口呼吸の健康への影響と鼻呼吸を身につける方法を紹介

口呼吸は体に悪い? 健康への影響と鼻呼吸を身につける方法を紹介!

十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典

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十字屋平蔵薬局 店長・薬剤師 富居博典
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人の体は本来、鼻から呼吸をするようにできています。しかし、何らかの原因で鼻から呼吸がしにくくなると代わりに口呼吸をするようになるのです。鼻でも口でも呼吸ができればいいのではないか、と思う方もいるでしょう。しかし、口呼吸を続けていると体に悪影響が出ることも多いのです。そこで、今回は鼻呼吸と口呼吸の違いや口呼吸が体に与えるデメリット、矯正方法などをご紹介しましょう。

口呼吸は一度習慣付いてしまうとなかなか改善できません。口呼吸を改善したいという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

01. 口呼吸と鼻呼吸の違いは?

この項では、口呼吸と鼻呼吸の違いについて説明します。いったいどんな違いがあるのでしょうか?

1-1.鼻呼吸とは?

鼻呼吸とは、鼻で呼吸をする方法です。鼻呼吸が正常に行えていれば、口をピッタリ閉じて長時間過ごしても問題ありません。風邪などで鼻詰まりが起こると一時的に口呼吸になりますが、通常は鼻詰まりが解消すればすぐに元に戻ります。

1-2.口呼吸とは?

口呼吸とは、文字どおり口で息をしていることです。口呼吸をしている方は、常時口が開いています。自分が口呼吸をしているかどうかよく分からないという方は、自分の顔を1~2分鏡に映し続けてみてください。だんだんと口が開いてきたり口を十秒以上閉じていられなかったりする場合は、口呼吸の可能性が高いのです。

1-3.口呼吸と鼻呼吸の違いは?

口と鼻は奥の方でつながっています。鼻の奥は上咽頭(じょういんとう)という名前で喉の入り口とされているのです。一方、口の奥は中咽頭という名前が付いています。しかし、鼻は粘膜や鼻毛で空気中の汚れをブロックしてきれいな空気を気管に送りますが、口呼吸は外気をそのまま喉の奥に取りこむのです。つまり、口呼吸の方は汚れた空気を体内に取り込んでいます。

1-4.口呼吸が増えているって本当?

人は鼻で呼吸をするように、生まれた時から自然と訓練をしています。生まれたばかりの赤ちゃんは母乳やミルクを飲んで育ちますが、飲んでいる最中は必ず鼻呼吸になるのです。しかし、あまりに早く乳離れをさせてしまうと赤ちゃんは鼻呼吸の習慣がつきにくくなります。日本では、30年ほど前から赤ちゃんの月例に合わせて一斉に離乳食が開始され続けているのです。この時、まだ鼻呼吸を覚えきれていないと、口呼吸になりやすいと言われています。これが、日本で口呼吸が増えている一因です。