銀歯が痛い場合はがまんしてはダメ? 対処法や治療方法を解説!

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「虫歯の治療で銀歯になったが、痛みが出て不安だ」と悩んでいる人はいませんか? 銀歯を被(かぶ)せた直後は、歯の神経が過敏になっているため、一時的に痛みが出ることもあります。しかし、痛みが何日も続く場合や、治療から時間がたってから痛み出したときは、至急、対処が必要なことがあるのです。

今回は、銀歯が痛い場合の対処方法を紹介しましょう。

  1. 銀歯が痛い原因
  2. 治療後に痛みが出た場合の対処法
  3. 銀歯が痛いときの治療方法
  4. 銀歯の痛みに関するよくある質問

この記事を読めば、歯医者に行く目安も分かります。虫歯の治療後、銀歯が痛いと悩んでいる人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.銀歯が痛い原因

はじめに、銀歯を歯に被せた後に痛みが出る原因や痛みの種類などを紹介します。

1-1.銀歯を用いた歯の治療について

銀歯とは、歯の詰めものや被せものとして使われる銀を含んだ合金です。虫歯を削った後に詰めたり被せたりして使います。健康保険が適用されるので、かつては多くの人が利用していました。現在は、見た目や金属アレルギー等の問題により、樹脂やセラミックを使う人も増えています。

1-2.治療後すぐに銀歯の痛みが出る原因

治療した後すぐに、銀歯に痛みを感じる場合は以下のような原因が考えられます。

  1. 虫歯の治療によって歯の神経(歯髄:しずい)が敏感になっている
  2. 銀歯により飲食物の熱さや冷たさが歯の神経に伝わりやすくなっている
  3. 歯のかみ合わせが合っていない

1・2の場合は、時間がたつにつれて痛みが治まってくることが多いでしょう。ただし、3の場合はかみ合わせを調整しなければ、痛みが治まらないケースもあります。かむと激しい痛みがある場合は、再度歯医者を受診してかみ合わせを調整してもらいましょう。

1-3.治療後時間がたってから痛みが出る原因

治療後に時間がたってから痛みが出る原因には、以下のようなものがあります。

  1. 銀歯の下で虫歯が再発した
  2. 銀歯を詰めたり被せたりした歯の根が炎症を起こした(歯根膜炎:しこんまくえん)
  3. 銀歯の周辺歯茎が炎症を起こした(歯周病)

場合によっては、治療後何年かたって痛みが出ることもあるでしょう。時間がたってから痛みが出る場合は、歯医者を受診して銀歯の状態を診てもらうことが大切です。

1-4.銀歯の痛みを放置しておく危険性

前述したように、銀歯を入れた直後の痛みは、歯の神経が落ちついてくるにつれて治まることが多いでしょう。歯科医も痛みが出ることを見越して、鎮痛剤を処方することもあります。しかし、痛みが強くなってくる場合や、治療後時間がたってから痛み出した銀歯を放っておけば、歯の状態がどんどん悪くなるでしょう。

原因によっては、周辺の歯も悪影響を受けてしまいます。ですから、痛みが続く場合や、治療後時間がたってから痛みが出た場合は、至急歯医者を受診することが大切です。

2.治療後に痛みが出た場合の対処法

治療後すぐに銀歯が痛い場合は、できるだけ銀歯を刺激しないことが大切です。特に、治療した当日は熱いもの・冷たいもの・固いものを食べるのは避けてください。また、鎮痛剤を服用してもかまいません。2,3日で痛みが落ちついたら、その後は様子を見てください。なお、痛いからといって銀歯をつついたり、歯ブラシでこすったりすることはやめましょう。

3.銀歯が痛いときの治療方法

この項では、銀歯が痛い場合、病院で行う治療について解説します。

3-1.かみ合わせが合っていない場合の治療方法

治療直後から歯をかむたびに痛みが出る場合、かみ合わせを調整する治療が行われます。銀歯を削るなどして高さを調整するので、1~2回の治療になることが一般的です。健康保険が適用になるので、費用は数百円~数千円になります。

3-2.虫歯の再発や歯根膜炎の治療

虫歯が再発したり、歯根膜炎を発症していたりした場合は、1度銀歯を外して再治療します。場合によっては神経を抜いたり抜歯しなければならないこともあるでしょう。早めに治療を行うほど、治療期間も短くて済み、歯を残せる可能性も高くなります。

虫歯や歯根膜炎の治療は健康保険が適用されますが、抜歯後に差し歯やブリッジ・インプラントをする場合、健康保険が使えない治療も珍しくありません。ですから、治療費はどのような治療方法を選択するかによって、数千円~数十万円と幅があります。

3-3.歯周病の治療

銀歯を歯に被せたり詰めたりして時間がたつと、歯と銀歯の間に隙間ができて食べかすなどがたまりやすくなることがあります。すると、銀歯の周辺が歯周病になりやすくなるでしょう。歯周病は、歯茎が炎症を起こして歯を支える力が弱まっていく病気です。

日本では、30代以上の7割が歯周病を患っているといわれています。高齢になると歯が抜ける原因は虫歯より歯周病の方が多くなり、早期発見・早期治療が大切です。歯周病も進行すれば、抜歯が必要になります。また、虫歯などの治療と同じように、差し歯や入れ歯に健康保険が適用できないものを選ぶと、治療費が数十万円かかることもあるでしょう。

3-4.定期的に歯医者で検診を受けることが大切

銀歯の虫歯や歯周病を早期発見・治療するには、定期的に歯医者で検診を受けることが大切です。20代は1年に1度、30代になったら、半年に1度程度の割合で、歯の様子を診てもらったり歯垢(しこう)除去を受けましょう。歯医者が大好きという人はいませんが、検診ならば痛みを伴う治療は必要ありません。ぜひ、かかりつけの歯科医を作りましょう。

4.銀歯の痛みに関するよくある質問

この項では、銀歯の痛みに関するよくある質問を紹介します。

Q.銀歯が外れてしまった場合も、すぐに治療が必要ですか?

A.はい。すぐに歯科医院を受診してください。自分で無理につけようとしてはいけません。

Q.樹脂やプラスチックの詰めもの・被せものをすれば歯の痛みは出ないでしょうか?

A.そんなことはありません。治療後、歯の神経が敏感になっている場合は痛みが出ることもあります。

Q.銀歯も経年と共に劣化するでしょうか?

A.はい。劣化して隙間ができるとそこに食べかすがたまり虫歯になることもあります。だからこそ定期検診が必要です。

Q.銀歯で金属アレルギーとなり、痛みが出ることはありますか?

A.アレルギー症状として歯の痛みが出ることはごくまれです。しかし、歯や歯茎に全く異常がないのに痛みが引かない場合は、金属アレルギーの症状の可能性があります。その場合、銀歯ではなく樹脂やプラスチックを使った治療を再度受けてください。

Q.かみ合わせが合わず痛みが出る場合、がまんしていたらだんだんと合ってくることはありますか?

A.その可能性はほぼないので、できるだけ早く再治療を受けてください。

まとめ

今回は、銀歯が痛い原因や対処方法を紹介しました。医師から銀歯を入れる際、「治療後、しばらく痛みが出ることもある」と説明されることもあります。しかし、鎮痛剤を飲まないとがまんできない痛みが2日以上続く場合は、再治療が必要です。特に、かむと痛い場合は至急、再治療を受けましょう。また、数年たって痛みが出た場合も治療が必要なので、至急、歯医者を受診してください。放置してはいけません。