むことがあるので、ものを噛むときに力の偏りが出やすいでしょう。そのため、肩こりが出やすくなります。なお、虫歯以外でも親知らずを抜いたときや、入れ歯・差し歯を使い始めた時などは肩こりが発生しやすいでしょう。また、痛みをこらえるための姿勢も、肩こりを誘発することがあります。

1-3.歯ぎしりでも肩こりが起こる

これまで、虫歯が原因で噛み合わせの不具合が生じ、肩こりが発生するメカニズムを解説しました。これ以外にも、歯ぎしりが原因で肩こりが起こることもあります。歯ぎしりとは、寝ている間に歯を強くかみ合わせることですが、起きているときも無意識に歯を強くかみ合わせる癖がある人も珍しくありません。歯ぎしりをすると、食べ物がない分歯や首、肩の筋肉に余計な負荷がかかります。そのため、肩こりが起こりやすいでしょう。また、歯の割れやすり減りといったトラブルも起こりやすくなります。